TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
10個以上の画像は省略されています。
公開番号
2025022636
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-02-14
出願番号
2023127406
出願日
2023-08-03
発明の名称
電力増幅装置
出願人
株式会社村田製作所
代理人
弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類
H03F
1/02 20060101AFI20250206BHJP(基本電子回路)
要約
【課題】電力増幅装置の小型化を図る。
【解決手段】本開示の電力増幅装置は、表面を有する基板と、キャリアアンプとピークアンプを有し、表面に設けられた集積回路と、キャリアアンプに接続するキャリア用バランと、ピークアンプに接続するピーク用バランと、表面に設けられた表面実装部品と、を備えている。キャリアアンプとピークアンプは、それぞれ一対の差動アンプである。基板は、積層方向に配置された複数の絶縁層を有している。表面には、表面実装部品がはんだ付けされる電極が設けられている。積層方向から視て、集積回路の第1平面方向の一方には、第2平面方向に順に並ぶキャリア用バラン、電極及びピーク用バランが配置されている。キャリア用バランとピーク用バランのうち一方は、表面を構成する絶縁層よりも第1積層方向に配置された絶縁層に設けられ、かつ積層方向から視て少なくとも一部が電極と重なっている。
【選択図】図12
特許請求の範囲
【請求項1】
表面を有する基板と、
キャリアアンプとピークアンプを有し、前記表面に設けられた集積回路と、
前記キャリアアンプに接続するキャリア用バランと、
前記ピークアンプに接続するピーク用バランと、
前記表面に設けられた表面実装部品と、
を備え、
前記キャリアアンプと前記ピークアンプは、それぞれ一対の差動アンプであり、
前記集積回路と前記基板とが配置される方向を積層方向とし、
前記積層方向のうち前記集積回路から視て前記基板が配置される方向を第1積層方向とし、
前記表面と平行な一方向を第1平面方向とし、
前記表面と平行であり、かつ前記第1平面方向と交差する方向を第2平面方向とし、
前記基板は、前記積層方向に配置された複数の絶縁層を有し、
前記表面には、前記表面実装部品がはんだ付けされる電極が設けられ、
前記積層方向から視て、前記集積回路の前記第1平面方向の一方には、前記第2平面方向に順に並ぶ前記キャリア用バラン、前記電極及び前記ピーク用バランが配置され、
前記キャリア用バランと前記ピーク用バランのうち一方は、前記表面を構成する前記絶縁層よりも前記第1積層方向に配置された前記絶縁層に設けられ、かつ前記積層方向から視て少なくとも一部が前記電極と重なっている
電力増幅装置。
続きを表示(約 1,900 文字)
【請求項2】
表面を有する基板と、
キャリアアンプとピークアンプを有し、前記表面に設けられた集積回路と、
前記キャリアアンプに接続するキャリア用バランと、
前記ピークアンプに接続するピーク用バランと、
前記表面に設けられた表面実装部品であるインダクタと、
を備え、
前記キャリアアンプと前記ピークアンプは、それぞれ一対の差動アンプであり、
前記集積回路と前記基板とが配置される方向を積層方向とし、
前記積層方向のうち前記集積回路から視て前記基板が配置される方向を第1積層方向とし、
前記表面と平行な一方向を第1平面方向とし、
前記表面と平行であり、かつ前記第1平面方向と交差する方向を第2平面方向とし、
前記基板は、前記積層方向に配置された複数の絶縁層を有し、
前記キャリア用バランは、それぞれ巻き線の中心線が前記積層方向に延在する一次側キャリア用バランと二次側キャリア用バランを有し、
前記一次側キャリア用バランと前記二次側キャリア用バランは、一方が前記表面に設けられ、他方が前記表面を構成する前記絶縁層よりも前記第1積層方向に配置された前記絶縁層に設けられ、
前記ピーク用バランは、それぞれ巻き線の中心線が前記積層方向に延在する一次側ピーク用バランと二次側ピーク用バランを有し、
前記一次側ピーク用バランと前記二次側ピーク用バランは、一方が前記表面に設けられ、他方が前記表面を構成する前記絶縁層よりも前記第1積層方向に配置された前記絶縁層に設けられ、
