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公開番号2024160777
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-11-15
出願番号2023076124
出願日2023-05-02
発明の名称横引き排水管
出願人株式会社カワトT.P.C.
代理人個人
主分類E03C 1/122 20060101AFI20241108BHJP(上水;下水)
要約【課題】
従来の横引き排水管のエルボ管の部分については、直管の切断時におけるバリによる突起や、直管の切断面が直角かつ平面でないことにより溝が生じるおそれがある。このため、横引き排水管の内部の突起や溝があることにより、前述の雑排水や汚水が付着し易くなり、微生物の繁殖がし易くなり、所謂ヌメリが発生することになった。そのため、定期的に、排水管の掃除が必要になるという問題があった。
【解決手段】
横引き配管1は、管の呼び径の8倍から12倍の曲げ半径で曲げられた曲げ箇所を1か所以上有し、排水が必要な排水付器具の器具排水口側接続孔9から、立て管の立て管側接続孔8までを、1本の熱可塑性樹脂管で接続するように形成されている。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
管の呼び径の8倍から12倍の曲げ半径で曲げられた曲げ箇所を1か所以上有し、排水が必要な排水付器具の器具排水口側接続孔から、立て管の立て管側接続孔までを、1本の熱可塑性樹脂管で接続するように形成された横引き排水管。
続きを表示(約 460 文字)【請求項2】
管の呼び径の8倍から12倍の曲げ半径で曲げられた曲げ箇所を1か所以上有し、排水が必要な排水付器具の器具排水口側接続孔から、複数の排水管を集めた組立集合横引き排水管の集合管接続孔までを、1本の熱可塑性樹脂管で接続するように形成された横引き排水管。
【請求項3】
前記1本の熱可塑性樹脂管で形成された横引き排水管は三次元的形状に形成されている請求項1から請求項2の何れか1項記載の横引き排水管。
【請求項4】
前記1本の熱可塑性樹脂管で形成された横引き排水管は積層集合住宅の一戸単位での床下空間に合わせて共通の形状に形成されている請求項1から請求項2の何れか1項記載の横引き排水管。
【請求項5】
前記1本の熱可塑性樹脂管で形成された横引き排水管のうち、積層集合住宅の一戸単位の組み合わせにおける最も長い横引き排水管には、該最も長い横引き排水管と同じ管の呼び径の該最も長い横引き排水管以外が含まれている請求項1から請求項2の何れか1項記載の横引き排水管。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、集合住宅の床下に敷設されている横引き排水管に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
現在、戸建てや、複数の世帯単位の居住スペース(以下、一戸単位の区画と略す。)により形成された集合住宅に係わらず、新築する場合には、一戸単位の区画には、台所の流し台(シンク)、洗面所の洗面台、洗濯機を置く洗濯機パン(皿状の洗濯機置台)、浴室の浴槽や洗い場、トイレの便器を設けることが一般的になっている。
【0003】
このため、一戸単位の区画の床下には、前記の流し台、洗面台、洗濯機パン、浴槽、洗い場、便器等の排水が必要な器具(以下、排水付器具と略して総称する。)の夫々の器具排水口から、所定の排水集合管に接続するための排水用の管を設けて連通させる必要があった。
【0004】
複数の一戸単位の区画を上下に配置して積層させて構成されている集合住宅(以下、積層集合住宅と略す。なお、階数によっては高層住宅と呼ばれる場合があるが、この高層住宅も積層集合住宅に含まれる。)の、特に2階以上については、階上の一戸単位の区画と階下の一戸単位の区画を貫通する立て(堅)管が設けられており、これが、前記の排水集合管との機能を果たす構造が一般的であった。立て管については、前記の流し台、洗面台、洗濯機パン、浴槽、洗い場からの雑排水用と、便器からの汚水用に分ける構造又は、前記雑排水と汚水を1本の立て管にまとめて流す方式が、積層集合住宅の間取りや積層集合住宅全体の構造によって選択されていた。
【0005】
積層集合住宅の構造としては、各階の上下を仕切る鉄筋コンクリート製の構造躯体(スラブ)の上に一戸単位の区画の床を形成させる構造が一般的であり、この鉄筋コンクリート製の構造躯体と床部材(床材、根太等の木製材料や、金属やコンクリートなどで形成されたもの。)との間に形成された空間(以下、床下空間と略す。)に、排水付器具の器具排水口と立て管の接続口を設ける構造が一般的であった。そのため、前記の複数の排水付器具の器具排水口から前記の立て管の接続口までを、接続するための管(以下、横引き排水管と略す。なお、立て管側から見て枝管とも呼ばれている。)が設けられていた。
【0006】
床下空間に設ける横引き排水管については、複数の排水付器具の器具排水口から前記の立て管の接続口に向かって雑排水や汚水が滞留しないように、所定の勾配を付ける必要があった。勾配については、大きいほど良いが、設計の基準では、最小1/50(管径が大きくなるとこれより小さくても良いが、目安としてはこの程度が好ましい。)の勾配が必要とされていた。
【0007】
積層集合住宅の床下空間は、一戸単位の区画の居住空間を広く取る方が居住者にとって好ましいことや、積層集合住宅の高さ制限の関係でできるだけ、高さ方向が低いことが良いことになり、一般的な一戸建て住宅の床下空間の高さよりも低い構造になっていた。
なお、積層集合住宅の床下空間においても、構造躯体から床部材を支えるため、居住空間の間取りに合わせた床部材の支持部材が適当な個所に配置されているため、横引き排水管については、これを避けて敷設する必要があった。
【0008】
排水管、本出願については横引き排水管には、前述のように、雑排水や汚水が流される。
水道水についても、水道水にカルシウムやマグネシウムなどが溶けている。雑排水は、通常排水付器具側にフィルターや粗い網が設けられ、大きな固形物は流されないようになっているが、フィルターや粗い網を通過する微細な固形物や水道水に溶け込んだ煮汁・油脂・洗剤・石鹸・皮脂が流されることになる。また、汚水については、固形物が含まれることになる。
【0009】
そして、前述の雑排水や汚水が排水管に流されると、排水管の管内部に雑排水や汚水の一部が付着して堆積することになる。さらに、堆積物の煮汁や油脂等を栄養として微生物が繁殖することになる。これは、雑排水や汚水の流速が遅くなる横引き排水管に発生し易くなる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0010】
特開2003-342985号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
(【0011】以降は省略されています)

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