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公開番号
2025025903
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-02-21
出願番号
2023131127
出願日
2023-08-10
発明の名称
表示装置
出願人
株式会社ジャパンディスプレイ
代理人
弁理士法人スズエ国際特許事務所
主分類
G09F
9/30 20060101AFI20250214BHJP(教育;暗号方法;表示;広告;シール)
要約
【課題】製造負荷を低減すること、及び、コストを削減することが可能な表示装置を提供する。
【解決手段】複数の画素と、絶縁基板と、前記絶縁基板の上に位置し、有機発光層を含む有機エレクトロルミネッセンス素子と、前記有機エレクトロルミネッセンス素子を封止する封止層と、前記封止層の上に位置し、第1色の第1カラーフィルタと、前記第1色とは異なる色の第2色の第2カラーフィルタと、前記第1色及び前記第2色とは異なる色の第3色の第3カラーフィルタと、を有するカラーフィルタ層と、それぞれの前記画素において、第1画素開口、第2画素開口、及び、第3画素開口と、前記第1画素開口、前記第2画素開口、及び、前記第3画素開口のそれぞれを囲み、前記第1カラーフィルタ、前記第2カラーフィルタ、及び、前記第3カラーフィルタが互いに積層された遮光領域と、を備える、表示装置。
【選択図】 図5
特許請求の範囲
【請求項1】
複数の画素と、
絶縁基板と、
前記絶縁基板の上に位置し、有機発光層を含む有機エレクトロルミネッセンス素子と、
前記有機エレクトロルミネッセンス素子を封止する封止層と、
前記封止層の上に位置し、第1色の第1カラーフィルタと、前記第1色とは異なる色の第2色の第2カラーフィルタと、前記第1色及び前記第2色とは異なる色の第3色の第3カラーフィルタと、を有するカラーフィルタ層と、
それぞれの前記画素において、前記第1カラーフィルタが位置する第1画素開口、前記第2カラーフィルタが位置する第2画素開口、及び、前記第3カラーフィルタが位置する第3画素開口と、
前記第1画素開口、前記第2画素開口、及び、前記第3画素開口のそれぞれを囲み、前記第1カラーフィルタ、前記第2カラーフィルタ、及び、前記第3カラーフィルタが互いに積層された遮光領域と、を備える、表示装置。
続きを表示(約 790 文字)
【請求項2】
さらに、前記有機エレクトロルミネッセンス素子に対して前記絶縁基板の側とは反対側に表示面を有し、
前記第1カラーフィルタ、前記第2カラーフィルタ、及び、前記第3カラーフィルタは、前記遮光領域において、前記絶縁基板の側から前記表示面の側に向かって積層されている、請求項1に記載の表示装置。
【請求項3】
前記第1カラーフィルタは、前記第3画素開口と重なる位置に第1開口を有し、前記第2画素開口と重なる位置に第2開口を有し、
前記第2カラーフィルタは、前記第3画素開口と重なる位置に第3開口を有し、前記第1画素開口と重なる位置に第4開口を有し、
前記第3カラーフィルタは、前記第1画素開口と重なる位置に第5開口を有し、前記第2画素開口と重なる位置に第6開口を有する、請求項1に記載の表示装置。
【請求項4】
さらに、前記封止層と前記カラーフィルタ層との間に位置するオーバーコート層を備え、
前記オーバーコート層は、前記遮光領域と重なる溝部を有し、
前記第1カラーフィルタ、前記第2カラーフィルタ、及び、前記第3カラーフィルタは、前記溝部と重なる位置において互いに積層され、
前記第1カラーフィルタの一部は、前記溝部の内部に位置する、請求項1に記載の表示装置。
【請求項5】
前記溝部は、前記第1画素開口、前記第2画素開口、及び、前記第3画素開口のそれぞれを囲む、請求項4に記載の表示装置。
【請求項6】
前記第3画素開口は、第1方向に延出し、
前記第1画素開口は、前記第3画素開口の前記第1方向と交差する第2方向に並び、
前記第2画素開口は、前記第3画素開口の前記第2方向に並び、前記第1画素開口の前記第1方向に並ぶ、請求項1に記載の表示装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、表示装置に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
近年、表示素子として有機発光ダイオード(OLED)を適用した有機エレクトロルミネッセンス(EL)表示装置が実用化されている。有機EL表示装置は、OLEDを封止する封止層を備えている。このような有機EL表示装置において、偏光板が設けられずに、封止層の上にカラーフィルタ層が形成される構成が知られている。
