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公開番号
2024136757
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-10-04
出願番号
2023047988
出願日
2023-03-24
発明の名称
閉塞具
出願人
株式会社サンレック
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
E03F
5/04 20060101AFI20240927BHJP(上水;下水)
要約
【課題】道路に設置するような蓋をボルトで固定する際に必要な隙間を塞ぐ。
【解決手段】本発明の閉塞具は、頭部側面が多角形のボルトの頭部側面を覆うための閉塞具である。本発明の閉塞具は、第1の穴を有する円形の板であるワッシャ部と、第2の穴を有する円形の板である保護部と、第3の穴を有する円形の弾性材である圧縮部とを有する。第1の穴の径は、ボルトのネジ部の径より大きく、ボルトの頭部の最大径より小さい。第2の穴の径は、ボルトの頭部の最大径より大きい。第3の穴の径は、第2の穴の径以下である。圧縮部は、少なくとも第2の穴の中心と第3の穴の中心が一致するようにワッシャ部と保護部に挟まれている。保護部の板の厚さと、圧縮部に力を加えていない状態での弾性材の厚さの合計は、ボルトの頭部の長さと同じである。
【選択図】図7
特許請求の範囲
【請求項1】
頭部側面が多角形のボルトの頭部側面を覆うための閉塞具であって、
第1の穴を有する円形の板であるワッシャ部と、
第2の穴を有する円形の板である保護部と、
第3の穴を有する円形の弾性材である圧縮部と
を有し、
前記第1の穴の径は、前記ボルトのネジ部の径より大きく、前記ボルトの頭部の最大径より小さく、
前記第2の穴の径は、前記ボルトの頭部の最大径より大きく、
前記第3の穴の径は、前記第2の穴の径以下であり、
前記圧縮部は、少なくとも前記第2の穴の中心と前記第3の穴の中心が一致するように前記ワッシャ部と前記保護部に挟まれており、
前記保護部の板の厚さと、前記圧縮部に力を加えていない状態での前記弾性材の厚さの合計は、前記ボルトの頭部の長さと同じである
ことを特徴とする閉塞具。
続きを表示(約 370 文字)
【請求項2】
請求項1記載の閉塞具であって、
前記弾性材は、スポンジ状である
ことを特徴とする閉塞具。
【請求項3】
請求項1記載の閉塞具であって、
前記弾性材は、クロロプレンスポンジゴムである
ことを特徴とする閉塞具。
【請求項4】
請求項2または3記載の閉塞具であって、
前記保護部の板の外径と、前記圧縮部に力を加えていない状態での前記弾性材の外径は同じである
ことを特徴とする閉塞具。
【請求項5】
請求項2または3記載の閉塞具であって、
前記保護部の板の外径と、前記圧縮部に力を加えていない状態での前記弾性材の外径は同じであり、
前記第3の穴の径は、前記ボルトの頭部の最大径よりも小さい
ことを特徴とする閉塞具。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、ボルトの頭部周辺の隙間を閉塞するための閉塞具に関する。
続きを表示(約 2,400 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、ボルトの頭部の穴を閉塞するキャップが示されている。また、特許文献2には、砂防ダムや橋脚等のコンクリート構造物の穴に挿入されたボルトの頭部をゴム部材で被覆する技術が示されている。また、特許文献3,4には、電柱をなくした街づくり(無電柱化事業)を推進するための技術が示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2010-175068号公報
特開2010-024676号公報
特開2008-109791号公報
特開2010-200489号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
