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公開番号2024138638
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-09
出願番号2023049227
出願日2023-03-27
発明の名称排水装置
出願人株式会社日本アルファ
代理人個人
主分類E03C 1/24 20060101AFI20241002BHJP(上水;下水)
要約【課題】オーバーフロー口からの泡の溢れ出しをより確実に防止することができ、衛生性や使用時における快適性を高めることができる排水装置を提供する。
【解決手段】排水装置の本体管33aには、当該本体管33aの内部空間とオーバーフロー管7の内部空間とを連通する合流開口33dが形成されている。合流開口33dは、鉛直方向長さが水平方向長さよりも小さな横長形状をなす。本体管33aは、合流開口33dの直下方位置に設けられ、排水口102を通って本体管33aを流下する排水が打ち当たるように構成された貯水発生部33eを有する。本体管33aを排水が流れるときに、貯水発生部33eに対する当該排水の打ち当たりに伴い当該排水による一時的な貯水を貯水発生部33e上で発生させることができ、この一時的な貯水によって、合流開口33dを介した本体管33aとオーバーフロー管7との間の通気を抑制可能である。
【選択図】 図3
特許請求の範囲【請求項1】
槽体の側壁部に設けられたオーバーフロー口から、前記槽体の排水口を通過した排水の流れる配管に至り、前記オーバーフロー口から流入した水を前記配管へと案内するためのオーバーフロー管を備えてなる排水装置であって、
前記配管には、当該配管の内部空間と前記オーバーフロー管の内部空間とを連通する合流開口が形成されており、
前記合流開口は、鉛直方向長さが水平方向長さよりも小さなものとされた横長形状をなし、
前記配管は、前記合流開口の直下方位置に設けられ、前記排水口を通って当該配管を流下する排水が打ち当たるように構成された貯水発生部を有し、
前記排水口を通過して前記配管を排水が流れるときに、前記貯水発生部に対する当該排水の打ち当たりに伴い当該排水による一時的な貯水を当該貯水発生部上で発生可能に構成されており、
前記一時的な貯水によって、前記合流開口を介した前記配管と前記オーバーフロー管との間の通気を抑制可能に構成されていることを特徴とする排水装置。
続きを表示(約 270 文字)【請求項2】
前記配管は、前記合流開口を形成する面の最下部と前記貯水発生部の上面とが同じ高さとなるように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の排水装置。
【請求項3】
前記貯水発生部に立設されており、前記貯水発生部上で発生した一時的な貯水が前記配管における排水の流れ方向下流側に流れ出すことを抑制可能な流出抑制部を備え、
前記流出抑制部の一部には、前記配管における排水の流れ方向下流側に向けて前記一時的な貯水を通過可能とするための通水部が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の排水装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、槽体やその周辺に設けられる排水装置に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
槽体(例えば、浴槽や洗面器など)やその周辺には、数々の排水装置が設けられている。排水装置としては、例えば、排水口を通過した排水が流れ込む配管や栓蓋を上下移動可能な状態で支持する支持軸機構等を有する装置などを挙げることができる。
【0003】
また、排水装置としては、槽体の側壁部に設けられたオーバーフロー口から前記配管に至り、オーバーフロー口から流入した水を前記配管へと案内するためのオーバーフロー管を備えたものが存在している(例えば、特許文献1等参照)。この種の排水装置は、槽体からの水の溢れ出しを防止するために設けられている。また、この種の排水装置においては、オーバーフロー管が配管へと合流するため、オーバーフロー口を通過した排水と、排水口を通過した排水とを最終的に共通の流路(配管)を通して流すことができ、部品点数の削減などのメリットを得ることができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2004-183225号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、オーバーフロー管を有する排水装置においては、石鹸やハンドソープ等を使用して手を洗った場合などに、配管内の泡がオーバーフロー管に逆流して、オーバーフロー口から泡が溢れ出るおそれがある。オーバーフロー口からの泡の溢れ出しは、衛生性や使用時における快適性を損なう要因となり得る。
【0006】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、オーバーフロー口からの泡の溢れ出しをより確実に防止することができ、衛生性や使用時における快適性を高めることができる排水装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
以下、上記目的を解決するのに適した各手段につき、項分けして説明する。なお、必要に応じて対応する手段に特有の作用効果を付記する。
【0008】
手段1.槽体の側壁部に設けられたオーバーフロー口から、前記槽体の排水口を通過した排水の流れる配管に至り、前記オーバーフロー口から流入した水を前記配管へと案内するためのオーバーフロー管を備えてなる排水装置であって、
前記配管には、当該配管の内部空間と前記オーバーフロー管の内部空間とを連通する合流開口が形成されており、
前記合流開口は、鉛直方向長さが水平方向長さよりも小さなものとされた横長形状をなし、
前記配管は、前記合流開口の直下方位置に設けられ、前記排水口を通って当該配管を流下する排水が打ち当たるように構成された貯水発生部を有し、
前記排水口を通過して前記配管を排水が流れるときに、前記貯水発生部に対する当該排水の打ち当たりに伴い当該排水による一時的な貯水を当該貯水発生部上で発生可能に構成されており、
前記一時的な貯水によって、前記合流開口を介した前記配管と前記オーバーフロー管との間の通気を抑制可能に構成されていることを特徴とする排水装置。
【0009】
尚、「一時的な貯水」とあるのは、例えば排水トラップの封水のように長時間に亘って存在し続ける貯水ではなく、配管を排水が流れている最中にのみ生じる貯水をいう。
【0010】
上記手段1によれば、排水口を通過して配管を排水が流れるときに、貯水発生部によって、当該貯水発生部上に一時的な貯水を発生させることができる。そして、この発生した一時的な貯水によって、合流開口を介した配管とオーバーフロー管との間の通気を抑制することができる。ここで、上記手段1によれば、合流開口が横長形状とされているため、貯水発生部上に発生した一時的な貯水の高さが比較的小さなものであっても、合流開口を介した配管とオーバーフロー管との間の通気をより効果的に抑制しやすくなる。そのため、合流開口を介して配管内の泡がオーバーフロー管へと逆流することをより確実に抑制でき、ひいてはオーバーフロー口からの泡の溢れ出しをより確実に防止することができる。その結果、衛生性や使用時における快適性を高めることができる。
(【0011】以降は省略されています)

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