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公開番号
2024135318
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-10-04
出願番号
2023045944
出願日
2023-03-22
発明の名称
自動水栓及び流し台
出願人
株式会社LIXIL
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
E03C
1/05 20060101AFI20240927BHJP(上水;下水)
要約
【課題】湯気に起因する吐水及び止水の誤制御を防止することが可能な自動水栓を提供する。
【解決手段】水栓と、物体までの距離を測定するセンサ部と、センサ部の測距値の確度が所定の確度基準値よりも小さい、センサ部の受信強度が所定の強度基準値より小さいという2条件のいずれか一方又は両方の条件を満足する場合に物体を湯気と判定する湯気フィルタ処理を行い、当該湯気フィルタ処理の結果に基づいて水栓の吐水及び止水を制御する制御部とを備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
水栓と、
物体までの距離を測定するセンサ部と、
前記センサ部の測距値の確度が所定の確度基準値よりも小さい、前記センサ部の受信強度が所定の強度基準値より小さいという2条件のいずれか一方又は両方の条件を満足する場合に前記物体を湯気と判定する湯気フィルタ処理を行い、当該湯気フィルタ処理の結果に基づいて前記水栓の吐水及び止水を制御する制御部と
を備える自動水栓。
続きを表示(約 440 文字)
【請求項2】
前記湯気フィルタ処理は、前記2条件に加え、前記測距値の変動量が所定の距離変動基準値以上、前記受信強度の変動量が所定の強度変動基準値以上という2条件のいずれか一方又は両方の条件を満足する場合に前記物体を前記湯気と判定する請求項1に記載の自動水栓。
【請求項3】
前記制御部は、前記湯気フィルタ処理を複数回繰り返すことにより前記湯気を判定する請求項1又は2に記載の自動水栓。
【請求項4】
前記制御部は、前記測距値が所定の距離基準値よりも小さい場合に前記水栓を吐水状態に維持し、前記測距値が所定の距離基準値以上の場合には、前記水栓を吐水状態から止水状態に変更する請求項1又は2に記載の自動水栓。
【請求項5】
前記センサ部は、TOF(Time of Flight)方式に基づいて前記物体までの距離を測定する請求項1又は2に記載の自動水栓。
【請求項6】
請求項1又は2に記載の自動水栓を備える流し台。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、自動水栓及び流し台に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
吐水口から吐水される湯気について光量が増えるが揺れず次第に下がると定義された光量センサを用い、吐水時において下限光量より高いが第3閾値以下が継続すれば湯気のみと判断して止水し、光量が変化している時は手洗いと判断して継続吐水し、止水時において光量大及び変化大で吐水し、湯気止水後において止水時の光量が高ければ、湯気ありと判断して再吐水する自動水栓がある(特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2013-64260号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1の発明では、止水時において、水汲みで手に待っていると光量が第2以上第3閾値以下でかつ安定することがあるので誤止水するとともに、湯気からの反射光が安定せず揺らぐことがあるので水が止まらない虞がある。特許文献1の発明では、吐水時において、最初に湯気だけ出た時、従来の第一閾値より光量大と光量変化とがあるので誤検知する虞がある。
【0005】
本開示は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、湯気に起因する吐水及び止水の誤制御を防止することが可能な自動水栓及び流し台の提供を目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の一態様は、水栓と、物体までの距離を測定するセンサ部と、前記センサ部の測距値の確度が所定の確度基準値よりも小さい、前記センサ部の受信強度が所定の強度基準値より小さいという2条件のいずれか一方又は両方の条件を満足する場合に前記物体を湯気と判定する湯気フィルタ処理を行い、当該湯気フィルタ処理の結果に基づいて前記水栓の吐水及び止水を制御する制御部とを備える自動水栓である。
【図面の簡単な説明】
【0007】
本開示の第1実施形態に係る自動水栓の全体構成を示すブロック図である。
本開示の第1実施形態に係る流し台の概略構成図である。
本開示の第1実施形態におけるTOF方式を示す特性図である。
本開示の第1実施形態に係る自動水栓の動作を示すフローチャートである。
本開示の第2実施形態に係る自動水栓の動作を示すフローチャートである。
本開示の第3実施形態に係る自動水栓の動作を示すフローチャートである。
本開示の第4実施形態に係る自動水栓の動作を示すフローチャートである。
本開示の第5実施形態に係る自動水栓の動作を示すフローチャートである。
本開示の第6実施形態に係る自動水栓の動作を示すフローチャートである。
本開示の第7実施形態に係る自動水栓の動作を示すフローチャートである。
本開示の第8実施形態に係る自動水栓の動作を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0008】
図1~図4を参照して第1実施形態について説明する。第1実施形態に係る自動水栓は、図1に示すように、水栓1及び電磁弁制御部2を備えている。水栓1は、図示するように本体部1a、センサ部1b及び電磁弁1cを備えている。電磁弁制御部2は、物体検知部2a及び制御部2bを備えている。
【0009】
水栓1は、電磁弁制御部2によって制御されることにより、別途接続される排水管を介して供給源に接続される金属製の部材である。水栓1は、図2に示すようにキッチン等の流し台3(シンク)に備えられ、供給源から給水される湯水の吐水又は止水を行う。
【0010】
本体部1aは、水栓1の主要部であり、先端部が下方を向いた姿勢で下端が流し台3における縁の上面3aに支持されている。本体部1aは、流し台3の底部3bに載置された容器等の物体に向けて湯水を注水する。本体部1aの先端部の前方には、流し台3の底部3a又は流し台3の底部3b上に載置された各種容器や鍋等が存在する。
(【0011】以降は省略されています)
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