前記積層方向から視て、前記集積回路の前記第1平面方向の一方には、前記第2平面方向に順に並ぶ前記キャリア用バラン、前記インダクタ及び前記ピーク用バランが配置され、
前記インダクタの巻き線の中心線は前記第2平面方向に延在している
電力増幅装置。
【請求項3】
表面を有する基板と、
キャリアアンプとピークアンプを有し、前記表面に設けられた集積回路と、
前記キャリアアンプに接続するキャリア用バランと、
前記ピークアンプに接続するピーク用バランと、
前記表面に設けられた表面実装部品であるインダクタと、
を備え、
前記キャリアアンプと前記ピークアンプは、それぞれ一対の差動アンプであり、
前記集積回路と前記基板とが配置される方向を積層方向とし、
前記積層方向のうち前記集積回路から視て前記基板が配置される方向を第1積層方向とし、
前記表面と平行な一方向を第1平面方向とし、
前記表面と平行であり、かつ前記第1平面方向と交差する方向を第2平面方向とし、
前記基板は、前記積層方向に配置された複数の絶縁層を有し、
前記積層方向から視て、前記集積回路の前記第1平面方向の一方には、前記第2平面方向に順に並ぶ前記キャリア用バラン、前記インダクタ及び前記ピーク用バランが配置され、
前記キャリア用バランは、それぞれ巻き線の中心線が前記積層方向に延在し、互いに異なる前記絶縁層に設けられた一次側キャリア用バランと二次側キャリア用バランを有し、
前記ピーク用バランは、それぞれ巻き線の中心線が前記積層方向に延在し、互いに異なる前記絶縁層に設けられたする一次側ピーク用バランと二次側ピーク用バランを有し、
前記キャリア用バランと前記ピーク用バランのうち一方は、前記表面を構成する前記絶縁層よりも前記第1積層方向に配置された前記絶縁層に設けられ、
前記インダクタの巻き線の中心線は前記第2平面方向に延在している
電力増幅装置。
【請求項4】
前記キャリア用バランと前記ピーク用バランのうち他方は、前記表面を構成する前記絶縁層よりも前記第1積層方向に配置された前記絶縁層に設けられている
請求項1に記載の電力増幅装置。
【請求項5】
前記表面実装部品は、調整回路用部品であることを特徴とする請求項1又は請求項4に記載の電力増幅装置。
【請求項6】
前記調整回路用部品は、コンデンサであることを特徴とする請求項5に記載の電力増幅装置。
【請求項7】
前記キャリア用バランと前記ピーク用バランのうち他方は、前記表面を構成する前記絶縁層よりも前記第1積層方向に配置された前記絶縁層に設けられている
請求項3に記載の電力増幅装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、電力増幅装置に関する。
続きを表示(約 3,700 文字)
【背景技術】
【0002】
電力増幅装置の一つとして、差動ドハティ(Doherty)回路を有する差動増幅装置をある。差動ドハティ回路は、キャリアアンプとピークアンプとが並列に接続されている。キャリアアンプは、入力信号の電力レベルにかかわらず動作する。ピークアンプは、入力信号の電力レベルが小さい場合はオフとなり、大きい場合にオンとなる。また、差動ドハティ回路は、キャリアアンプに接続するキャリア用バラン(Balun)と、ピークアンプに接続するピーク用バランと、調整回路(調整回路用部品)と、を有している。また、基板上のレイアウトに関し、キャリアアンプとピースアンプを有する集積回路の一側面に隣接してキャリア用バランとピーク用バランが配置されている。つまり、キャリア用バランとピーク用バランは、互いに隣り合った状態で配置されている。そのほか、基板の表面には、調整回路用部品などの表面実装部品が取り付けられる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-170224号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、キャリア用バランとピーク用バランとの間隔が小さいと、キャリア用バランとピーク用バランとが電磁気的に干渉する。この結果、特性劣化を引き起こす可能性がある。このような理由から、キャリア用バランとピーク用バランは、所定の距離以上、離隔している。そして、キャリア用バランとピーク用バランとの間はデッドスペースになっており、電力増幅装置の大型化を招いている。よって、、このデッドスペースを利用した電力増幅装置の小型化が望まれている。
