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公開番号2024112426
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-08-21
出願番号2023017411
出願日2023-02-08
発明の名称雨水貯留装置及び浄水ユニット
出願人株式会社オンダ製作所
代理人
主分類E03B 3/03 20060101AFI20240814BHJP(上水;下水)
要約【課題】 メッシュ部材の黒ずみや目詰まりを簡単に除去できる雨水貯留装置及び浄水ユニットを提供すること。
【解決手段】 雨水貯留装置を構成する浄水ユニット19は、筒状の本体51と、本体51に収容され、一方の開口52aから雨水が流入されるとともに他方の開口52bから雨水を排出可能な筒状のメッシュ部材52と、本体51の内周面とメッシュ部材52の外周面との間に形成され、雨水がメッシュ部材52を内周面側から外周面側へと通過されることを許容する環状室53と、本体51から分岐して設けられ、内空間が環状室53に接続された分岐配管54と、分岐配管54内において雨水が通過可能に設けられ、通過する雨水に塩素を加えるトリクロロイソシアヌル酸の錠剤57bを収容するための薬剤室57とを備えている。
【選択図】 図1
特許請求の範囲【請求項1】
雨水を受けて集めるための集水面と、
前記集水面よりも下流側に配置されており、前記集水面で集められた雨水が筒状のメッシュ部材を内周面側から外周面側へと通過する貯留経路と、前記集水面で集められた雨水が前記メッシュ部材の筒内を通過する排出経路と、前記貯留経路において前記メッシュ部材よりも下流側に配置され通過する雨水に塩素を加えるための薬剤とを備えた浄水ユニットと、
前記浄水ユニットの前記貯留経路よりも下流側に配置された貯留タンクと、
前記浄水ユニットの前記排出経路よりも下流側に配置された開閉弁と、
前記浄水ユニットに流入される雨水の電気伝導度を測定する電気伝導率計と、
前記電気伝導率計からの信号に基づいて前記開閉弁を制御することで、電気伝導度が高い雨水にあっては前記開閉弁の開度を大きくして当該雨水を前記浄水ユニットの前記排出経路を通過させ、電気伝導度が低い雨水にあっては前記開閉弁の開度を小さくして当該雨水を前記浄水ユニットの前記貯留経路を通過させるようにする制御部と
を備えた雨水貯留装置。
続きを表示(約 270 文字)【請求項2】
筒状の本体と、
前記本体に収容され、一方の開口から雨水が流入されるとともに他方の開口から雨水を排出可能な筒状のメッシュ部材と、
前記本体の内周面と前記メッシュ部材の外周面との間に形成され、雨水が前記メッシュ部材を内周面側から外周面側へと通過されることを許容する環状室と、
前記本体から分岐して設けられ、内空間が前記環状室に接続された分岐配管と、
前記分岐配管内において雨水が通過可能に設けられ、通過する雨水に塩素を加える薬剤を収容するための薬剤室と
を備えた浄水ユニット。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、雨水を集めて貯留するための雨水貯留装置及び雨水貯留装置に用いられる浄水ユニットに関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1の雨水濾過装置は、筒状のステンレス網フィルター(メッシュ部材)を備えており、雨水とともに流れ込んでくる異物を、当該ステンレス網フィルター(メッシュ部材)によって除去するようになっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
実用新案登録第3101510号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1の雨水濾過装置においては、ステンレス網フィルター(メッシュ部材)に付着した木の葉等の比較的大きな異物は簡単に除去できるが、微小な異物の付着に起因した当該ステンレス網フィルター(メッシュ部材)の黒ずみや目詰まりは、簡単には除去できなかった。
【0005】
本発明の目的は、メッシュ部材の黒ずみや目詰まりを簡単に除去できる雨水貯留装置及び浄水ユニットを提供すること。
【課題を解決するための手段】
【0006】
前記目的を達成するために請求項1の発明の雨水貯留装置は、雨水を受けて集めるための集水面と、前記集水面よりも下流側に配置されており、前記集水面で集められた雨水が筒状のメッシュ部材を内周面側から外周面側へと通過する貯留経路と、前記集水面で集められた雨水が前記メッシュ部材の筒内を通過する排出経路と、前記貯留経路において前記メッシュ部材よりも下流側に配置され通過する雨水に塩素を加えるための薬剤とを備えた浄水ユニットと、前記浄水ユニットの前記貯留経路よりも下流側に配置された貯留タンクと、前記浄水ユニットの前記排出経路よりも下流側に配置された開閉弁と、前記浄水ユニットに流入される雨水の電気伝導度を測定する電気伝導率計と、前記電気伝導率計からの信号に基づいて前記開閉弁を制御することで、電気伝導度が高い雨水にあっては前記開閉弁の開度を大きくして当該雨水を前記浄水ユニットの前記排出経路を通過させ、電気伝導度が低い雨水にあっては前記開閉弁の開度を小さくして当該雨水を前記浄水ユニットの前記貯留経路を通過させるようにする制御部とを備えている。
【0007】
また、請求項2の発明の浄水ユニットは、筒状の本体と、前記本体に収容され、一方の開口から雨水が流入されるとともに他方の開口から雨水を排出可能な筒状のメッシュ部材と、前記本体の内周面と前記メッシュ部材の外周面との間に形成され、雨水が前記メッシュ部材を内周面側から外周面側へと通過されることを許容する環状室と、前記本体から分岐して設けられ、内空間が前記環状室に接続された分岐配管と、前記分岐配管内において雨水が通過可能に設けられ、通過する雨水に塩素を加える薬剤を収容するための薬剤室とを備えている。
【発明の効果】
【0008】
請求項1の発明によれば、降雨時において電気伝導率計からの電気伝導率の計測信号が高ければ、制御部は開閉弁の開度を大きくする。したがって、集水面からの雨水は、浄水ユニットの排出経路を介して排出されるため、当該雨水が貯留タンクへ流入することはない。このとき、メッシュ部材の筒内を通過する雨水の一部は、メッシュ部材の内周面に対して衝撃的に接触することとなる。したがって、メッシュ部材の内周面に付着された異物は、メッシュ部材の筒内を通過する雨水によって除去され、当該雨水とともに排出される。
【0009】
降雨時において電気伝導率計からの電気伝導率の計測信号が低くなれば、制御部は開閉弁の開度を小さくする。開閉弁の開度が小さくされた状態では、浄水ユニット内での雨水の水位が上昇し、当該雨水はメッシュ部材を内周面側から外周面側へと通過することで、メッシュ部材によって異物が除去されつつ薬剤により塩素が加えられた後、貯留タンクへと流入して貯留される。
【0010】
雨が止めば、浄水ユニット内における雨水の水位が低下し、浄水ユニット内においてはメッシュ部材が露出されるとともに、薬剤が露出される。露出された薬剤は塩素ガスを発生する。塩素ガスは、雨水貯留装置の各部位が太陽光によって温められることで発生する上昇気流によってメッシュ部材へと移動され、よってメッシュ部材は塩素ガスに曝されることになる。
(【0011】以降は省略されています)

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