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公開番号
2025025647
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-02-21
出願番号
2023130613
出願日
2023-08-10
発明の名称
コイル部品
出願人
株式会社村田製作所
代理人
弁理士法人岡田特許事務所
主分類
H01F
27/29 20060101AFI20250214BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】電極と巻芯部から延びるワイヤとの接合強度を向上可能なコイル部品を提供する。
【解決手段】軸線方向に延びる巻芯部11と巻芯部11の軸線方向の両端部それぞれに設けられた第1鍔部12a及び第2鍔部12bを有するコア10と、第1鍔部12a及び第2鍔部12bそれぞれに設けられた第1電極20a及び第2電極20bを含む電極20と、巻芯部11に巻回されるとともに、第1電極20aと接合される第1端部30a及び第2電極20bに接合される第2端部30bを有する第1ワイヤ30と、を備えるコイル部品100であって、第1電極20aは、第1端部30aが接合される第1接合面21aを有し、第1接合面21aには、少なくとも1つの突起25が設けられており、第1ワイヤ30が第1接合面21aに設けられた少なくとも1つの突起25を跨ぐ状態で、第1端部30aが第1接合面21aに接合している。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
軸線方向に延びる巻芯部と前記巻芯部の前記軸線方向の両端部それぞれに設けられた第1鍔部及び第2鍔部を有するコアと、
前記第1鍔部及び前記第2鍔部それぞれに設けられた第1電極及び第2電極を含む電極と、
前記巻芯部に巻回されるとともに、前記第1電極と接合される第1端部及び前記第2電極に接合される第2端部を有する第1ワイヤと、を備えるコイル部品であって、
前記第1電極は、前記第1端部が接合される第1接合面を有し、
前記第1接合面には、少なくとも1つの突起が設けられており、
前記第1ワイヤが前記第1接合面に設けられた少なくとも1つの前記突起を跨ぐ状態で、前記第1端部が前記第1接合面に接合している、
コイル部品。
続きを表示(約 1,500 文字)
【請求項2】
前記突起は、
前記第1接合面のうち前記巻芯部側の端部である第1巻芯部側端部及び前記第1巻芯部側端部と対向する前記巻芯部側とは反対の端部である第1巻芯部反対側端部の少なくともいずれかに設けられている、請求項1に記載のコイル部品。
【請求項3】
前記突起は、前記第1巻芯部側端部に設けられている、請求項2に記載のコイル部品。
【請求項4】
前記突起は、前記第1ワイヤの前記第1端部に食い込んでいる、請求項1乃至3のいずれかに記載のコイル部品。
【請求項5】
前記第1電極及び前記第2電極は、少なくとも前記第1鍔部及び前記第2鍔部上に配置された金属板からなる金属端子電極であり、あるいは、
前記第1電極及び前記第2電極は、少なくとも前記第1鍔部及び前記第2鍔部上に導電性金属が塗布された塗布電極である、請求項1又は2に記載のコイル部品。
【請求項6】
前記第1ワイヤの最も前記第1鍔部側に位置するターンが前記巻芯部から離隔する第1離隔部と前記第1端部とが前記巻芯部を挟んで対向しており、前記第1電極の前記第1接合面に前記突起が設けられている、請求項1又は2に記載のコイル部品。
【請求項7】
第3端部及び第4端部を有する第2ワイヤを含み、
前記電極は、前記第1電極と前記軸線方向を挟んで対向し前記第1鍔部に設けられた第3電極と、前記第2電極と前記軸線方向を挟んで対向し前記第2鍔部に設けられた第4電極と、をさらに含み、
前記第3端部は、前記第3電極と接合される前記第2ワイヤの一方の端部であり、
前記第4端部は、前記第4電極と接合される前記第2ワイヤの他方の端部であり、
前記第3電極及び前記第4電極は、それぞれ、前記第3端部が接合される第3接合面及び前記第4端部が接合される第4接合面を有し、
前記第3接合面には、少なくとも1つの突起が設けられており、
前記第2ワイヤが前記第3接合面に設けられた少なくとも1つの前記突起を跨ぐ状態で、前記第3端部が前記第3接合面に接合されている、
請求項1又は2に記載のコイル部品。
【請求項8】
第3端部及び第4端部を有する第2ワイヤを含み、
前記電極は、前記第1電極と前記軸線方向を挟んで対向し前記第1鍔部に設けられた第3電極と、前記第2電極と前記軸線方向を挟んで対向し前記第2鍔部に設けられた第4電極と、をさらに含み、
前記第3端部は、前記第3電極と接合される前記第2ワイヤの一方の端部であり、