無電柱化事業は国の重要施策の1つであり、国土交通省主管で推進されている。しかし、現在の無電柱化事業は地中管路にケーブルを配線する方式であり、電柱を用いた配線に比べ建設費が膨大である。そこで、地中管路を、側溝に蓋をした構成である小型ボックス方式に変更することで、建設費の削減を検討している。図1に小型ボックス方式の場合の配線システムの様子を示す。図1では、歩道810と車道830とは、縁石840で区切られている。ただし、ガードレールなどの他の設備で区切られていても構わない。また、歩道は民地820と接している。図1では、歩道810の一部に側溝210が形成され、側溝210の上部には蓋220が配置されている。側溝210と蓋220で小型ボックス200を構成している。例えば、通信ケーブル910と電力ケーブル920が側溝210内に収納される。
【0005】
図2は側溝210に蓋220を固定するための構造を説明する断面図、図3は側溝210に蓋220を固定した様子を示す断面図である。蓋220には、ボルト頭部穴225、ボルト円筒部穴226が形成されている。側溝210には、インサートナット215が形成されている。図3に示すように、ワッシャ350を配置した上でボルト300をボルト頭部穴225から挿入し、インサートナット215に締め付けることで、蓋220は側溝210に固定される。ボルト300は、頭部310、円筒部320、ネジ部330で構成されている。
【0006】
ボルト頭部穴225は、ボルト300の頭部310が蓋220から突出することを避けるために形成されており、深さは頭部310の長さとワッシャの厚さとの合計とほぼ同じである。ボルト300には六角ボルトなどが用いられる。このような構成の場合、頭部310の外側をインパクトレンチなどの中に挿入してボルト300を回転させるので、ボルト頭部穴225と頭部310との間には隙間390が存在することになる。隙間390には、泥、砂、埃などが堆積してしまうので、隙間390を塞ぐ必要がある。
【0007】
特許文献1のキャップは、穴付きボルトのレンチ挿入穴を塞ぐためのカバーであるが、外れる可能性がある。特許文献2のゴム部材は、ゴム製の保護板本体をコンクリート製構造物に固定する際に用いる物であり、岩石や流木の衝突から構造物を守るためにボルトの頭部全体を覆っている。特許文献2のゴム部材は、岩石や流木の衝突から構造物を守るための部材であり、隙間390を塞ぐために使用する部材ではない。本発明は、道路に設置するような蓋をボルトで固定する際に必要な隙間を塞ぐための、閉塞具を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の閉塞具は、頭部側面が多角形のボルトの頭部側面を覆うための閉塞具である。本発明の閉塞具は、第1の穴を有する円形の板であるワッシャ部と、第2の穴を有する円形の板である保護部と、第3の穴を有する円形の弾性材である圧縮部とを有する。第1の穴の径は、ボルトのネジ部の径より大きく、ボルトの頭部の最大径より小さい。第2の穴の径は、ボルトの頭部の最大径より大きい。第3の穴の径は、第2の穴の径以下である。圧縮部は、少なくとも第2の穴の中心と第3の穴の中心が一致するようにワッシャ部と保護部に挟まれている。保護部の板の厚さと、圧縮部に力を加えていない状態での弾性材の厚さの合計は、ボルトの頭部の長さと同じである。
【発明の効果】
【0009】
本発明の閉塞具によれば、弾性材である圧縮部があり、第2の穴の径はボルトの頭部の最大径より大きい。よって、保護部をレンチなどでワッシャ部側に押さえつければ保護部がワッシャ部側に近づき、ボルトの頭部の一部をレンチ内に挿入できる。第1の穴の径は、ボルトのネジ部の径より大きく、ボルトの頭部の最大径より小さいので、ボルトを側溝に締め付ければ閉塞具は外れない。また、第3の穴の径は、第2の穴の径以下なので、ボルトの頭部と閉塞具との隙間を小さくできる。したがって、本発明の閉塞具によれば、道路に設置するような蓋をボルトで固定する際に必要な隙間を塞ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
小型ボックス方式の場合の配線システムの様子を示す図。
側溝210に蓋220を固定するための構造を説明する断面図。
側溝210に蓋220を固定した様子を示す断面図。
閉塞具100を利用して側溝210に蓋220を固定した様子を示す断面図。
閉塞具100のみの断面図。
閉塞具100を保護部側から見た平面図。
閉塞具100の斜視図。
保護部120をレンチ400でワッシャ部110側に押さえつけたときの様子を示す断面図。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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