【0005】
本開示は、上記に鑑みてなされたものであって、小型化された電力増幅装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の一側面の電力増幅装置は、表面を有する基板と、キャリアアンプとピークアンプを有し、前記表面に設けられた集積回路と、前記キャリアアンプに接続するキャリア用バランと、前記ピークアンプに接続するピーク用バランと、前記表面に設けられた表面実装部品と、を備えている。前記キャリアアンプと前記ピークアンプは、それぞれ一対の差動アンプである。前記集積回路と前記基板とが配置される方向を積層方向とする。前記積層方向のうち前記集積回路から視て前記基板が配置される方向を第1積層方向とする。前記表面と平行な一方向を第1平面方向とする。前記表面と平行であり、かつ前記第1平面方向と交差する方向を第2平面方向とする。前記基板は、前記積層方向に配置された複数の絶縁層を有している。前記表面には、前記表面実装部品がはんだ付けされる電極が設けられている。前記積層方向から視て、前記集積回路の前記第1平面方向の一方には、前記第2平面方向に順に並ぶ前記キャリア用バラン、前記電極及び前記ピーク用バランが配置されている。前記キャリア用バランと前記ピーク用バランのうち一方は、前記表面を構成する前記絶縁層よりも前記第1積層方向に配置された前記絶縁層に設けられ、かつ前記積層方向から視て少なくとも一部が前記電極と重なっている。
【0007】
本開示の一側面の電力増幅装置は、表面を有する基板と、キャリアアンプとピークアンプを有し、前記表面に設けられた集積回路と、前記キャリアアンプに接続するキャリア用バランと、前記ピークアンプに接続するピーク用バランと、前記表面に設けられた表面実装部品であるインダクタと、を備えている。前記キャリアアンプと前記ピークアンプは、それぞれ一対の差動アンプである。前記集積回路と前記基板とが配置される方向を積層方向とする。前記積層方向のうち前記集積回路から視て前記基板が配置される方向を第1積層方向とする。前記表面と平行な一方向を第1平面方向とする。前記表面と平行であり、かつ前記第1平面方向と交差する方向を第2平面方向とする。前記基板は、前記積層方向に配置された複数の絶縁層を有している。前記キャリア用バランは、それぞれ巻き線の中心線が前記積層方向に延在する一次側キャリア用バランと二次側キャリア用バランを有している。前記一次側キャリア用バランと前記二次側キャリア用バランは、一方が前記表面に設けられ、他方が前記表面を構成する前記絶縁層よりも前記第1積層方向に配置された前記絶縁層に設けられている。前記ピーク用バランは、それぞれ巻き線の中心線が前記積層方向に延在する一次側ピーク用バランと二次側ピーク用バランを有している。前記一次側ピーク用バランと前記二次側ピーク用バランは、一方が前記表面に設けられ、他方が前記表面を構成する前記絶縁層よりも前記第1積層方向に配置された前記絶縁層に設けられている。前記積層方向から視て、前記集積回路の前記第1平面方向の一方には、前記第2平面方向に順に並ぶ前記キャリア用バラン、前記インダクタ及び前記ピーク用バランが配置されている。前記インダクタの巻き線の中心線は前記第2平面方向に延在している。
【0008】
本開示の一側面の電力増幅装置は、表面を有する基板と、キャリアアンプとピークアンプを有し、前記表面に設けられた集積回路と、前記キャリアアンプに接続するキャリア用バランと、前記ピークアンプに接続するピーク用バランと、前記表面に設けられた表面実装部品であるインダクタと、を備える。前記キャリアアンプと前記ピークアンプは、それぞれ一対の差動アンプである。前記集積回路と前記基板とが配置される方向を積層方向とする。前記積層方向のうち前記集積回路から視て前記基板が配置される方向を第1積層方向とする。前記表面と平行な一方向を第1平面方向とする。前記表面と平行であり、かつ前記第1平面方向と交差する方向を第2平面方向とする。前記基板は、前記積層方向に配置された複数の絶縁層を有する。前記積層方向から視て、前記集積回路の前記第1平面方向の一方には、前記第2平面方向に順に並ぶ前記キャリア用バラン、前記インダクタ及び前記ピーク用バランが配置される。前記キャリア用バランは、それぞれ巻き線の中心線が前記積層方向に延在し、互いに異なる前記絶縁層に設けられた一次側キャリア用バランと二次側キャリア用バランを有する。前記ピーク用バランは、それぞれ巻き線の中心線が前記積層方向に延在し、互いに異なる前記絶縁層に設けられたする一次側ピーク用バランと二次側ピーク用バランを有する。前記キャリア用バランと前記ピーク用バランのうち一方は、前記表面を構成する前記絶縁層よりも前記第1積層方向に配置された前記絶縁層に設けられている。前記インダクタの巻き線の中心線は前記第2平面方向に延在している。