前記第4端部は、前記第4電極と接合される前記第2ワイヤの他方の端部であり、
前記第3電極及び前記第4電極は、それぞれ、前記第3端部が接合される第3接合面及び前記第4端部が接合される第4接合面を有し、
前記第4接合面には、少なくとも1つの突起が設けられており、
前記第2ワイヤが前記第4接合面に設けられた少なくとも1つの前記突起を跨ぐ状態で、前記第4端部が前記第4接合面に接合されている、
請求項1又は2に記載のコイル部品。
【請求項9】
前記第1電極と前記第1端部は、合金層を介して接合されている、請求項1又は2に記載のコイル部品。
【請求項10】
前記合金層は、Cuと、Sn及びNiの少なくともいずれかと、を含む、請求項9に記載のコイル部品。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、コイル部品に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
コイル部品は、例えば各種電子機器の輻射ノイズ等のフィルタリングに使用される。特許文献1には、コイル部品として、2本のワイヤが1対となった状態でフェライトコアの巻芯部に巻かれており、巻芯部に凹みからなる係止部が設けられた構成が開示されている。巻芯部の係止部に1対のワイヤを引っかけることにより、ワイヤのずれを抑制して、1対のワイヤ間に隙間が生じるのを抑制している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2007-208227号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、特許文献1のコイル部品では、巻芯部の両端に設けられた電極とワイヤとの接合については何ら開示がない。ワイヤが電極から外れてしまった場合にはコイル部品は本来の機能を発揮することができず、不良品となる。そこで、電極とワイヤとの接合強度の向上が求められている。
【0005】
それゆえに、この発明の主たる目的は、電極と巻芯部から延びるワイヤとの接合強度を向上可能なコイル部品を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
この発明にかかるコイル部品は、軸線方向に延びる巻芯部と巻芯部の軸線方向の両端部それぞれに設けられた第1鍔部及び第2鍔部を有するコアと、第1鍔部及び第2鍔部それぞれに設けられた第1電極及び第2電極を含む電極と、巻芯部に巻回されるとともに、第1電極と接合される第1端部及び第2電極に接合される第2端部を有する第1ワイヤと、を備えるコイル部品である。
第1電極は、第1端部が接合される第1接合面を有する。
第1接合面には、少なくとも1つの突起が設けられている。
第1ワイヤが第1接合面に設けられた少なくとも1つの突起を跨ぐ状態で、第1端部が第1接合面に接合している。
【0007】
突起が第1ワイヤの第1端部を第1接合面に留めるアンカーとなるため、第1ワイヤの第1端部が第1電極から外れ難くなる。これにより、第1電極と第1ワイヤの第1端部との接合強度を向上可能である。
【発明の効果】
【0008】
この発明によれば、電極と巻芯部から延びるワイヤとの接合強度を向上可能なコイル部品を提供することができる。
【0009】
この発明の上述の目的、その他の目的、特徴および利点は、図面を参照して行う以下の発明を実施するための形態の説明から一層明らかとなろう。
【図面の簡単な説明】
【0010】
この発明の実施の形態にかかるコイル部品の一例を示す外観斜視図である。
図1の底面図である。
図1の上面図である。
図1の側面図である。
図2の線V-Vにおける断面図である。
図2の線VI-VIにおける断面図であり、(a)は長方形状の断面形状を有するワイヤの端部を示す断面図であり、(b)は部分によって厚みの異なる断面形状を有するワイヤの端部を示す断面図である。
突起の配置位置の別の態様1を示す底面拡大図である。
突起の配置位置の別の態様2を示す底面拡大図である。
突起の配置位置の別の態様3を示す底面拡大図である。
突起の形状の別の態様1を示す図2の線V-Vに対応する断面図であり、(a)は第1巻芯部側端部における突起の形状の断面図であり、(b)は第1巻芯部反対側端部における突起の形状の断面図である。
この発明の変形例にかかるコイル部品の一例を示す外観斜視図である。
この発明の別の変形例にかかるコイル部品の一例を示す底面図である。
塗布電極を用いた電極を有するコイル部品の図2の線V-Vにおける断面図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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