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公開番号
2025010705
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-23
出願番号
2023112841
出願日
2023-07-10
発明の名称
大便器ユニット、および、生体情報測定装置
出願人
TOTO株式会社
代理人
弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類
E03D
11/02 20060101AFI20250116BHJP(上水;下水)
要約
【課題】ボウルの溜水の水位を微調整でき、かつ、小型化すること。
【解決手段】実施形態に係る大便器ユニットは、使用者の排泄物を受けるボウルを有する大便器と、使用者の排泄尿量を測定する生体情報測定装置とを備える。生体情報測定装置は、ボウルの溜水の水位を測定することで、使用者の排泄尿量を測定する排泄情報測定部と、洗浄水によってボウルが洗浄された後に補水を行い、ボウルの溜水の水位を調整する水位調整部と、補水による吐水量を測定する吐水量測定部とを備える。水位調整部は、吐水量測定部によって測定された前記補水による吐水量に基づいて、ボウルの溜水の水位を調整する。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
使用者の排泄物を受けるボウルを有する大便器と、
使用者の排泄尿量を測定する生体情報測定装置と
を備え、
前記生体情報測定装置は、
前記ボウルの溜水の水位を測定することで、使用者の排泄尿量を測定する排泄情報測定部と、
洗浄水によって前記ボウルが洗浄された後に補水を行い、前記ボウルの溜水の水位を調整する水位調整部と、
前記補水による吐水量を測定する吐水量測定部と
を備え、
前記水位調整部は、前記吐水量測定部によって測定された前記補水による吐水量に基づいて、前記ボウルの溜水の水位を調整する、大便器ユニット。
続きを表示(約 940 文字)
【請求項2】
前記補水は、洗浄水供給源から直接供給される洗浄水によって行われる、請求項1に記載の大便器ユニット。
【請求項3】
前記大便器は、前記ボウルを洗浄する場合に、前記洗浄水供給源から直接供給される洗浄水を前記ボウルに吐水する吐水口を備え、
前記水位調整部は、前記吐水量測定部によって測定される前記補水による吐水量に基づいて、洗浄後の前記ボウルの溜水の水位を予測する、請求項2に記載の大便器ユニット。
【請求項4】
前記ボウルに吐水される洗浄水が流れる第1供給路と、
前記補水される洗浄水が流れる第2供給路と
を備え、
前記吐水量測定部は、前記第2供給路に設けられる、請求項1に記載の大便器ユニット。
【請求項5】
前記ボウルの溜水の水位に応じて水位が変動する水位変動部
を備え、
前記第2供給路には、前記水位変動部に接続される第3供給路が接続され、
前記吐水量測定部は、前記第3供給路の接続箇所よりも上流側に設けられる、請求項4に記載の大便器ユニット。
【請求項6】
前記吐水量測定部は、流量計である、請求項1に記載の大便器ユニット。
【請求項7】
前記吐水量測定部は、着脱可能である、請求項1に記載の大便器ユニット。
【請求項8】
前記水位調整部は、
洗浄後の前記ボウルの溜水の水位に基づいて、補水量を算出し、
前記吐水量測定部によって測定された前記補水による吐水量が、前記補水量となるように、前記補水を行う、請求項1に記載の大便器ユニット。
【請求項9】
使用者の排泄物を受けるボウルの水位を測定することで、使用者の排泄尿量を測定する排泄情報測定部と、
洗浄水によって前記ボウルが洗浄された後に補水を行い、前記ボウルの溜水の水位を調整する水位調整部と、
前記補水による吐水量を測定する吐水量測定部と
を備え、
前記水位調整部は、前記吐水量測定部によって測定された前記補水による吐水量に基づいて、前記ボウルの溜水の水位を調整する、生体情報測定装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
開示の実施形態は、大便器ユニット、および、生体情報測定装置に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、便器本体のボウルにおける水位の変化によって使用者の排泄尿量、および、瞬間尿量である尿流率を測定する大便器ユニットが開示されている(例えば、特許文献1、および、特許文献2参照)。特許文献1では、圧力センサによってボウルにおける水位が測定され、洗浄水がボウルに給水されて、ボウルの溜水の水位が調整される。また、特許文献2では、洗浄水が補水タンクからボウルに給水されて、ボウルの溜水の水位が調整される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第3814827号公報
特許第6839409号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、圧力センサによってボウルの水位が測定される場合、ボウルの実際の水位の変化に対し、圧力センサによって測定されるボウルの水位の変化は、レスポンスが遅く、ボウルにおける水位の微調整が難しい。また、補水タンクからボウルに給水する場合、補水タンクが配置されるため、大便器ユニットが大きくなる。加えて、補水タンクの存在は便器本体を取り外すたびに補水タンクの取り外しが不可避である。医療機関では尿漏れパッドや膣内取り付けされるペッサリーなどの異物落下が避けられず、異物を除去する際に、大きなメンテナンス負担の増大につながっていた。
【0005】
実施形態の一態様は、ボウルの溜水の水位を微調整でき、メンテナンス負荷の低減、かつ、小型化できる大便器ユニット、および、生体情報測定装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
実施形態の一態様に係る大便器ユニットは、使用者の排泄物を受けるボウルを有する大便器と、使用者の排泄尿量を測定する生体情報測定装置とを備える。生体情報測定装置は、ボウルの溜水の水位を測定することで、使用者の排泄尿量を測定する排泄情報測定部と、洗浄水によってボウルが洗浄された後に補水を行い、ボウルの溜水の水位を調整する水位調整部と、補水による吐水量を測定する吐水量測定部とを備える。水位調整部は、吐水量測定部によって測定された前記補水による吐水量に基づいて、ボウルの溜水の水位を調整する。
【0007】
これにより、大便器ユニットは、たとえば、補水を行うための洗浄水を貯水する補水タンクを設けずに、補水による吐水量を正確に測定することができる。そのため、大便器ユニットは、小型化できる。具体的には、大便器ユニットは、大便器ユニットの高さを低くすることができる。また、大便器ユニットは、補水タンクを有さない生体情報測定装置の設置の自由度を高めることができ、たとえば、生体情報測定装置をメンテナンスが容易となる箇所に設けることができる。大便器ユニットは、生体情報測定装置のメンテナンス性を向上させることができる。また、落下した異物を除去する場合に、補水タンクがないため、たとえば、作業者は、異物の除去を容易に行うことができる。すなわち、大便器ユニットは、万一投下された異物を容易に除去可能とすることで、大便器ユニットのメンテナンス性を向上させることができる。また、大便器ユニットは、吐水量測定部によって測定された補水による吐水量に基づいて、ボウルの溜水の水位を調整することで、ボウルの水位を微調整でき、ボウルの溜水の水位を正確に調整することができる。
【0008】
また、補水は、洗浄水供給源から直接供給される洗浄水によって行われる。
【0009】
これにより、大便器ユニットは、たとえば、補水を行うための洗浄水を貯水する補水タンクを設けずに、補水による吐水量を正確に測定することができる。そのため、大便器ユニットは、小型化できる。また、大便器ユニットは、補水タンクを有さない生体情報測定装置の設置の自由度を高めることができ、たとえば、生体情報測定装置は、メンテナンスが容易となる箇所に設けられる。すなわち、大便器ユニットは、生体情報測定装置のメンテナンス性を向上させることができる。
【0010】
また、大便器は、洗浄水供給源から直接供給される洗浄水をボウルに吐水する吐水口を備える。水位調整部は、吐水量測定部によって測定される補水による吐水量に基づいて、洗浄後のボウルの溜水の水位を予測する。
(【0011】以降は省略されています)
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