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公開番号
2024122107
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-09-09
出願番号
2023029464
出願日
2023-02-28
発明の名称
排水構造
出願人
積水化学工業株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
E03F
5/10 20060101AFI20240902BHJP(上水;下水)
要約
【課題】床版に形成する開口部の大きさや数を増すことなく排水能力を向上できる排水構造の提供を目的とする。
【解決手段】この排水構造は、床版a内に固定配置され、開口及び排水口54aを有する排水枡20と、排水口54aの下端に接続され、床版a内に固定配置された排水管80と、排水口54aの上端に配置され、排水管80に流入する水を整流するドレン30と、を備え、排水口54aの開口径d2が100mm以下である。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
床版内に固定配置され、開口及び排水口を有する排水枡と、
前記排水口の下端に接続され、前記床版内に固定配置された排水管と、
前記排水口の上端に配置され、前記排水管に流入する水を整流するドレンと、
を備え、
前記排水口の開口径が100mm以下である
ことを特徴とする排水構造。
続きを表示(約 540 文字)
【請求項2】
前記ドレンがリブを有し、
前記ドレンの、平面視での前記リブを含む最大外形寸法が、前記開口径よりも大きい
ことを特徴とする請求項1に記載の排水構造。
【請求項3】
前記ドレンが、前記排水枡とは別体である
ことを特徴とする請求項1に記載の排水構造。
【請求項4】
前記ドレンが、前記排水枡に対して着脱自在な嵌合部を有する
ことを特徴とする請求項3に記載の排水構造。
【請求項5】
前記排水枡の前記開口に配置されて複数の孔を有する金属蓋と、
前記金属蓋と前記ドレンとの間を繋ぐ吊り具と、
をさらに備える
ことを特徴とする請求項3に記載の排水構造。
【請求項6】
前記排水枡に固定され、前記ドレンを着脱自在に支持する支持具
をさらに備える
ことを特徴とする請求項3に記載の排水構造。
【請求項7】
前記ドレンが、前記排水枡と一体である
ことを特徴とする請求項1に記載の排水構造。
【請求項8】
道路構造物の路面に設けられている
ことを特徴とする請求項1~7の何れか1項に記載の排水構造。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、排水構造に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、例えば橋梁では、路面をなすアスファルトからなる舗装の下に、コンクリートからなる床版が設けられている。そして、この床版には、路面上の水を排水する排水桝が埋設されている。この種の排水枡の一例として、下記特許文献1に記載の構造が知られている。この排水枡は、型枠管の上端に接続された状態で床版内に埋設配置された枡本体と、枡本体の上方にある路面とほぼ同じ高さ位置に配置された金属蓋とを有する。この排水枡を有する排水構造によれば、路面上の雨水が金属蓋の網目を通して枡本体に流れ込み、そして型枠管を通して排水される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-001493号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記従来の排水構造では、雨水を高流量で排出可能とすることが望まれるが、雨水と共に排水枡内に入り込む空気によって渦流が発生し、排水性能を制限していた。そのため、排水性能を向上させる対策としては、雨水を流す配管の口径を大きくするか、あるいは、排水枡の設置数を増やすことが考えられる。しかしながら、これらの何れにおいても、床版に大きな開口部を形成する必要が生じる。すなわち、配管の口径を大きくした場合には、その分、配管が貫通する床版の穴径を拡径する必要がある。また、排水枡の設置数を増やした場合には、その増設数分、床版に形成する開口部の数も増やす必要がある。
【0005】
ここで、床版に開口部を形成する場合、開口部には鉄筋を通せないため、開口部の周囲を、開口部が無い箇所よりも鉄筋量を増して補強する必要が有る。よって、開口部の寸法を大きくした場合、及び、開口部の形成数を増した場合の何れにおいても、その強度低下分を考慮した強度設計を行い、補強鉄筋量を増やす必要が生じる。しかし、このような鉄筋量の増加は、橋脚等への負担増となる上に、施工コストにも影響を及ぼすので、好ましいものではない。このような理由により、床版に形成する開口部の大きさや数を増やすことなく排水能力を向上できる排水構造が求められていた。
【0006】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであって、床版に形成する開口部の大きさや数を増すことなく排水能力を向上できる排水構造の提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するために、本発明は以下の手段を採用している。
(1)本発明の一態様に係る排水構造は、
床版内に固定配置され、開口及び排水口を有する排水枡と、
前記排水口の下端に接続され、前記床版内に固定配置された排水管と、
前記排水口の上端に配置され、前記排水管に流入する水を整流するドレンと、
を備え、
前記排水口の開口径が100mm以下である。
【0008】
上記(1)に記載の排水構造によれば、排水枡内に流れ込んだ水が排水管を介して排水する際に、ドレンにより予め水を整流させてから排水口へと流す。これにより、高流量の水が流れ込んできても、予めドレンにより水を整流させて空気の取り込みを抑制し、渦流の発生を防ぐことができるので、サイフォン現象を確実に発現させて高い排水能力を得ることができる。しかも、排水口の開口径を100mm以下に制限しているので、床版に形成する開口部の大きさを従来よりも小さくできる(従来の一般的な開口径は200mm)。したがって、排水口の小口径化と高い排水能力とを両立させることができる。
【0009】
(2)上記(1)に記載の排水構造において、以下の様に構成してもよい:
前記ドレンがリブを有し、
前記ドレンの、平面視での前記リブを含む最大外形寸法が、前記開口径よりも大きい。
上記(2)に記載の排水構造の場合、大きなリブによってより高い整流効果を得ることができる。したがって、より高い排水能力が得られる。
【0010】
(3)上記(1)または(2)に記載の排水構造において、前記ドレンが、前記排水枡とは別体であってもよい。
上記(3)に記載の排水構造の場合、ドレンに付着したゴミ等を取り除く等のメンテナンスを行う際に、ドレンを排水枡から取り外してから作業を行えるので、メンテナンス性に優れた排水構造とすることができる。
(【0011】以降は省略されています)
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