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公開番号
2025031411
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-03-07
出願番号
2023137628
出願日
2023-08-25
発明の名称
銅焼結体の製造方法
出願人
株式会社マテリアル・コンセプト
代理人
個人
主分類
B22F
3/10 20060101AFI20250228BHJP(鋳造;粉末冶金)
要約
【課題】銅の酸化焼結体が緻密な組織を有し、より低い電気抵抗率を有する銅焼結体を製造すること。
【解決手段】本開示の銅焼結体の製造方法は、平均粒子径D50が100nm以上1.2μm以下の銅粒子とバインダー樹脂とを含む銅ペーストを、体積比で2000ppm超の酸化性ガスを含有する酸化性雰囲気下、350℃以上600℃以下で加熱する第1の加熱工程と、酸化銅の焼結体を、還元性雰囲気下で加熱する第2の加熱工程、を含む。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
平均粒子径D50が100nm以上1.2μm以下の銅粒子とバインダー樹脂とを含む銅ペーストを、体積比で2000ppm超の酸化性ガスを含有する酸化性雰囲気下、350℃以上600℃以下で加熱して酸化銅の焼結体を得る第1の加熱工程と、
前記酸化銅の焼結体を、還元性雰囲気下で加熱する第2の加熱工程と、を含む
銅焼結体の製造方法。
続きを表示(約 150 文字)
【請求項2】
前記第2の加熱工程における加熱温度は、180℃以上600℃以下である
請求項1に記載の銅焼結体の製造方法。
【請求項3】
前記第1の加熱工程における加熱の前の前記銅ペーストの最大厚みが50μm以下である
請求項1又は2に記載の銅焼結体の製造方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、銅焼結体の製造方法に関するものである。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
電子部品は、半導体、磁性体、誘電体等からなる素子に配線を接続し、その機能を発現する。よく知られている配線の形成方法として、スクリーン印刷法を用いて基板上に導電性の金属ペーストを印刷し、焼成する方法が挙げられる。この際、スクリーン印刷法に利用する金属ペーストとして、銀ペーストや銅ペースト等が挙げられる。
【0003】
このうち銀ペーストは、耐酸化性に優れており、大気下で焼成を行っても酸化されないため、現在広範囲に利用されている。しかしながら、銀は高価であるとともに、ファインピッチ配線においてマイグレーション不良が発生しやすいという課題があるため、銅ペーストによる銀ペースト代替の検討がなされている。
【0004】
基板表面に配置した銅ペーストを焼成して導電体を形成するための方法として、例えば、特許文献1には、体積比で500ppm以上2000ppm以下の酸化性ガスを含有する窒素ガス雰囲気において、350℃以上500℃以下の温度で銅ペースト中の銅粒子を酸化焼成して酸化銅の焼結体(以下、「酸化焼結体」ということもある。)を得た後、体積比で1%以上の還元性ガスを含有する窒素ガス雰囲気において400℃以上550℃以下の温度で酸化焼結体を銅焼結体に還元する方法が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2016-004671号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
特許文献1に記載の酸化焼成において、酸化性ガスの濃度を2000ppm以下に設定する理由を次のように説明している。酸化性ガスの濃度が2000ppm超の場合、銅ペーストの表面にのみ極めて緻密な酸化銅の被膜が形成する。このため、銅ペーストの内部まで酸素が行き届かずに焼成前のペースト成分が残存する。その結果、還元後の焼結体の内部にも樹脂や溶剤が残存し、銅焼結体の形成を阻害して電気抵抗率が高くなる。
【0007】
そこで、特許文献1では、酸素濃度を一定の低い範囲に制御した雰囲気を利用することで、ペースト表面の急激な酸化による緻密層の形成を抑制し、ペースト全体に酸素が行きわたって焼結体を形成するようにした。
【0008】
しかしながら、緻密な酸化焼結体の形成がペースト表面に限定されるのではなく、ペースト全体で実現すれば、還元焼成後の銅焼結体はこれまでの酸化・還元焼成条件で得られるものより低い抵抗率を有することが期待される。
【0009】
本開示の目的は、銅の酸化焼結体が緻密な組織を有し、より低い電気抵抗率を有する銅焼結体を製造することである。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明者らは、上述した課題を解決すべく鋭意検討を行った。その結果、平均粒子径D50が100nm以上1.2μm以下の銅粒子とバインダー樹脂とを含む銅ペーストを、体積比で2000ppm超の酸化性ガスを含有する酸化性雰囲気下、350℃以上600℃以下で加熱して酸化銅の焼結体を得た後、その酸化銅の焼結体を、還元性雰囲気下で加熱する第2の加熱工程と、を含む製造方法により得られる銅焼結体は、電気抵抗率が低いことを見出し、本開示を完成するに至った。すなわち、本開示は以下のものを提供する。
(【0011】以降は省略されています)
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