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公開番号
2025020878
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-02-13
出願番号
2023124504
出願日
2023-07-31
発明の名称
プレキャストコンクリート部材の目地シール構造
出願人
昭和コンクリート工業株式会社
代理人
個人
主分類
E03F
3/04 20060101AFI20250205BHJP(上水;下水)
要約
【課題】弾性シール材の耐候性、変位追従性及び耐水圧性が高く、特に繰り返し変位による弾性シール材の破断や剥離を抑制することができるプレキャストコンクリート部材の目地シール構造を提供する。
【解決手段】隣合うプレキャストコンクリート部材11の二つの表面縁部間に設けられた目地溝12に、接着性シーリング剤が充填され硬化及び接着してなる弾性シール材15が設けられた目地シール構造である。弾性シール材15は、目地溝12に充填され接着した本体16と、目地溝12からはみ出して前記二つの表面縁部に接着した二つの帯状のオーバーラップ17とを、変成シリコーン系樹脂により一体に含む。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
隣合うプレキャストコンクリート部材の二つの表面縁部間に設けられた目地溝に、接着性シーリング剤が充填され硬化及び接着してなる弾性シール材が設けられた目地シール構造において、
弾性シール材は、目地溝に充填され接着した本体と、目地溝からはみ出して前記二つの表面縁部に接着した二つの帯状のオーバーラップとを、変成シリコーン系樹脂により一体に含むことを特徴とするプレキャストコンクリート部材の目地シール構造。
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【請求項2】
目地溝は、シーリング材が充填される外端から内端まで同じ目地幅である請求項1記載のプレキャストコンクリート部材の目地シール構造。
【請求項3】
目地溝の内端から、目地溝の内側面に対して鈍角をなすテーパー状控面が付けられている請求項1又は2記載のプレキャストコンクリート部材の目地シール構造。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、プレキャストコンクリート部材の目地シール構造に関するものである。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
人口減少社会を迎えた現在、建設産業における生産性向上や働き方改革は、担い手の確保・育成の観点から大変重要になってきている。また、土木・建設業における熟練工の高齢化、人材不足の状況は極めて深刻化しており、型枠工や鉄筋工を現場で使わないプレキャストコンクリート(以下「PCa」という。)がより一層見直されている状況にある。
【0003】
しかし、近年PCa部材(ボックスカルバート、水路等)が大型化するにつれて、これまでの目地シール構造では、剥離や漏水が発生するケースもあり、対応が難しくなっている。特に地震や地盤沈下による変位や水圧が作用するような場所に設けられるカルバートや水路では、目地性能の確保が必要とされている。
【0004】
これまでの目地シール構造には、PC連結するPCa部材に可とうゴムを内蔵させた可とう継手工法や、PCa部材の継手部差し口に特殊ゴムリングを装着したゴムリング耐震継手工法や、特許文献1,2のように、PCa部材の目地溝に接着性シーリング剤を充填し硬化及び接着させて弾性シール材を形成する弾性シール材工法等、様々なものがある。
【0005】
・可とう継手工法には、PC鋼材の緊張手間がかかり、高価になるという問題がある。
・ゴムリング耐震継手工法には、ゴムリングの接着の手間がかかり、差込時にも技術を要するという問題がある。
・弾性シール材工法には、これらの問題がなく、目地溝に接着性シーリング剤を充填するだけで施工が完了する、地震動や地盤変位に追従する、耐水圧性をもつ、耐候性に優れる等の利点があるため、注目される。
【0006】
しかし、これまでの弾性シール材工法は、PCa部材の変位が繰り返されたときに、弾性シール材が目地から剥離したり破断したりすることがあった。
【0007】
ところで、特許文献3には、凹部(目地溝)の内部にポリウレタン樹脂からなるシーリング材を充填する工程と、シーリング材の表面にアクリルエマルジョン系樹脂とセメント・砂とを混合した上塗り材を塗布する工程とを含む、コンクリート製水路の継目施工方法が記載されている。上塗り材により、シーリング材の劣化を防止することができるとされている。しかし、そのシーリング材も上塗り材も本発明で用いる変成シリコーン系樹脂ではない。そして、ポリウレタン樹脂からなるシーリング材は、耐候性に劣り、紫外線を受ける場所には使用できない、柔軟性が乏しく、変位が大きい場所には使用できない等の問題がある。また、シーリング材と上塗り材とが、異種の樹脂からなるため、その界面で剥離するおそれがある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
特許第5519737号公報
特許第6290491号公報
特開2010-163762号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
そこで、本発明の目的は、弾性シール材の耐候性、変位追従性及び耐水圧性が高く、特に繰り返し変位による弾性シール材の破断や剥離を抑制することができるPCa部材の目地シール構造を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0010】
[1]隣合うPCa部材の二つの表面縁部間に設けられた目地溝に、接着性シーリング剤が充填され硬化及び接着してなる弾性シール材が設けられた目地シール構造において、
弾性シール材は、目地溝に充填され接着した本体と、目地溝からはみ出して前記二つの表面縁部に接着した二つの帯状のオーバーラップとを、変成シリコーン系樹脂により一体に含むことを特徴とするPCa部材の目地シール構造。
(【0011】以降は省略されています)
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