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公開番号
2025020922
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-02-13
出願番号
2023124561
出願日
2023-07-31
発明の名称
水洗大便器装置
出願人
TOTO株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
E03D
1/01 20060101AFI20250205BHJP(上水;下水)
要約
【課題】洗浄水タンクの周囲を取り囲む防露層に、洗浄水タンクの貯水水位よりも低い位置に開口を設けた場合でも、結露の発生を抑制することができる水洗大便器装置を提供する。
【解決手段】本発明は、洗浄水タンクを備えた水洗大便器装置(1)であって、水洗大便器本体(2)と、この水洗大便器本体の後部に取り付けられ、水洗大便器本体を洗浄する洗浄水を貯留するための樹脂製の洗浄水タンク(26)と、この洗浄水タンクにおける結露を抑制するために、洗浄水タンクの周囲を取り囲むように設けられた防露層(48)と、を有し、洗浄水タンクには、洗浄水タンクの貯水水位よりも下側において、防露層に形成された開口(48a)を貫通して外方に延びる突出部(46)が設けられると共に、防露層に形成された開口の少なくとも一部を埋めるように二重壁部(46a)が形成されていることを特徴としている。
【選択図】図5
特許請求の範囲
【請求項1】
洗浄水タンクを備えた水洗大便器装置であって、
水洗大便器本体と、
この水洗大便器本体の後部に取り付けられ、上記水洗大便器本体を洗浄する洗浄水を貯留するための樹脂製の洗浄水タンクと、
この洗浄水タンクにおける結露を抑制するために、上記洗浄水タンクの周囲を取り囲むように設けられた防露層と、を有し、
上記洗浄水タンクには、上記洗浄水タンクの貯水水位よりも下側において、上記防露層に形成された開口を貫通して外方に延びる突出部が設けられると共に、上記防露層に形成された開口の少なくとも一部を埋めるように二重壁部が形成されていることを特徴とする水洗大便器装置。
続きを表示(約 520 文字)
【請求項2】
上記防露層は、上記洗浄水タンクを上方から挿入することにより、上記洗浄水タンクに取り付けられ、
上記防露層に形成された開口は、上記防露層の上端から下方に向けて延びるスリット状の切欠により構成され、
上記二重壁部は、少なくとも上記切欠の下端から、上記洗浄水タンクの貯水水位の高さまで延びるように形成されている請求項1記載の水洗大便器装置。
【請求項3】
上記突出部には、上記洗浄水タンクを上記水洗大便器本体に固定するための固定部が設けられている請求項1記載の水洗大便器装置。
【請求項4】
上記洗浄水タンクには、上記洗浄水タンク内の洗浄水を上記水洗大便器本体へ排出するための排水口が設けられ、
上記固定部が設けられた突出部は、上記洗浄水タンクに2つ以上設けられると共に、上面視において上記排水口を挟むように、上記排水口の両側に配置されている請求項3記載の水洗大便器装置。
【請求項5】
上記洗浄水タンクの前方側に形成された上記突出部に設けられた固定部は、上記水洗大便器本体のリム部の上面よりも下方に位置決めされている請求項3又は4記載の水洗大便器装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、水洗大便器装置に関し、特に、洗浄水タンクを備えた水洗大便器装置に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
特開2003-335588号公報(特許文献1)には、陶器製水洗式便器の陶磁器製タンクにおける断熱構造及びその製造方法が記載されている。この陶磁器製タンクにおいては、陶磁器製のタンク本体の内部に、中空内部が減圧状態又は真空であるセラミックス微細中空粒子を有す断熱層が形成されている。洗浄水を貯留する貯水タンクの周囲には、一般に、特に冬季において結露が発生しやすく、結露水が貯水タンクの下方に配置された電装部品に落下すると、電装部品の劣化や故障の原因となる。特許文献1記載の陶磁器製タンクにおいては、タンク本体の内部に断熱層を形成することにより結露を抑制し、結露水によるトラブルの発生を防止しようとしている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2003-335588号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、洗浄水を貯留するための洗浄水タンクは、例えば、洗浄水タンクを支持する等の目的で、外部の部材と連結する必要がある。このため、特許文献1記載の陶磁器製タンクのように、洗浄水タンク全体を断熱層で完全に覆うことは実際の設計上困難である。このため、多くの場合、断熱層のどこかに開口が設けられ、この開口を通して洗浄水タンクと断熱層の外側の部材が連結されることになる。断熱層に開口が設けられると、その開口部や、開口部を通して延びる部材に結露が生じやすく、結露水の発生によるトラブルの原因となる。
【0005】
また、断熱層(防露層)に設ける開口が洗浄水タンクの貯水水位よりも上方に位置する場合は、その開口部では結露を生じにくいため、結露水の発生を抑制することができる。しかしながら、断熱層に設ける開口を貯水水位よりも上方とすると、設計上の制約が多くなり、性能が良く、意匠性の高い水洗大便器装置を得ることが困難となる。
【0006】
従って、本発明は、洗浄水タンクの周囲を取り囲む防露層に、洗浄水タンクの貯水水位よりも低い位置に開口を設けた場合でも、結露の発生を抑制することができる水洗大便器装置を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上述した課題を解決するために、本発明は、洗浄水タンクを備えた水洗大便器装置であって、水洗大便器本体と、この水洗大便器本体の後部に取り付けられ、水洗大便器本体を洗浄する洗浄水を貯留するための樹脂製の洗浄水タンクと、この洗浄水タンクにおける結露を抑制するために、洗浄水タンクの周囲を取り囲むように設けられた防露層と、を有し、洗浄水タンクには、洗浄水タンクの貯水水位よりも下側において、防露層に形成された開口を貫通して外方に延びる突出部が設けられると共に、防露層に形成された開口の少なくとも一部を埋めるように二重壁部が形成されていることを特徴としている。
【0008】
このように構成された本発明によれば、洗浄水タンクの周囲を取り囲むように、結露を抑制するための防露層が設けられているので、洗浄水タンクに結露が発生することによる金属部品の錆や、電装部品の被水を防止することができる。また、洗浄水タンクの固定等の目的で、洗浄水タンクには突出部を設けることが必要になる場合が多い。このように洗浄水タンクに突出部を設けた場合には、その部分を防露層で覆うことは難しく、防露層には突出部を貫通させるための開口を設けることが必要になる。このような防露層の開口を、特に、洗浄水タンクの貯水水位よりも下側に設けた場合には、その防露層の開口部分に結露が生じやすくなる。上記のように構成された本発明によれば、防露層に形成された開口の少なくとも一部を埋めるように、洗浄水タンクに二重壁部が形成されているので、二重壁部により断熱を行うことができ、防露層の開口における結露を抑制することができる。この結果、結露の発生を抑制しながら、洗浄水タンクの貯水水位よりも下側に突出部を設けることが可能になる。
【0009】
本発明において、好ましくは、防露層は、洗浄水タンクを上方から挿入することにより、洗浄水タンクに取り付けられ、防露層に形成された開口は、防露層の上端から下方に向けて延びるスリット状の切欠により構成され、二重壁部は、少なくとも切欠の下端から、洗浄水タンクの貯水水位の高さまで延びるように形成されている。
【0010】
このように構成された本発明によれば、洗浄水タンクを上方から挿入することにより、防露層を洗浄水タンクに取り付けるので、洗浄水タンクに防露層を容易に装着することができる。また、防露層の上端から下方に向けて延びるスリット状の切欠により、突出部を貫通させることができるので、突出部を貫通させる開口を防露層に容易に形成することができる。
(【0011】以降は省略されています)
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