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公開番号
2024124687
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-09-13
出願番号
2023032548
出願日
2023-03-03
発明の名称
分離装置
出願人
株式会社NRマネジメント
代理人
個人
主分類
E03F
5/14 20060101AFI20240906BHJP(上水;下水)
要約
【課題】コンパクトな構造を実現するとともに、回収した混合物から分離させた固体状物を容易に廃棄することができる分離装置を提供する。
【解決手段】分離装置1は、混合物21が収容される内部空間22を有する収容部(容器3)と、内部空間22に送り込まれた混合物21のうち所定サイズの固体状物21aを捕捉するとともに液体21bを透過させるフィルタ4と、フィルタ4を透過した液体21bを収容部の底部11を通じて排出する排出部(パイプ25,バルブ26)と、収容部を上方から覆う蓋部5と、蓋部5に設けられた吸引手段(吸引装置6)と、一端7a側が外部に開口し、他端7b側が蓋部5に装着されたホース部材7と、を備える。ホース部材7の他端7b側は蓋部5に形成された貫通孔34と連通し、吸引手段によって内部空間22を吸引することによって、ホース部材7の一端7a側から混合物21を吸い込んで内部空間22に送り込む。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
上方が開口し、液体と固体状物を含む混合物が収容される内部空間を有する収容部と、
前記収容部に着脱自在であって、前記内部空間に送り込まれた前記混合物のうち所定サイズの固体状物を捕捉するとともに液体を透過させるフィルタと、
前記フィルタを透過した液体を前記収容部の底部を通じて排出する排出部と、
前記収容部に対し着脱自在であって、当該収容部を上方から覆う蓋部と、
前記蓋部に設けられ、前記内部空間を吸引する吸引手段と、
一端側が外部に開口し、他端側が前記蓋部に装着されたホース部材と、を備え、
前記蓋部は厚み方向に貫通した貫通孔を有し、前記ホース部材の前記他端側は前記貫通孔と連通し、
前記吸引手段によって前記内部空間を吸引することによって、前記ホース部材の一端側から前記混合物を吸い込んで前記内部空間に送り込む、分離装置。
続きを表示(約 100 文字)
【請求項2】
前記収容部を下受けする第1の下受け部と第2の下受け部が所定間隔をあけて設けられ、
前記排出部は前記第1の下受け部と前記第2の下受け部の間に位置する、請求項1に記載の分離装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、液体と、土や砂利やゲル化した油脂などの固体状物を含む混合物を、液体と固体状物に分離する分離装置に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
近年においては、豪雨や地震などに起因して、土や砂利を含んだ大量の泥水が建造物(戸建て住宅やアパートをはじめとする集合住宅の低層階など)の屋内に流れ込んで堆積するほどの自然災害が多発している。そこで従来、自然災害からの復旧作業において、建造物の屋内に堆積した泥水を除去するための装置が提案されている(例えば特許文献1)。
【0003】
特許文献1には、回収ノズルと吸引ポンプを有し泥土(泥水)を回収する回収装置と、分離槽と搬送装置を有し回収装置で回収した泥土に含まれる砂を分離する分離装置と、凝集沈殿装置および膜分離装置を備え、分離装置で砂を分離した後の泥土を処理する処理装置と、で構成される泥土処理システムが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2014-58822号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1に記載の従来技術では、螺旋流路および複数の分級室が形成された分離層と、砂搬送部と砂取り出し部を有する搬送装置等を含み、搬送装置から搬送された固体状物(砂)を回収するように構成されていることから、装置が複雑化するとともに大型化し、装置自体を建造物の屋内に持ち込んで混合物の回収作業を手軽に行うことができない。さらに従来技術では、分離させた固体状物を使用者の手作業により容易に装置外へ廃棄することができないといった課題があった。
【0006】
そこで本発明は、コンパクトな構造を実現するとともに、回収した混合物から分離させた固体状物を使用者が容易に廃棄することができる分離装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の分離装置は、上方が開口し、液体と固体状物を含む混合物が収容される内部空間を有する収容部と、前記収容部に着脱自在であって、前記内部空間に送り込まれた前記混合物のうち所定サイズの固体状物を捕捉するとともに液体を透過させるフィルタと、前記フィルタを透過した液体を前記収容部の底部を通じて排出する排出部と、前記収容部に対し着脱自在であって、当該収容部を上方から覆う蓋部と、前記蓋部に設けられ、前記内部空間を吸引する吸引手段と、一端側が外部に開口し、他端側が前記蓋部に装着されたホース部材と、を備え、前記蓋部は厚み方向に貫通した貫通孔を有し、前記ホース部材の前記他端側は前記貫通孔と連通し、前記吸引手段によって前記内部空間を吸引することによって、前記ホース部材の一端側から前記混合物を吸い込んで前記内部空間に送り込む。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、コンパクトな構造を実現するとともに、回収した混合物から分離させた固体状物を容易に廃棄することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明の一実施の形態における分離装置の(a)前方斜視図(b)後方斜視図
本発明の一実施の形態における分離装置の分解斜視図
本発明の一実施の形態における分離装置の分解断面正面図
本発明の一実施の形態における分離装置の使用例を示す図
【発明を実施するための形態】
【0010】
図1、図2、図3及び図4を参照して、本発明の一実施の形態における混合物の分離装置を説明する。分離装置1は、例えば自然災害の発生によって、戸建て住宅やアパートをはじめとする集合住宅(主に低層階)などの建造物の屋内に侵入し、堆積した固体状物21aと液体21bの混合物21(図4)を回収するとともに、回収した混合物を所定サイズ以上の固体状物とそれ以外(所定サイズ以下の固体状物と液体)に分離させる機能を有する。本実施の形態における固体状物21aには、例えば、土、砂利などの固形物の他、ゲル化した油脂などの固体状(ゲル状)の物質も含まれる。液体21bは例えば、生活排水、業務用厨房からの排水、海水、地表水(河川、ダム湖、湖沼などから流出した水)の他に、工場から流出した工業用油が挙げられる。
(【0011】以降は省略されています)
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