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公開番号2025024856
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-02-21
出願番号2023129196
出願日2023-08-08
発明の名称カウントシステム、カウント装置、カウント方法、カウントプログラム、カウント表示装置、およびカウント表示プログラム
出願人株式会社村田製作所
代理人弁理士法人深見特許事務所
主分類G06M 7/00 20060101AFI20250214BHJP(計算;計数)
要約【課題】所定空間を出入りする特定の人物の数を適切にカウントすることができる技術を提供する。
【解決手段】カウントシステム1は、所定空間を出入りする人物を検出して、所定空間を出入りする人物の数を特定するための人流カウント数を算出する人流カウントセンサ20と、所定空間の出入口に位置する第1人物が保持するRFIDタグ4と通信して、RFIDタグに含まれるID情報を読み取る少なくとも1つのRFIDリーダ10と、人流カウント数および少なくとも1つのRFIDリーダの読取結果に基づき、所定空間を出入りする第2人物の数を算出するカウント装置30とを備える。カウント装置は、人流カウントセンサによって人物が検出された時刻のうち、少なくとも1つのRFIDリーダによってID情報が読み取られた時刻と一致する特定時刻がある場合、特定時刻において読み取られたID情報の数を、人流カウント数から減算する減算処理を実行することで、所定空間を出入りする第2人物の数を算出する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
カウントシステムであって、
所定空間を出入りする第1人物および第2人物を含む人物を検出して、前記所定空間を出入りする前記人物の数を特定するための人流カウント数を算出する人流カウントセンサと、
前記所定空間の出入口に位置する前記第1人物が保持するRFIDタグと通信して、前記RFIDタグに含まれるID情報を読み取る少なくとも1つのRFIDリーダと、
前記人流カウント数および前記少なくとも1つのRFIDリーダの読取結果に基づき、前記所定空間を出入りする前記第2人物の数を算出するカウント装置とを備え、
前記カウント装置は、前記人流カウントセンサによって前記人物が検出された時刻のうち、前記少なくとも1つのRFIDリーダによって前記ID情報が読み取られた時刻と一致する特定時刻がある場合、前記特定時刻において読み取られた前記ID情報の数を、前記人流カウント数から減算する減算処理を実行することで、前記所定空間を出入りする前記第2人物の数を算出する、カウントシステム。
続きを表示(約 1,400 文字)【請求項2】
前記人流カウントセンサは、前記人流カウント数として、前記所定空間に入る前記人物の数を算出し、
前記カウント装置は、前記減算処理を実行することで、前記所定空間に入る前記第2人物の数を算出する、請求項1に記載のカウントシステム。
【請求項3】
前記人流カウントセンサは、前記人流カウント数として、前記所定空間から出る前記人物の数を算出し、
前記カウント装置は、前記減算処理を実行することで、前記所定空間から出る前記第2人物の数を算出する、請求項1に記載のカウントシステム。
【請求項4】
前記少なくとも1つのRFIDリーダは、前記出入口における前記所定空間側および前記所定空間の外側のうち、少なくとも1つに設けられている、請求項1~請求項3のいずれか1項に記載のカウントシステム。
【請求項5】
前記少なくとも1つのRFIDリーダは、前記出入口における前記所定空間側に設けられ、前記所定空間側から前記所定空間の外側に位置する前記RFIDタグと通信して、前記ID情報を読み取る、請求項1~請求項3のいずれか1項に記載のカウントシステム。
【請求項6】
前記少なくとも1つのRFIDリーダは、前記出入口における前記所定空間の外側に設けられた第1RFIDリーダと、前記出入口における前記所定空間側に設けられた第2RFIDリーダとを含み、
前記カウント装置は、前記第1RFIDリーダおよび前記第2RFIDリーダのうちのいずれが先に前記ID情報を読み取ったかに応じて、前記減算処理を実行するか否かを選択する、請求項1~請求項3のいずれか1項に記載のカウントシステム。
【請求項7】
前記少なくとも1つのRFIDリーダは、前記RFIDタグとの通信における受信強度を検出可能であり、
前記カウント装置は、前記少なくとも1つのRFIDリーダにおける前記受信強度の変化に応じて、前記減算処理を実行するか否かを選択する、請求項1~請求項3のいずれか1項に記載のカウントシステム。
【請求項8】
前記カウント装置は、
前記少なくとも1つのRFIDリーダによって前記ID情報が読み取られた第1時刻と、前記第1時刻の後に前記少なくとも1つのRFIDリーダによって前記ID情報が読み取られた第2時刻との間の時間差を算出し、
前記時間差に基づき、前記第1人物による前記所定空間への進入、前記第1人物による前記所定空間からの退出、および前記第1人物による前記所定空間における滞在のうち、いずれかを推定し、
推定結果に応じて、前記減算処理を実行するか否かを選択する、請求項1~請求項3のいずれか1項に記載のカウントシステム。
【請求項9】
前記カウント装置は、前記人流カウント数に基づき、前記推定結果が正しいか否かを判定する、請求項8に記載のカウントシステム。
【請求項10】
前記カウント装置は、前記少なくとも1つのRFIDリーダの前記読取結果と、前記人流カウントセンサによって算出された前記人流カウント数とに基づき、前記第1人物による前記所定空間への進入および退出と、前記第1人物による前記所定空間における滞在とのうち、いずれかを推定し、