【発明の効果】
【0009】
本開示によれば、電力増幅装置が小型化される。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1は、第1実施形態の電力増幅装置の全体的な回路構成を示す図である。
図2は、第1実施形態の電力増幅回路の高周波信号の電力と、検波回路が出力する信号と、の関係の一例を示す模式図である。
図3は、第1実施形態の電力増幅回路の、検波回路と、ドライブレベル検出回路と、の一具体例を示す図である。
図4は、第5の実施の形態の電力増幅回路の、検波回路と、ドライブレベル検出回路と、の一具体例の等価回路を示す図である。
図5は、第1実施形態の電力増幅回路の高周波信号の電力と、ピークアンプに与えられるバイアス電圧と、の関係の一例を示す図である。
図6は、第1実施形態の電力増幅装置のドハティ回路の回路構成を示す図である。
図7は、第1実施形態の電力増幅装置において基板の表面を平面視した図である。
図8は、第1実施形態の電力増幅装置において第2絶縁層のレイアウトを説明するための図である。
図9は、第1実施形態の電力増幅装置において第3絶縁層のレイアウトを説明するための図である。
図10は、図7の一部を拡大した拡大図である。
図11は、第1変形例の電力増幅装置の基板の表面を示す平面図である。
図12は、第2変形例の電力増幅装置のドハティ回路の回路構成を示す図である。
図13は、第2変形例の電力増幅装置において基板の表面を平面視した図である。
図14は、第2変形例の電力増幅装置において第2絶縁層のレイアウトを説明するための図である。
図15は、第2変形例の電力増幅装置において第3絶縁層のレイアウトを説明するための図である。
図16は、図15のXVI-XVI線で切った断面の模式図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
株式会社村田製作所
電力増幅装置
2日前
アズビル株式会社
センサ
1か月前
日本電波工業株式会社
水晶発振器
3か月前
株式会社大真空
圧電振動デバイス
10日前
日本電気株式会社
分散型電力増幅器
2か月前
株式会社村田製作所
増幅回路
1か月前
三菱電機株式会社
半導体装置
10日前
個人
ダイレクト・デジタル・シンセサイザ
27日前
株式会社村田製作所
増幅回路
1か月前
株式会社村田製作所
電力増幅装置
16日前
日本電気株式会社
デルタシグマ変調装置
9日前
富士電機株式会社
半導体スイッチ
1か月前
富士電機株式会社
半導体スイッチ
27日前
京セラ株式会社
弾性波装置、分波器及び通信装置
17日前
カーネルチップ株式会社
圧電素子発振回路
1か月前
株式会社村田製作所
マルチプレクサ
2か月前
京セラ株式会社
フィルタデバイスおよび通信装置
1か月前
日本電波工業株式会社
水晶振動片及び水晶発振器
27日前
矢崎総業株式会社
スイッチ装置
2か月前
セイコーエプソン株式会社
発振器
3か月前
株式会社ベックス
移相回路
3か月前
セイコーエプソン株式会社
発振器
3か月前
日本電気株式会社
原子発振器
23日前
株式会社大真空
圧電振動片集合ウェハおよび圧電振動片
27日前
ローム株式会社
正弦波発生回路、試験装置
23日前
太陽誘電株式会社
フィルタおよびマルチプレクサ
27日前
セイコーエプソン株式会社
発振回路
1か月前
ローム株式会社
比較回路
1か月前
矢崎総業株式会社
ノイズフィルター
10日前
三菱電機株式会社
ΔΣ変調器
2か月前
三安ジャパンテクノロジー株式会社
弾性波デバイス
17日前
三安ジャパンテクノロジー株式会社
弾性波デバイス
17日前
三安ジャパンテクノロジー株式会社
弾性波デバイス
1か月前
三安ジャパンテクノロジー株式会社
弾性波デバイス
3か月前
三菱電機株式会社
低歪増幅器
10日前
三安ジャパンテクノロジー株式会社
弾性波デバイス
2か月前
続きを見る
他の特許を見る