TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2025024899
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-02-21
出願番号2023129270
出願日2023-08-08
発明の名称光造形構造体、光造形用材料、および光造形構造体の製造方法
出願人株式会社村田製作所
代理人個人,個人
主分類B22F 3/105 20060101AFI20250214BHJP(鋳造;粉末冶金)
要約【課題】より機械的強度に優れた光造形構造体を提供すること。
【解決手段】1種以上の金属元素を主成分として含む光造形構造体であって、
前記光造形構造体におけるポア面積率が20%以下の範囲にある、光造形構造体。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
1種以上の金属元素を主成分として含む光造形構造体であって、
前記光造形構造体におけるポア面積率が20%以下の範囲にある、光造形構造体。
続きを表示(約 810 文字)【請求項2】
前記光造形構造体の表面および内部の少なくとも一方にポアが存在し、
前記光造形構造体における前記のポアの面積率が0.05%以上15%以下である、請求項1に記載の光造形構造体。
【請求項3】
前記金属元素が、Fe、Co、Cu、Mn、Ni、Zn、Ti及びBaから成る群から選択される少なくとも1種である、請求項1に記載の光造形構造体。
【請求項4】
前記光造形構造体が、2種以上の前記金属元素を含む複合酸化物であって、
前記2種以上の金属元素が、Fe、Co、Cu、Mn、Ni、Zn、Ti及びBaから成る群から選択される、請求項1に記載の光造形構造体。
【請求項5】
平均粒子径がナノメートルオーダーであるナノ粒子を更に含み、
前記ナノ粒子の熱伝導率が10W/m・K以上500W/m・K以下である、請求項1に記載の光造形構造体。
【請求項6】
前記ナノ粒子の含有量が、5.0×10
-5
体積%以上5.0×10
-4
体積%以下である、請求項5に記載の光造形構造体。
【請求項7】
前記ナノ粒子が金ナノ粒子である、請求項5に記載の光造形構造体。
【請求項8】
表面および内部の少なくとも一方に未焼結領域を含む、請求項1に記載の光造形構造体。
【請求項9】
1種以上の金属元素の金属イオンを含む金属材料と、ナノ粒子と、前記金属材料および前記ナノ粒子を含む媒体とを備え、
前記ナノ粒子の熱伝導率は、前記媒体の主成分の熱伝導率より大きい、光造形用材料。
【請求項10】
前記ナノ粒子の熱伝導率は、前記媒体および前記金属材料の熱伝導率より大きい、請求項9に記載の光造形用材料。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、光造形構造体、光造形用材料、および光造形構造体の製造方法に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
従前より、フェムト秒レーザーを用いて2光子励起現象を発生させ、ナノレベルの光造形構造体を形成する方法、およびその方法によって製造される光造形構造体が知られている(特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2002-69665号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
近年、多くの技術分野において、装置の微細化が推進されており、それに伴って微細構造を有する部品の製造が重要視されている。本願発明者らは、そのような微細構造体の製造において、2光子励起現象を利用した光造形が有用であることを見出した。一方で、微細構造体が部品としての機能を果たすためには、微細構造体の強度が要求され得る。
【0005】
本発明は、かかる課題に鑑みてなされたものである。すなわち、本発明の主たる目的は、より機械的強度に優れた光造形構造体、当該光造形構造体を製造可能な光造形用材料、および当該光造形構造体の製造方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するために、本発明の一実施形態では、
1種以上の金属元素を主成分として含む光造形構造体であって、
前記光造形構造体におけるポア面積率が20%以下の範囲にある、光造形構造体が供される。
【0007】
また、本発明の一実施形態では、
1種以上の金属元素の金属イオンを含む金属材料と、ナノ粒子と、前記金属材料および前記ナノ粒子を含む媒体とを備え、
前記ナノ粒子の熱伝導率は、前記媒体の主成分の熱伝導率より大きい、光造形用材料が供される。
【0008】
また、本発明の一実施形態では、
光造形用材料にレーザー光を照射する工程を含み、
前記光造形用材料が、1種以上の金属元素の金属イオンを含む金属材料と、ナノ粒子と、前記金属材料および前記ナノ粒子を含む媒体とを備え、
前記ナノ粒子の熱伝導率は、前記媒体の主成分の熱伝導率より大きい、光造形構造体の製造方法が供される。
【発明の効果】
【0009】
本発明の一実施形態によれば、より機械的強度に優れた光造形構造体が提供される。また、本発明の一実施形態に係る光造形用材料および光造形構造体の製造方法によれば、より機械的強度に優れた光造形構造体を製造可能である。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1Aは、本発明の一実施形態に係る光造形構造体の製造方法を示す模式図である。
図1Bは、本発明の一実施形態に係る光造形構造体の製造方法を示す模式図である。
図1Cは、本発明の一実施形態に係る光造形構造体の製造方法を示す模式図である。
図2は、本発明の一実施形態に係る、ナノ粒子を含まない光造形用材料の吸収スペクトルである。
図3は、本発明の一実施形態に係る、ナノ粒子を含む光造形用材料の吸収スペクトルである。
図4は、本発明の一実施形態に係る光造形構造体のSEM写真である。
図5は、本発明の一実施形態に係る光造形構造体のSEM写真である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する
Flag Counter

関連特許

ユニチカ株式会社
集電材
5か月前
株式会社松風
歯科用埋没材
4か月前
個人
鋼の連続鋳造鋳片の切断装置
4か月前
UBEマシナリー株式会社
成形機
2か月前
日本鋳造株式会社
鋳造方法
3か月前
マツダ株式会社
鋳造装置
3か月前
日本製鉄株式会社
棒状部材
4か月前
三菱電機株式会社
三次元造形装置
1か月前
株式会社 寿原テクノス
金型装置
1か月前
株式会社エスアールシー
インゴット
1か月前
個人
透かし模様付き金属板の製造方法
1か月前
ノリタケ株式会社
ニッケル粉末
5か月前
芝浦機械株式会社
成形機
9日前
芝浦機械株式会社
成形機
9日前
株式会社プロテリアル
ブロック継手の製造方法
4か月前
株式会社浅沼技研
半溶融金属の成形方法
1か月前
東洋機械金属株式会社
ダイカストマシン
1か月前
トヨタ自動車株式会社
金型温度調整装置
1か月前
株式会社クボタ
弁箱用の消失模型
2か月前
株式会社日本高熱工業社
潤滑剤塗布装置
2日前
東洋機械金属株式会社
ダイカストマシン
2か月前
トヨタ自動車株式会社
鋳造製品の製造方法
4か月前
新東工業株式会社
粉末除去装置
1か月前
トヨタ自動車株式会社
異種金属部材の接合方法
2か月前
ポーライト株式会社
焼結部品の製造方法
23日前
旭化成株式会社
焼結体の製造方法
4か月前
株式会社昭工舎
焼結体の製造方法
4か月前
キヤノン株式会社
樹脂微粒子の製造方法
2か月前
株式会社リコー
焼結体の製造方法
4か月前
デザインパーツ株式会社
冷却装置及び冷却方法
6日前
新東工業株式会社
測定装置
2か月前
芝浦機械株式会社
サージ圧吸収装置及び成形機
2か月前
山陽特殊製鋼株式会社
取鍋
1か月前
福田金属箔粉工業株式会社
粉末冶金用粉末
4か月前
株式会社神戸製鋼所
鋼の製造方法
2日前
山陽特殊製鋼株式会社
積層造形用金属粉末
5か月前
続きを見る