TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
公開番号
2025025897
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-02-21
出願番号
2023131116
出願日
2023-08-10
発明の名称
喫煙室換気システム
出願人
株式会社竹中工務店
代理人
個人
主分類
F24F
7/007 20060101AFI20250214BHJP(加熱;レンジ;換気)
要約
【課題】隣接空間に対して区画されて当該隣接空間との出入口に扉が設けられた喫煙室に対して設置され、前記喫煙室の空気を強制的に外部に排出する強制排気手段を備えた喫煙室換気システムにおいて、意匠性に優れ、簡単且つ合理的な構成を採用しながら、扉の開放時において出入口を通じて隣接空間から喫煙室へ流入する気流を規定風速以上に維持し、扉の閉鎖時において喫煙室への給気を確保できる技術を提供する。
【解決手段】隣接空間1と喫煙室2とを連通させるパスダクト20と、扉5の閉鎖時にパスダクト20を開放させると共に扉5の開放時にパスダクト20を閉鎖させる形態で、扉5の開閉動作に連動してパスダクト20を開閉させるパスダクト連動開閉手段Xを備えた。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
隣接空間に対して区画されて当該隣接空間との出入口に扉が設けられた喫煙室に対して設置され、
前記喫煙室の空気を強制的に外部に排出する強制排気手段を備えた喫煙室換気システムであって、
前記隣接空間と前記喫煙室とを連通させるパスダクトと、
前記扉の閉鎖時に前記パスダクトを開放させると共に前記扉の開放時に前記パスダクトを閉鎖させる形態で、前記扉の開閉動作に連動して前記パスダクトを開閉させるパスダクト連動開閉手段を備えた喫煙室換気システム。
続きを表示(約 230 文字)
【請求項2】
前記パスダクトにおける前記隣接空間側と前記喫煙室側との差圧に応じて当該パスダクトを開閉する差圧ダンパを、前記パスダクト連動開閉手段として備えた請求項1に記載の喫煙室換気システム。
【請求項3】
前記扉の開閉状態を検知する扉開閉検知手段と、
前記扉開閉検知手段で検知された前記扉の開閉状態に応じて前記パスダクトを開閉するモーターダンパと、を前記パスダクト連動開閉手段として備えた請求項1に記載の喫煙室換気システム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、隣接空間に対して区画されて当該隣接空間との出入口に扉が設けられた喫煙室に対して設置され、前記喫煙室の空気を強制的に外部に排出する強制排気手段を備えた喫煙室換気システムに関する。
続きを表示(約 3,100 文字)
【背景技術】
【0002】
健康増進法施行規則等の一部を改正する省令では、喫煙室におけるたばこの煙の流出防止にかかる技術的基準として、喫煙室は隣接空間(室外)に対して区画されている必要があると共に、出入口を通じて隣接空間から喫煙室へ流入する気流が例えば0.2m毎秒の規定風速以上であることが定められている。そして、このような技術的基準に則した喫煙室換気システムが提案されている(例えば特許文献1を参照。)。
即ち、特許文献1記載の喫煙室換気システムは、隣接空間に対して区画されて当該隣接空間との出入口に扉が設けられた喫煙室に対して設置され、喫煙室の空気を強制的に外部に排出する強制排気手段(排気ファン56)を備える。そして、この喫煙室換気システムでは、強制排気手段により喫煙室の空気が強制的に外部に排出されると共に、ドアスイッチによって扉が開放されたことが検知されると、喫煙室への外気の給気が停止され、隣接空間への外気の給気が増加される。すると、隣接空間に導入された外気が出入口を通じて喫煙室に流入することになって、当該出入口を通じて隣接空間から喫煙室へ流入する気流が規定風速以上となる。
また、特許文献1記載の喫煙室換気システムには、隣接空間と喫煙室を連通させる開口がこれらを仕切る壁面に設けられている。そして、扉の閉鎖時には、隣接空間と喫煙室の給排気量の差によって、隣接空間から上記開口を通じて喫煙室への給気が確保される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2017-089968号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記特許文献1記載の喫煙室換気システムでは、扉の開放時においても、隣接空間から上記開口を通じた喫煙室への給気が継続されるので、この開口を通じた給気は、出入口に生じさせる気流の低下の要因となる。よって、出入口に生じさせる気流を規定風速以上に維持するために、十分な量の外気を隣接空間に導入するような構成とすれば装置構成の煩雑化を招くという問題があり、上記開口を小さくすれば扉の閉鎖時における喫煙室への給気が不十分になるという問題がある。
また、扉の開放時において出入口以外を通じた隣接空間から喫煙室への空気の流入を阻止するべく、上記開口を扉にガラリとして設けることが考えられる。しかしながら、扉にガラリを設けると、意匠性の悪化や会話などの音漏れの問題が生じる。
この実情に鑑み、本発明の主たる課題は、隣接空間に対して区画されて当該隣接空間との出入口に扉が設けられた喫煙室に対して設置され、前記喫煙室の空気を強制的に外部に排出する強制排気手段を備えた喫煙室換気システムにおいて、意匠性に優れ、簡単且つ合理的な構成を採用しながら、扉の開放時において出入口を通じて隣接空間から喫煙室へ流入する気流を規定風速以上に維持し、扉の閉鎖時において喫煙室への給気を確保できる技術を提供する点にある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の第1特徴構成は、隣接空間に対して区画されて当該隣接空間との出入口に扉が設けられた喫煙室に対して設置され、
