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公開番号
2024135251
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-10-04
出願番号
2023045845
出願日
2023-03-22
発明の名称
鋳造製品の製造方法
出願人
トヨタ自動車株式会社
代理人
個人
主分類
B22D
29/00 20060101AFI20240927BHJP(鋳造;粉末冶金)
要約
【課題】中子を鋳物粗材から容易に排出できる鋳造製品の製造方法の提供。
【解決手段】本開示に係る鋳造製品の製造方法は、水を浸した容器内に、中子を用いて鋳造することによって形成された鋳物粗材を密封する工程ST1と、鋳物粗材を密封したまま容器内の水を加熱することによって、容器内の圧力が大気圧を超過するように保持して中子を破壊させて、中子砂を形成する工程ST2と、中子砂を鋳物粗材から排出する工程ST3とを含む。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
水を浸した容器内に、中子を用いて鋳造することによって形成された鋳物粗材を密封する工程と、
前記鋳物粗材を密封したまま前記容器内の水を加熱することによって、前記容器内の圧力が大気圧を超過するように保持して中子を破壊させて、中子砂を形成する工程と、
前記中子砂を前記鋳物粗材から排出する工程と、を含む、
鋳造製品の製造方法。
続きを表示(約 280 文字)
【請求項2】
前記中子は、無機中子であり、
前記無機中子は、粘結材、及び骨材を含み、
前記粘結材が、水ガラスを含む、
請求項1に記載の鋳造製品の製造方法。
【請求項3】
前記中子砂を形成する工程において、
前記容器内の圧力は、0.15MPa以上に保持する、
請求項1又は2に記載の鋳造製品の製造方法。
【請求項4】
前記容器内の水は水ガラスを含み、
前記容器内の水の水ガラス濃度は、質量%で、3%以上5%以下である、
請求項1又は2に記載の鋳造製品の製造方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、鋳造製品の製造方法に関する。
続きを表示(約 1,000 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1に開示の中子排出方法において、鋳造成形品粗材中の、水ガラスを含有するバインダで造形された砂中子に、冷却された加湿ガスを供給することで砂中子の強度を低下させる。その後、打撃装置によって鋳造成形品粗材に衝撃力を加えて、砂中子を破壊する。さらに、破壊された砂中子は、加振装置による振動によって鋳造成形品粗材から排出される。特許文献1に開示の中子排出方法は、鋳造製品に好適に使用できる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
国際公開第2016/194100号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本願発明者等は、以下の課題を発見した。
このような中子排出方法において、加湿ガスが砂中子の内部に到達せず、砂中子の強度が十分に低下しないことがあった。そのため、砂中子の破壊や排出が容易でないことがあった。
【0005】
本開示は、上述した課題を鑑みてなされたものであり、中子を鋳物粗材から容易に排出できる鋳造製品の製造方法を提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示に係る鋳造製品の製造方法は、
水を浸した容器内に、中子を用いて鋳造することによって形成された鋳物粗材を密封する工程と、
前記鋳物粗材を密封したまま前記容器内の水を加熱することによって、前記容器内の圧力が大気圧を超過するように保持して中子を破壊させて、中子砂を形成する工程と、
前記中子砂を前記鋳物粗材から排出する工程と、を含む。
【0007】
また、前記中子は、無機中子であり、前記無機中子は、粘結材、及び骨材を含み、前記粘結材が、水ガラスを含むことを特徴としてもよい。
【0008】
また、前記中子砂を形成する工程において、前記容器内の圧力は、0.15MPa以上に保持することを特徴としてもよい。
【0009】
また、前記容器内の水は水ガラスを含み、前記容器内の水の水ガラス濃度は、質量%で、3%以上5%以下であることを特徴としてもよい。
【発明の効果】
【0010】
本開示によれば、中子を鋳物粗材から容易に排出できる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
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