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公開番号
2024118951
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-09-02
出願番号
2023025571
出願日
2023-02-21
発明の名称
構造体
出願人
三協立山株式会社
代理人
個人
主分類
E04B
1/24 20060101AFI20240826BHJP(建築物)
要約
【課題】 施工性の良い構造体の提供。
【解決手段】 樋桁7と、左右の側枠6,6と、左右の側枠6,6間に並べて取付けた屋根材4,4,…とを備え、樋桁7は、長手方向の端部7aを側枠6の内周側面に当接して固定してあり、屋根材4は、樋桁7側の端部を樋桁7に呑み込ませてあり、樋桁7の外周側面に樋桁カバー8が取付けてあり、樋桁カバー8は、長手方向の端部が樋桁7よりも突出して側枠6の小口を覆っている。
【選択図】 図12
特許請求の範囲
【請求項1】
樋桁と、左右の側枠と、左右の側枠間に並べて取付けた屋根材とを備え、樋桁は、長手方向の端部を側枠の内周側面に当接して固定してあり、屋根材は、樋桁側の端部を樋桁に呑み込ませてあり、樋桁の外周側面に樋桁カバーが取付けてあり、樋桁カバーは、長手方向の端部が樋桁よりも突出して側枠の小口を覆っていることを特徴とする構造体。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、カーポート等の構造体に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)
【背景技術】
【0002】
従来のカーポートは、屋根の組立てに手間がかかっており、より施工性の良いものが求められている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本発明は以上に述べた実情に鑑み、施工性の良い構造体の提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0004】
上記の課題を達成するために請求項1記載の発明による構造体は、樋桁と、左右の側枠と、左右の側枠間に並べて取付けた屋根材とを備え、樋桁は、長手方向の端部を側枠の内周側面に当接して固定してあり、屋根材は、樋桁側の端部を樋桁に呑み込ませてあり、樋桁の外周側面に樋桁カバーが取付けてあり、樋桁カバーは、長手方向の端部が樋桁よりも突出して側枠の小口を覆っていることを特徴とする。
【発明の効果】
【0005】
請求項1記載の発明による構造体は、樋桁と、左右の側枠と、左右の側枠間に並べて取付けた屋根材とを備え、樋桁は、長手方向の端部を側枠の内周側面に当接して固定してあり、屋根材は、樋桁側の端部を樋桁に呑み込ませてあり、樋桁の外周側面に樋桁カバーが取付けてあり、樋桁カバーは、長手方向の端部が樋桁よりも突出して側枠の小口を覆っていることで、屋根の施工が容易に行えるので施工性が良いとともに、意匠性も良い。
【図面の簡単な説明】
【0006】
本発明の構造体の一実施形態を示す斜め上方から見た斜視図である。
同構造体の斜め下方から見た斜視図である。
同構造体の正面図である。
同構造体の側面図である。
同構造体の平面図である。
図5のA-A断面図である。
図5のB-B断面図である。
図6のC-C断面図である。
屋根の一方側を拡大して示す縦断面図である。
屋根の梁周辺を拡大して示す縦断面図である。
前桁と側枠との連結部を拡大して示す平面図である。
樋桁と側枠との連結部を拡大して示す平面図である。
樋桁と側枠との連結部を示す分解斜視図である。
同構造体の施工手順を示す図である。
同構造体の施工手順(図14-1の続き)を示す図である。
同構造体の屋根の部分の施工手順を示す図である。
同構造体の屋根の部分の施工手順(図15-1の続き)を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0007】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1~13は、本発明の構造体の一実施形態を示している。本構造体は、住宅の敷地内に設置される乗用車一台用のカーポートに適用したものである。
本構造体は、図1~5に示すように、正面から見て左側に前後方向に間隔をおいて立設した2本の柱1,1と、各柱1,1の上端部にそれぞれ支持された2本の梁2,2と、梁2,2に支持された屋根3とを備えている。屋根3は、図3に示すように、正面から見て柱1のある左側が低くなるように傾斜している。
【0008】
なお、以後の説明においては、屋根3の水上側から見て手前側を前側、奥側を後側、左側を一方側、右側を他方側という。また、屋根3を上から見て屋根勾配に沿う方向を前後方向、屋根勾配の方向に直交する方向を左右方向という。
【0009】
柱1は、アルミニウム合金の押出形材で形成したものであり、図8に示すように、略矩形断面の中空状に形成されている。柱1は、一方側及び他方側の見込面1a,1bが後側の見付面1cよりも後側に張り出しており、その端縁部間に目板9を嵌合取付けすることで、屋根3の雨水を地上に流すためのたて樋10が柱1と一体で形成されている。
柱1は、図3に示すように、下部を地面に形成した基礎穴11に挿入し、柱1の周りをコンクリート12で固めてある。本構造体を隣地境界13近傍に設置するために、基礎穴11は、隣地境界13のすぐそばに設けられ、柱1は隣地境界13側に偏心して配置されている。柱1と基礎穴11との間には所定寸法A(具体的には80mm程度)間隔を設けてある。
柱1の上部には、図6に示すように、中空部内にL字形の柱梁連結具14が挿入され、ボルト19で固定してある。
【0010】
梁2は、アルミニウム合金の押出形材で形成したものであり、図10に示すように、上下寸法が左右寸法よりも大きい略矩形断面の中空形材となっている。梁2の下面には凹溝15が長手方向に沿って形成してあり、該凹溝15に係合させて梁下カバー16が取付けてある。梁下カバー16は、梁2の左右の側面より左右両側に張り出している。
梁2の左右両側の側面には、屋根材受け17が取付けてある。屋根材受け17は、アルミニウム合金の押出形材で略L形断面に形成され、一方側及び他方側にそれぞれ突出する突出部18を有している。
梁2は、図6に示すように、中空部内に柱梁連結具14を挿入し、ボルト19で固定することで、柱1と接続されている。梁2は、水下側(後側)端が柱1よりも後側に飛び出している。
(【0011】以降は省略されています)
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