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公開番号2024123307
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-12
出願番号2023030597
出願日2023-03-01
発明の名称スターター
出願人アイジー工業株式会社
代理人
主分類E04F 13/08 20060101AFI20240905BHJP(建築物)
要約【課題】雨水の排水機構が設けられたスターターにおいて、対応する建築板の厚さや凹凸の深さが限定されることがあり、場合によっては施工後に外部から排水機構やスターターの裏面側が見えてしまい建物の意匠性を損ねてしまう恐れがあった。
【解決手段】本発明のスターター1では、屋根側の端部から上部折返し片2、固定面3、載置面4、段差5、傾斜部6、立ち上げ部7、被覆部8、下部折返し片9、下端部10、排水孔11を設け、排水孔11は該段差5と該傾斜部6の2辺にまたがって設けられ、施工後にスターター1の裏面側が外から見えない構造を有することを特徴とする金属製外装材用のスターターである。
【選択図】図1



特許請求の範囲【請求項1】
地面に対して垂直平面状に固定面を設け、
屋根側の端部を屋外側へ折り返して上部折返し片とし、
該固定面の地面側の端部には屋外側へ屈曲して載置面を設け、
該載置面の端部を屈曲させて段差を設け、
該段差を屋外側へ鋭角に屈曲させた傾斜部を設け、
該傾斜部を屋根側へ略垂直に立ち上げた立ち上げ片、および地面側へ折り返した被覆部を設け、
該被覆部の端部を屋根側に折り返した下部折返し片を形成したことを特徴とする金属製外装材用のスターター。
続きを表示(約 85 文字)【請求項2】
前記スターターの該段差と該傾斜部には、この2辺にまたがって排水孔が設けられたことを特徴とする、請求項1に記載の金属製外装材用のスターター。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、金属製外装材を縦張りするときのスターターに関するものである。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
金属製外装材の施工には、意匠性を考慮して、外装材の端部を覆うことができるスターターと呼ばれる化粧部材を使用することが多い。スターターは一般的に、土台部や縦継ぎ部に使用されることが多く、例えば特許文献1や2のように外装材端部の留め付けに使用される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2001-32517号公報
特開2009-228252号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1には、雨水が入り込んだときの排水路である空間Sが設けられた建築板用化粧部材が記載され、パッキン材を用いることなく軒天部、土台部、オーバーハング部等において建築板端部を覆って留め付けることができる。しかし、建築用化粧部材の前面板と建築板前面の間が密着状態になる必要があり、建築板の厚さや凹凸の深さが限定されてしまうため、改善の余地があると言える。
【0005】
特許文献2には、特許文献1と同様にスターターの建築板を設置する部分に、建築板の厚みと同等の幅を持たせ、比較的凹凸感が少ない建築板には適した排水機構を備えたスターターが記載されている。しかし、凹凸感の大きい建築板では、スターターと建築板の間にすき間が発生してしまい、建物の土台部に施工したスターターを上から覗くとスターターの内側が見えてしまい、意匠性を損なってしまう恐れがあった。特に、スターターの表面と裏面の色が大きく異なる場合はその影響が大きかった。
【0006】
また、スターター内部に十分な排水機構が設けられないと、スターターに挿入される建築板端部およびスターター端部が雨水にさらされ、それぞれの端部が腐食する恐れもあった。場合によっては互いの端部が近接することにより腐食を進行させてしまう恐れもある。その一方で、1階と2階の境目部分等の縦継ぎ部にスターターを使用する際、通行人は縦継ぎ部を下から見上げることが多く、角度によっては排水機構が見えてしまい、建物全体として見た際の美観性を損なってしまう恐れがあった。
【課題を解決するための手段】
【0007】
そこで本発明では、地面に対して垂直平面状に固定面を設け、屋根側の端部を屋外側へ折返して上部折返し片とし、該固定面の地面側の端部には屋外側へ屈曲して載置面を設け、該載置面の端部を屈曲させて段差を設け、該段差を屋外側へ鋭角に屈曲させた傾斜部を設け、該傾斜部を屋根側へ略垂直に立ち上げた立ち上げ部、および地面側へ折り返した被覆部を設け、該被覆部の端部を屋根側に折り返した下部折返し片を形成した金属製外装材用のスターターを提供する。
【0008】
また、本発明のスターターでは、該段差と該傾斜部には、この2辺にまたがって排水孔が設けられた金属製外装材用のスターターを提供する。
【発明の効果】
【0009】
上記のように、本発明では、金属製外装材を施工した側からスターターの内側を覗いても、あるいは1階と2階の境目部分のような縦継ぎ部に施工されたスターターを水切り側から覗いても、スターターの裏面が見えず、建物全体の美観性を保持することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本発明に係るスターターの断面図である。
本発明に係るスターターの斜視図および屋根側から見たときの図である。
本発明に係るスターターの連結方法を示した図および連結後の模式図である。
本発明に係るスターターを使用する金属製外装材の一実施例を示した断面図および斜視図である。
本発明に係るスターターを使用した土台部における一実施例の施工図である。
本発明に係るスターターを使用した縦継ぎ部における一実施例の施工図である。
本発明に係るスターターの従来例を示した断面図および斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【実施例】
(【0011】以降は省略されています)

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