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公開番号2024142763
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-11
出願番号2023055074
出願日2023-03-30
発明の名称水栓
出願人SANEI株式会社
代理人弁理士法人岡田国際特許事務所
主分類E03C 1/042 20060101AFI20241003BHJP(上水;下水)
要約【課題】構造が簡潔で外観見栄えの良い水栓本体に対して吐水管が首振り可能に取付けられた水栓を提供する。
【解決手段】本体部2に対して吐水管3が首振り可能に取付けられた水栓1である。本体部2に設けられた小径部13と、吐水管3に設けられた本体連結部20と、を有し、小径部13が本体連結部20に挿入されて相対回転可能とされている。小径部13の外径部13aには中心軸Aに垂直な面で切った断面が略C字状で中心軸A方向に所定寸法延びる有底の規制孔16が形成されている。本体連結部20には、規制孔16の中に配置された状態で本体連結部20に棒先ねじ70で連結され、中心軸A方向の両端面が規制孔16の軸方向の両端縁壁面に摺動可能に当接し、周方向の両端部のいずれかが規制孔16の周方向の両端縁部のいずれかに当接することで小径部13に対する本体連結部20の回転角度を規制するように構成されている。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
水栓本体に対して吐水管が首振り可能に取付けられた水栓であって、
前記水栓本体と前記吐水管とのうちの一方に設けられた略円筒状の第1接続部と、前記水栓本体と前記吐水管とのうちの他方に設けられた略円筒状の第2接続部と、を有し、
前記第1接続部が前記第2接続部に挿入されて中心軸を中心に相対回転可能とされており、
前記第1接続部の外径部には前記中心軸に垂直な面で切った断面が略C字状で前記中心軸の方向に所定寸法延びる有底の規制孔が形成されており、
前記第2接続部には前記規制孔の中に配置された規制部材が外側からビスで固定されており、
該規制部材は、前記中心軸の方向の両端面が前記規制孔における前記中心軸の方向の両端縁壁面に周方向に摺動可能に当接し、周方向の両端部のいずれかが前記規制孔における周方向の両端縁部のいずれかに当接することで前記第1接続部に対する前記第2接続部の前記中心軸を中心とする回転の角度を規制するように構成されている水栓。
続きを表示(約 330 文字)【請求項2】
請求項1において、
前記規制部材には前記第2接続部の内径面方向に開口する円柱状で有底の係止孔が形成されており、
前記第2接続部には前記係止孔と軸を一致させて径方向に延びる雌ねじが切られたねじ孔が形成されており、
前記ビスは先端に円柱状部分を有する棒先ねじであり、
前記円柱状部分を前記係止孔に挿入した状態で前記ビスを前記ねじ孔にねじ込むことによって前記規制部材を前記第2接続部に対して連結する構造となっている水栓。
【請求項3】
請求項2において、
前記ビスの頭部と、前記ねじ孔の開口部との間には、前記ビスの頭部が外部から視認できないようにする円柱状の蓋部材が配設されている水栓。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、水栓に関する。詳しくは、水栓本体に対して吐水管が首振り可能に取付けられた水栓に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
従来、水栓本体に対して吐水管が首振り可能に取付けられた水栓において、吐水管の首振り角度を規制する構造が提案されている。特許文献1に開示された水栓においては、吐水管と、吐水管が嵌装される水栓本体部と、水栓本体部の吐出口の内周面に接するように配置される環状の回動規制部材と、吐水管を水栓本体部に回転自在に接続するための固定ナットと、を有する。さらに、吐水管の吐水口と反対側端部に吐水管の側面部の一部が軸方向に延びて設けられた吐水管側規制部が配置され、回動規制部材の内周面から突出して形成された本体側規制部を有する。吐水管の回転運動に伴って吐水管側規制部が本体側規制部に当接することにより吐水管の回転運動が規制されるものとなっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第7061527号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記特許文献1に開示された水栓においては、回動規制部材に別部品の本体側規制部が取付けられており、構造が複雑であるという問題があった。また、固定ナットが水栓本体の外径より大きい外径を有する大型のもので全体が外部に露出している。これによって、水栓の外観品質の悪化を招くおそれがあるという問題があった。
【0005】
このような問題に鑑み本発明の課題は、構造が簡潔で外観見栄えの良い水栓本体に対して吐水管が首振り可能に取付けられた水栓を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の第1発明は、水栓本体に対して吐水管が首振り可能に取付けられた水栓であって、前記水栓本体と前記吐水管とのうちの一方に設けられた略円筒状の第1接続部と、前記水栓本体と前記吐水管とのうちの他方に設けられた略円筒状の第2接続部と、を有し、前記第1接続部が前記第2接続部に挿入されて中心軸を中心に相対回転可能とされており、前記第1接続部の外径部には前記中心軸に垂直な面で切った断面が略C字状で前記中心軸の方向に所定寸法延びる有底の規制孔が形成されており、前記第2接続部には前記規制孔の中に配置された規制部材が外側からビスで固定されており、該規制部材は、前記中心軸の方向の両端面が前記規制孔における前記中心軸の方向の両端縁壁面に周方向に摺動可能に当接し、周方向の両端部のいずれかが前記規制孔における周方向の両端縁部のいずれかに当接することで前記第1接続部に対する前記第2接続部の前記中心軸を中心とする回転の角度を規制するように構成されていることを特徴とする。
【0007】
第1発明によれば、第1接続部に規制孔を設け、規制孔の中に配置された規制部材を第2接続部に固定することで第1接続部に対する第2接続部の周方向の回転角度規制と軸方向への抜け防止とを達成させることができる。第1接続部と第2接続部以外に規制部材を必要とするだけなので構造が簡潔で組立作業も容易であるとともに、外観に現れるのがビスの頭部だけなので見栄えが良い。
【0008】
本発明の第2発明は、上記第1発明において、前記規制部材には前記第2接続部の内径面方向に開口する円柱状で有底の係止孔が形成されており、前記第2接続部には前記係止孔と軸を一致させて径方向に延びる雌ねじが切られたねじ孔が形成されており、前記ビスは先端に円柱状部分を有する棒先ねじであり、前記円柱状部分を前記係止孔に挿入した状態で前記ビスを前記ねじ孔にねじ込むことによって前記規制部材を前記第2接続部に対して連結する構造となっていることを特徴とする。
【0009】
第2発明によれば、ビスの締付量を変更することによって規制部材の中心軸方向の面が前記規制孔の底面部に押し付けられる力が変化し、それに伴って水栓本体に対する吐水管の回転摺動抵抗を調整することができる。
【0010】
本発明の第3発明は、上記第2発明において、前記ビスの頭部と、前記ねじ孔の開口部との間には、前記ビスの頭部が外部から視認できないようにする円柱状の蓋部材が配設されていることを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)

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