前記喫煙室の空気を強制的に外部に排出する強制排気手段を備えた喫煙室換気システムであって、
前記隣接空間と前記喫煙室とを連通させるパスダクトと、
前記扉の閉鎖時に前記パスダクトを開放させると共に前記扉の開放時に前記パスダクトを閉鎖させる形態で、前記扉の開閉動作に連動して前記パスダクトを開閉させるパスダクト連動開閉手段を備えた点にある。
【0006】
本構成によれば、扉の閉鎖時には、上記パスダクト連動開閉手段により、隣接空間と喫煙室とを連通させるパスダクトが開放されるので、従来技術のように扉に意匠性悪化や音漏れの要因となるガラリを設けなくても、上記パスダクトを通じて隣接空間から喫煙室への給気を確保できる。一方、扉の開放時には、隣接空間と喫煙室とを連通させるパスダクトが閉鎖されるので、隣接空間から喫煙室への空気の流入は、全て上記出入口を通じたものとなる。よって、喫煙室への外気の給気を停止し隣接空間への外気の給気を増加させるという煩雑な構成を採用しなくても、出入口を通じて隣接空間から喫煙室へ流入する気流を容易に規定風速以上に維持できる。
従って、本発明により、隣接空間に対して区画されて当該隣接空間との出入口に扉が設けられた喫煙室に対して設置され、前記喫煙室の空気を強制的に外部に排出する強制排気手段を備えた喫煙室換気システムにおいて、意匠性に優れ、簡単且つ合理的な構成を採用しながら、扉の開放時において隣接空間との出入口において喫煙室に流入する気流を規定風速以上に維持し、扉の閉鎖時において喫煙室への給気を確保できる技術を提供することができる。
【0007】
本発明の第2特徴構成は、前記パスダクトにおける前記隣接空間側と前記喫煙室側との差圧に応じて当該パスダクトを開閉する差圧ダンパを、前記パスダクト連動開閉手段として備えた点にある。
【0008】
本構成によれば、扉の閉鎖時には、出入口を通じた喫煙室への給気が停止していることから、上記強制排気手段による強制的な排気により、喫煙室の圧力が低下して隣接空間の圧力との差圧が大きくなる。そして、パスダクトにおいて隣接空間側と喫煙室側との差圧が所定の設定値以上となれば上記差圧ダンパが自動的に開状態に遷移して上記パスダクトを開放することで、上記パスダクトを通じて隣接空間から喫煙室への給気を確保できる。一方、扉の開放時には、出入口を通じた喫煙室への給気が行われることから、喫煙室の圧力が上昇して隣接空間の圧力との差圧が小さくなる。そして、パスダクトにおいて隣接空間側と喫煙室側との差圧が上記設定値未満となれば上記差圧ダンパが自動的に閉状態に遷移して上記パスダクトを閉鎖することで、出入口を通じて隣接空間から喫煙室へ流入する気流を容易に規定風速以上に維持できる。
更に、このように差圧ダンパをパスダクト連動開閉手段として採用することで、扉の開閉検知用のセンサやパスダクトを開閉するダンパの駆動用のモータ等を不要としながら、扉の開閉に応じて隣接空間と喫煙室との圧力差を動力源としてパスダクトを開閉させることができる。
【0009】
本発明の第3特徴構成は、前記扉の開閉状態を検知する扉開閉検知手段と、
前記扉開閉検知手段で検知された前記扉の開閉状態に応じて前記パスダクトを開閉するモーターダンパと、を前記パスダクト連動開閉手段として備えた点にある。
【0010】
本構成によれば、扉が閉鎖されたことを上記扉開閉検知手段で検知されたときには、上記モーターダンパの開度を開状態に遷移させて上記パスダクトを開放することで、上記パスダクトを通じて隣接空間から喫煙室への給気を確保できる。一方、扉が開放されたことを上記扉開閉検知手段で検知されたときには、上記モーターダンパの開度を閉状態に遷移させて上記パスダクトを閉鎖することで、出入口を通じて隣接空間から喫煙室へ流入する気流を容易に規定風速以上に維持できる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
個人
即湯器
1か月前
株式会社コロナ
加湿器
2か月前
株式会社コロナ
空調装置
18日前
株式会社コロナ
加湿装置
11日前
株式会社コロナ
空調装置
1か月前
株式会社コロナ
給湯装置
26日前
株式会社コロナ
加湿装置
26日前
株式会社コロナ
加湿装置
2か月前
株式会社コロナ
給湯装置
1か月前
株式会社コロナ
空調装置
5日前
株式会社コロナ
暖房装置
2か月前
株式会社コロナ
空気調和機
2か月前
株式会社パロマ
給湯器
26日前
株式会社パロマ
給湯器
26日前
株式会社コロナ
風呂給湯装置
26日前
個人
ソーラークッカー
26日前
ダイニチ工業株式会社
空調装置
26日前
3ms株式会社
風調整具
19日前
株式会社コロナ
貯湯式給湯装置
1か月前
ダイダン株式会社
ブース
1か月前
株式会社ヒューテック
屋内装置
1か月前
株式会社コロナ
貯湯式給湯装置
4日前
株式会社ノーリツ
給湯装置
1か月前
株式会社千石
燃焼機
19日前
株式会社ATJ
空調ダクト
19日前
株式会社ノーリツ
風呂給湯装置
1か月前
個人
電子レンジ用フードカバー
1か月前
株式会社ノーリツ
風呂給湯装置
1か月前
三菱電機株式会社
空気処理装置
11日前
富士工業株式会社
厨房システム
4日前
株式会社スノーピーク
燃焼装置
1か月前
三菱電機株式会社
自動制御装置
2か月前
株式会社山善
オーブントースタ
26日前
株式会社ノーリツ
風呂給湯装置
1か月前
株式会社山善
ハイブリッドヒータ
19日前
有限会社アシコー
蓄熱式温水床暖房装置
1か月前
続きを見る
他の特許を見る