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公開番号
2024169815
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-12-06
出願番号
2023086578
出願日
2023-05-26
発明の名称
仮設トイレシステム
出願人
島田建設工業株式会社
代理人
翠弁理士法人
主分類
E03D
11/00 20060101AFI20241129BHJP(上水;下水)
要約
【課題】初期雨水を貯水タンクに流入することを防ぎ、泥やゴミなどの不純物の少ない雨水を貯水タンクに貯留可能とし、当該雨水によって便器の洗浄を可能とするシステムを得る。
【解決手段】床タンク2と、便器と、扉部を備えた側壁4と、当該側壁4の内部を被覆する屋根部材8とを備え、屋根部材8には、雨水を貯留可能とする凹部12を備え、当該凹部12に連通管16を通じて連通可能な貯水タンク21を連結し、当該貯水タンク21から上記便器に上記雨水を供給可能とする。上記連通管16には、上記床タンク2側に突出したU字型の湾曲部28を備えるとともに、当該湾曲部28の先端から分岐管32の一端を接続し、当該分岐管32と排出管33との間に貯留管35を連通可能に備え、当該貯留管35内には、当該貯留管35と上記分岐管32との接続部、または当該貯留管35と上記排出管33との接続部のいずれか一方を閉止可能とする浮き球を収納している。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
床タンクと、当該床タンク上に配置した便器と、当該便器を取り囲むとともに扉部を備えた側壁と、当該側壁の上端に配置するとともに当該側壁の内部を被覆する屋根部材とを備え、上記屋根部材には、雨水を貯留可能とする凹部を備えるとともに、当該凹部に連通管を通じて連通可能とするとともに上記雨水を貯留可能とする貯水タンクを連結し、当該貯水タンクから上記便器に上記雨水を供給可能とした仮設トイレシステムにおいて、上記連通管には、上記床タンク側に突出したU字型の湾曲部を備えるとともに、当該湾曲部の先端から上記床タンク側に延びる分岐管の一端を、当該湾曲部に連通可能に接続し、当該分岐管の他端に排出管を設け、当該分岐管と上記排出管との間に、当該分岐管よりも径大な貯留管を連通可能に備えるとともに、当該貯留管内には、当該貯留管と上記分岐管との接続部、または当該貯留管と上記排出管との接続部のいずれか一方を閉止可能とする浮き球を収納したことを特徴とする仮設トイレシステム。
続きを表示(約 240 文字)
【請求項2】
上記排出管は、その先端側の内径を、上記連通管よりも径小としたことを特徴とする請求項1の仮設トイレシステム。
【請求項3】
上記凹部は、その底部が上記連通管との連通部に向かって上記床タンク側に傾斜して成ることを特徴とする請求項1の仮設トイレシステム。
【請求項4】
上記屋根部材は、上記側壁の内部を被覆する天板と、当該天板の上面に載置されるとともに、上記凹部を備えた雨水収集屋根とから成ることを特徴とする請求項3の仮設トイレシステム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本願発明は、工事現場等の屋外に設置して使用する仮設トイレシステムに関するものである。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2012-57383号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
工事現場等の屋外に設置する仮設トイレであって、床タンクと、当該床タンクに配置した便器と、当該便器を取り囲む扉部を備えた側壁と、当該側壁の上端に配置するとともに当該側壁の内部を被覆する屋根部材と、上記便器に水を供給可能とする給水タンクとを備えたものが既に公知となっている。
【0005】
しかしながら、このような仮設トイレは工事現場や建設現場、あるいは公園、遊興施設等の屋外に一時的に設置されるものであるから、上記給水タンクを水道に接続していないものが一般的である。そのため、必要に応じて給水タンクに水を供給する必要があることから、作業者が当該仮設トイレまでその都度水を運び、給水タンクへの給水作業を行わなければならず作業が煩雑であるとともに人手を要するためコストがかかるものとなっていた。
【0006】
上記の如き給水の煩雑さや手間を解消するため、特許文献1に示す如く屋根部材にて雨水を受水し、当該雨水を貯水タンク内に貯留することにより、当該貯水タンクの水にて当該便器の洗浄を可能とするものが既に公知となっている。
【0007】
しかしながら上記の如く雨水を貯水タンクに貯留して便器の洗浄に使用する場合、降雨当初の初期雨水には多くの不純物が含まれるとともに、降雨前に屋根部材に堆積した泥やゴミ等も雨水と一緒に貯水タンクに流れ込むという問題が生じていた。そのため、当該貯水タンク内に多量の泥やゴミ等が混入するものとなり、当該初期雨水によって便器の洗浄を行った場合に、当該便器が上記不純物により汚れたり、便器に接続された排水管が詰まって不具合が生じる等の問題が懸念されていた。
【0008】
そこで本発明は上記課題を解決するため、初期雨水が貯水タンクに流入する事態を防ぐことにより泥やゴミ等の不純物の少ない雨水を貯水タンクに貯留可能とし、貯水タンクから不純物の少ない雨水を供給して便器の洗浄を可能とする仮設トイレシステムを得ようとするものである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
そこで本願発明は、床タンクと、当該床タンク上に配置した便器と、当該便器を取り囲むとともに扉部を備えた側壁と、当該側壁の上端に配置するとともに当該側壁の内部を被覆する屋根部材とを備え、上記屋根部材には、雨水を貯留可能とする凹部を備えるとともに、当該凹部に連通管を通じて連通可能とするとともに上記雨水を貯留可能とする貯水タンクを連結し、当該貯水タンクから上記便器に上記雨水を供給可能とした仮設トイレシステムにおいて、上記連通管には、上記床タンク側に突出したU字型の湾曲部を備えるとともに、当該湾曲部の先端から上記床タンク側に延びる分岐管の一端を、当該湾曲部に連通可能に接続し、当該分岐管の他端に排出管を設け、当該分岐管と上記排出管との間に、当該分岐管よりも径大な貯留管を連通可能に備えるとともに、当該貯留管内には、当該貯留管と上記分岐管との接続部、または当該貯留管と上記排出管との接続部のいずれか一方を閉止可能とする浮き球を収納したものである。
【0010】
また、上記排出管は、その先端側の内径を上記連通管よりも径小としたものであってもよい。このように排出管を径小とすることにより、貯留管に貯留した初期雨水の排出を、上記連通管における雨水の流通よりも遅くすることができる。そのため、当該貯留管に貯留した初期雨水が長時間当該貯留管に留まることから、上記初期雨水が貯留管に流入した後の大半の雨水は、当該貯留管よりも上記貯水タンク側に流通を促される。よって、初期雨水の採取以降に連通管内に流入した雨水は、貯水タンクに効率的に移送されるものとなる。
(【0011】以降は省略されています)
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