推定結果に応じて、前記減算処理を実行するか否かを選択する、請求項1~請求項3のいずれか1項に記載のカウントシステム。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、カウントシステム、カウント装置、カウント方法、カウントプログラム、カウント表示装置、およびカウント表示プログラムに関し、特定的には、所定空間を出入りする特定の人物の数をカウントするカウントシステム、カウント装置、カウント方法、カウントプログラム、カウント表示装置、およびカウント表示プログラムに関する。
続きを表示(約 2,300 文字)【背景技術】
【0002】
従来、所定空間を出入りする人物の数をカウントするシステムが公知である。たとえば、特開2022-72830号公報(特許文献1)には、RFID(Radio Frequency Identification)タグを保持する人物が所定空間の出入口を通過したときに、RFIDリーダによってRFIDタグに含まれるID情報を読み取ることで、所定空間を出入りする人物の数をカウントするシステムが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-72830号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に開示されたシステムによれば、所定空間の出入口に設けられたRFIDリーダを用いて、所定空間を出入りする人物の数をカウントすることができるが、カウント対象となる人物は必ずRFIDタグを保持する必要がある。たとえば、店舗などにおいて、店内を出入りする客の数をカウントする場合、店舗を訪れる全ての客がRFIDタグを保持する必要があるが、このようなことは現実的には不可能である。
【0005】
また、カメラによって店内を出入りする人物を撮影し、得られた画像を解析して客と店員とを区別することで、客の数のみをカウントすることは可能である。しかしながら、このような方法は、画像処理のために時間を要するとともに、画像処理を実行する演算装置の消費電力も大きくなる。さらに、全ての店員について予め顔認証を行う必要があり、業務に急遽参加する店員については顔認証を行うことができないなど、実用上で不都合が生じる。
【0006】
本開示は、このような課題を解決するためになされたものであって、その目的は、所定空間を出入りする特定の人物の数を適切にカウントすることができる技術を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示のある局面に従うカウントシステムは、所定空間を出入りする第1人物および第2人物を含む人物を検出して、所定空間を出入りする人物の数を特定するための人流カウント数を算出する人流カウントセンサと、所定空間の出入口に位置する第1人物が保持するRFIDタグと通信して、RFIDタグに含まれるID情報を読み取る少なくとも1つのRFIDリーダと、人流カウント数および少なくとも1つのRFIDリーダの読取結果に基づき、所定空間を出入りする第2人物の数を算出するカウント装置とを備える。カウント装置は、人流カウントセンサによって人物が検出された時刻のうち、少なくとも1つのRFIDリーダによってID情報が読み取られた時刻と一致する特定時刻がある場合、特定時刻において読み取られたID情報の数を、人流カウント数から減算する減算処理を実行することで、所定空間を出入りする第2人物の数を算出する。
【0008】
本開示の他の局面に従うカウント装置は、演算装置と、演算装置が実行するプログラムを記憶する記憶装置とを備える。演算装置は、所定空間を出入りする第1人物および第2人物を含む人物の数を特定するための人流カウント数を人流カウントセンサから取得し、所定空間の出入口に位置する第1人物が保持するRFIDタグに含まれるID情報の読取結果を少なくとも1つのRFIDリーダから取得し、人流カウントセンサによって人物が検出された時刻のうち、少なくとも1つのRFIDリーダによってID情報が読み取られた時刻と一致する特定時刻がある場合、特定時刻において読み取られたID情報の数を、人流カウント数から減算する減算処理を実行することで、所定空間を出入りする第2人物の数を算出する。
【0009】
本開示の他の局面に従うカウント方法は、コンピュータが実行する処理として、所定空間を出入りする第1人物および第2人物を含む人物の数を特定するための人流カウント数を人流カウントセンサから取得するステップと、所定空間の出入口に位置する第1人物が保持するRFIDタグに含まれるID情報の読取結果を少なくとも1つのRFIDリーダから取得するステップと、人流カウントセンサによって人物が検出された時刻のうち、少なくとも1つのRFIDリーダによってID情報が読み取られた時刻と一致する特定時刻がある場合、特定時刻において読み取られたID情報の数を、人流カウント数から減算する減算処理を実行することで、所定空間を出入りする第2人物の数を算出するステップとを含む。
【0010】
本開示の他の局面に従うカウントプログラムは、コンピュータに、所定空間を出入りする第1人物および第2人物を含む人物の数を特定するための人流カウント数を人流カウントセンサから取得するステップと、所定空間の出入口に位置する第1人物が保持するRFIDタグに含まれるID情報の読取結果を少なくとも1つのRFIDリーダから取得するステップと、人流カウントセンサによって人物が検出された時刻のうち、少なくとも1つのRFIDリーダによってID情報が読み取られた時刻と一致する特定時刻がある場合、特定時刻において読み取られたID情報の数を、人流カウント数から減算する減算処理を実行することで、所定空間を出入りする第2人物の数を算出するステップとを実行させる。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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