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公開番号2024138996
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-09
出願番号2023049751
出願日2023-03-27
発明の名称自動排水装置
出願人株式会社栗本鐵工所
代理人個人,個人,個人
主分類E03B 7/12 20060101AFI20241002BHJP(上水;下水)
要約【課題】自動排水装置を寒冷地でも凍結深度よりも浅い位置に設置できるようにする。
【解決手段】捨水配管5に介設される接続配管11と熱交換するための直管状のヒートパイプ18を、その一端が接続配管11の外壁に接続され、接続配管11から真下に延びる姿勢で設けて、冬季で地中の温度が地表より高いときは、ヒートパイプ18の下端部(他端部)で吸収された熱が上端部(一端部)で放熱されて接続配管11の外壁に伝達され、接続配管11全体および自動排水装置1内の滞留水が温められて凍結を防止できるようにした。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
上水道の水道本管から排水系までの捨水配管の途中で地中に埋設され、自動的に上水道の水を排水系に捨水する自動排水装置において、
前記捨水配管の水道本管側の管路と前記排水系側の管路との間に介設される接続配管を備え、
前記接続配管と熱交換するためのヒートパイプが、その一端を接続配管の外壁に接続され、他端が一端よりも下方に位置する姿勢で設けられていることを特徴とする自動排水装置。
続きを表示(約 150 文字)【請求項2】
前記ヒートパイプは、直管状に形成され、前記接続配管から真下に延びるように配置されていることを特徴とする請求項1に記載の自動排水装置。
【請求項3】
前記接続配管の少なくとも一部に保温材が被せられていることを特徴とする請求項1または2に記載の自動排水装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、上水道の捨水配管の途中に設けられ、自動的に上水道の水を捨水する自動排水装置に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
上水道の水(以下、「水道水」ともいう。)は、浄水場で注入された塩素が配水管網全体で遊離残留塩素として保持されており、衛生性を確保するため、管路末端部での残留塩素濃度を0.1mg/L以上とすることが義務付けられている。しかし、上水道の管路末端部等で水道水が滞留した場合には、時間の経過とともに残留塩素濃度が低下して水質が劣化することが問題となる。
【0003】
水道水の水質劣化に対する対策として、多くの事業体では、水道本管の管路末端部や管網の滞留部等から排水溝等の排水系まで捨水配管を設け、捨水、すなわち捨水配管から排水系への常時排水や、捨水配管に設けた排水バルブを作業員が開閉することによる定期排水を行っている。しかし、常時排水は無収水量の増加や水資源の損失が問題となり、定期排水は、作業員が排水バルブの設置場所に赴いて排水バルブの開閉作業を行う必要があるため、作業員の労務負担の問題がある。
【0004】
上記の常時排水や定期排水の問題を解決するため、捨水配管の途中に、電磁弁等の排水バルブと、その排水バルブの開閉をタイマ等で制御するコントローラとを備えた自動排水装置を設置し、任意のタイミングで自動的に捨水を行えるようにすることが提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特許第7050833号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ところで、上記のような自動排水装置は、冬季にも使用されるため、冬季に凍結のおそれのある地域に設置する場合には凍結防止対策を施しておく必要がある。その凍結防止対策は、寒冷地以外では、一般に、自動排水装置が収納される量水器ボックスやマンホールの蓋の内側面に保温材を取り付けて、外部冷気の侵入を防ぐようにしている。
【0007】
しかし、寒冷地の場合は、上記のような保温材の取付けのみでは凍結を防止することが困難なので、自動排水装置を凍結深度よりも深い位置に埋設する必要がある。このため、凍結深度よりも浅い位置に設置する場合に比べて、自動排水装置を設置する際の施工費が高くなり、設置後にメンテナンスを行うときの作業性が劣るという問題がある。
【0008】
そこで、本発明は、自動排水装置を寒冷地でも凍結深度よりも浅い位置に設置できるようにすることを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記の課題を解決するため、本発明は、上水道の水道本管から排水系までの捨水配管の途中で地中に埋設され、自動的に上水道の水を排水系に捨水する自動排水装置において、前記捨水配管の水道本管側の管路と前記排水系側の管路との間に介設される接続配管を備え、前記接続配管と熱交換するためのヒートパイプが、その一端を接続配管の外壁に接続され、他端が一端よりも下方に位置する姿勢で設けられている構成(構成1)を採用した。また、他端が凍結深度より深い位置まで達しているとより効果的である。
【0010】
上記構成1の自動排水装置では、冬季で地中の温度が地表より高いときは、ヒートパイプの他端部で吸収された熱が一端部で放熱されて接続配管の外壁に伝達され、接続配管全体および自動排水装置内の滞留水が温められることによって凍結を防止できるので、寒冷地でも凍結深度よりも浅い位置に設置することができる。
(【0011】以降は省略されています)

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