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公開番号
2024158599
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-11-08
出願番号
2023073934
出願日
2023-04-28
発明の名称
化粧格子の取付構造
出願人
積水化学工業株式会社
代理人
弁護士法人クレオ国際法律特許事務所
主分類
E04B
1/348 20060101AFI20241031BHJP(建築物)
要約
【課題】主に、建物に対する化粧格子の取付位置の自由度を向上し得るようにする。
【解決手段】建物1の外壁2に化粧格子3を取付ける化粧格子3の取付構造に関する。
外壁2は、建物1の天井梁7と床梁8との間に設置された間柱21に取付けられる。化粧格子3は、間柱21の間に架設されたまぐさ22,23に取付けられる。
化粧格子3は、上端部3aが、天井梁7の下部7aと、天井梁7の下側に設けられたまぐさ22の上端22aとの間の高さH1とされても良い。また、化粧格子3は、下端部3bが、床梁8の上側に設けられたまぐさ23の上端23aと下端23bとの間の高さH2とされても良い。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
建物の外壁に化粧格子を取付ける化粧格子の取付構造であって、
前記外壁は、前記建物の天井梁と床梁との間に設置された間柱に取付けられ、
前記化粧格子は、前記間柱の間に架設されたまぐさに取付けられると共に、
前記化粧格子は、上端部が、前記天井梁の下部と、前記天井梁の下側に設けられた前記まぐさの上端との間の高さとされていることを特徴とする化粧格子の取付構造。
続きを表示(約 500 文字)
【請求項2】
建物の外壁に化粧格子を取付ける化粧格子の取付構造であって、
前記外壁は、前記建物の天井梁と床梁との間に設置された間柱に取付けられ、
前記化粧格子は、前記間柱の間に架設されたまぐさに取付けられると共に、
前記化粧格子は、下端部が、前記床梁の上側に設けられた前記まぐさの上端と下端との間の高さとされていることを特徴とする化粧格子の取付構造。
【請求項3】
請求項1または2に記載の化粧格子の取付構造であって、
前記外壁は、隣接する前記間柱の間に個別に取付けられ、前記天井梁および前記床梁に沿い横に並設される複数枚の外壁パネルによって構成され、
前記化粧格子は、前記外壁パネルと同等の大きさとされ、前記外壁パネルに重ね合せた状態にして、前記外壁パネルに取付けられた横桟部材に係止保持される
ことを特徴とする化粧格子の取付構造。
【請求項4】
請求項3に記載の化粧格子の取付構造であって、
前記横桟部材は、前記外壁パネルに形成された目地部の位置に設置されることを特徴とする化粧格子の取付構造。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
この発明は、化粧格子の取付構造に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
戸建住宅や集合住宅などの建物では、建物の外壁に大判の化粧格子を取付けることで、建物の外観意匠を向上することが行われている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2013-174078号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記特許文献1に記載された化粧格子の取付構造は、建物の一階部分に化粧格子を設置するのに、二階床梁や基礎に、アンカー部材や壁際材などを取付けていた。そのため、化粧格子を設置する階以外に影響が及ぶので、建物に対する化粧格子の取付位置の自由度が低くなっていた。
【0005】
そこで、本発明は、上記した問題点の改善に寄与することを主な目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題に対して、本発明は、
建物の外壁に化粧格子を取付ける化粧格子の取付構造であって、
前記外壁は、前記建物の天井梁と床梁との間に設置された間柱に取付けられ、
前記化粧格子は、前記間柱の間に架設されたまぐさに取付けられると共に、
前記化粧格子は、上端部が、前記天井梁の下部と、前記天井梁の下側に設けられた前記まぐさの上端との間の高さとされていることを特徴とする化粧格子の取付構造。
【発明の効果】
【0007】
本発明は、上記構成によって、建物に対する化粧格子の取付位置の自由度を向上することなどができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本実施の形態にかかる化粧格子の取付構造を備えた建物の側面図である。
化粧格子を取付けたユニット建物の側面図である。このうち、(a)は平屋、(b)は二階建て、(c)は三階建ての場合である。
建物ユニットを構成するユニットフレームの斜視図である。
まぐさを示す図である。このうち、(a)は隣接する間柱の間の上下にまぐさを架設した状態を示す斜視図、(b)は間柱に対するまぐさの端部の取付部分を示す拡大斜視図である。
外壁パネルに取付けた化粧格子を示す図である。このうち、(a)は斜視図、(b)は(a)の上部の縦断面図、(c)は(a)の下部の縦断面図である。
化粧格子の上端部の非設置部を示す縦断面図である。
化粧格子の下端部の非設置部を示す縦断面図である。
化粧格子の取付工程(下穴形成工程)を示す図である。このうち、(a)は斜視図、(b)は(a)の縦断面図、(c)はまぐさを用いない場合の縦断面図である。
化粧格子の取付工程(横桟取付工程)を示す図である。このうち、(a)は均し処理の断面図、(b)は均し処理後に横桟を固定する状態を示す断面図、(c)は横桟を固定する状態を示す斜視図、(d)は(c)の縦断面図、(e)はまぐさを用いない場合の縦断面図である。
化粧格子の取付工程(格子仮置工程)を示す図である。このうち、(a)は斜視図、(b)は(a)の縦断面図である。
(a)は横桟部材および胴縁の拡大縦断面図、(b)は横に並べて設置した化粧格子の平面図である。
長い庇を示す縦断面図である。
軒樋が露出する庇の例を示す縦断面図である。
平らな軒天井を有する庇の例を示す縦断面図である。
傾斜した軒天井を有する短い庇の例を示す縦断面図である。
傾斜した軒天井を有する長い庇の例を示す縦断面図である。
まぐさを用いずに化粧格子を取付けた場合の、最上階の建物ユニットの上部の縦断面図である。
まぐさを用いずに化粧格子を取付けた場合の、上階と下階の間の建物ユニットの境界部分の縦断面図である。
まぐさを用いずに化粧格子を取付けた場合の、下階の建物ユニットの下部の縦断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本実施の形態は、図1~図12Cを用いて詳細に説明される。
【実施例】
【0010】
<構成>この実施例の構成は、以下の通りである。
(【0011】以降は省略されています)
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