また、赤、緑、青の画素を形成するための各色のカラーフィルタ層を重ね合わせることで遮光層やスペーサを形成したカラーフィルタ形成基板が知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
米国特許出願公開第2022/0102674号明細書
米国特許出願公開第2021/0234134号明細書
特開2008-281919号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本実施形態の目的は、製造負荷を低減すること、及び、コストを削減することが可能な表示装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本実施形態によれば、複数の画素と、絶縁基板と、前記絶縁基板の上に位置し、有機発光層を含む有機エレクトロルミネッセンス素子と、前記有機エレクトロルミネッセンス素子を封止する封止層と、前記封止層の上に位置し、第1色の第1カラーフィルタと、前記第1色とは異なる色の第2色の第2カラーフィルタと、前記第1色及び前記第2色とは異なる色の第3色の第3カラーフィルタと、を有するカラーフィルタ層と、それぞれの前記画素において、前記第1カラーフィルタが位置する第1画素開口、前記第2カラーフィルタが位置する第2画素開口、及び、前記第3カラーフィルタが位置する第3画素開口と、前記第1画素開口、前記第2画素開口、及び、前記第3画素開口のそれぞれを囲み、前記第1カラーフィルタ、前記第2カラーフィルタ、及び、前記第3カラーフィルタが互いに積層された遮光領域と、を備える、表示装置が提供される。
【図面の簡単な説明】
【0006】
図1は、本実施形態に係る表示装置を概略的に示す平面図である。
図2は、図1に示した表示装置の表示領域を示す断面図である。
図3は、1つの画素に配置されたカラーフィルタ層のレイアウトを示す平面図である。
図4は、1つの画素の遮光領域のレイアウトを示す平面図である。
図5は、図4に示したA-B線に沿った表示パネルの断面図である。
図6は、図4に示したC-D線に沿った表示パネルの断面図である。
図7は、図4に示したE-F線に沿った表示パネルの断面図である。
図8は、1つの画素の遮光領域及び溝部のレイアウトを示す平面図である。
図9は、図8に示したA-B線に沿った表示パネルの断面図である。
図10は、図8に示したC-D線に沿った表示パネルの断面図である。
図11は、図8に示したE-F線に沿った表示パネルの断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0007】
以下、本実施形態について、図面を参照しながら説明する。なお、開示はあくまで一例に過ぎず、当業者において、発明の主旨を保っての適宜変更について容易に想到し得るものについては、当然に本発明の範囲に含有されるものである。また、図面は、説明をより明確にするため、実際の態様に比べて、各部の幅、厚さ、形状等について模式的に表される場合があるが、あくまで一例であって、本発明の解釈を限定するものではない。また、本明細書と各図において、既出の図に関して前述したものと同一又は類似した機能を発揮する構成要素には同一の参照符号を付し、重複する詳細な説明を適宜省略することがある。
【0008】
[第1実施形態]
まず、図1乃至図7を参照して、第1実施形態の構成について説明する。
【0009】
図1は、本実施形態に係る表示装置DSPを概略的に示す平面図である。本実施形態の表示装置DSPは、有機エレクトロルミネッセンス(EL)表示装置である。
【0010】
一例では、第1方向X、第2方向Y、及び、第3方向Zは、互いに直交しているが、90度以外の角度で交差していてもよい。第1方向X及び第2方向Yは、表示装置DSPを構成する基板の主面と平行な方向に相当し、第3方向Zは、表示装置DSPの厚さ方向に相当する。本明細書において、第3方向Zを示す矢印の先端に向かう方向を上とし、矢印の先端から逆に向かう方向を下とする。また、第3方向Zを示す矢印の先端側に表示装置DSPを観察する観察位置があるものとし、この観察位置から、第1方向X及び第2方向Yで規定されるX-Y平面に向かって見ることを平面視という。
(【0011】以降は省略されています)
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