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公開番号
2025025635
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-02-21
出願番号
2023130558
出願日
2023-08-10
発明の名称
厨房システムおよび方法
出願人
富士工業株式会社
代理人
個人
主分類
F24C
3/12 20060101AFI20250214BHJP(加熱;レンジ;換気)
要約
【課題】システムを構成する各機器の特性を活かし、温度の検出を多方向から行うことで精度の高い温度検出を行い、検出した温度に基づいた温度情報を活用する厨房システムを提供する。
【解決手段】厨房システム100は、レンジフード10と、コンロ20と、制御部37を備える。レンジフード10は、コンロ20に載置された被加熱物の温度を検知する第1センサ11を有し、コンロ20は、載置された被加熱物の温度を検知する第2センサ21を有する。制御部37は、第1センサ11が検知した第1温度と第2センサ21が検知した第2温度に基づき、所定の判断基準に従って第3温度を導出する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
レンジフードと、コンロと、制御部を備える厨房システムであって、
前記レンジフードは、前記コンロに載置された被加熱物の温度を検知する第1センサを有し、
前記コンロは、載置された被加熱物の温度を検知する第2センサを有し、
前記制御部は、前記第1センサが検知した第1温度と前記第2センサが検知した第2温度に基づき、所定の判断基準に従って第3温度を導出する、
厨房システム。
続きを表示(約 1,000 文字)
【請求項2】
前記制御部は、補助情報を用いて第3温度を導出するための所定の判断基準を設定することを特徴とする請求項1に記載の厨房システム。
【請求項3】
補助情報は、第1センサと第2センサが被加熱物の温度を正確に検知できない場合の情報を含むことを特徴とする請求項2に記載の厨房システム。
【請求項4】
補助情報は、第1温度と第2温度の差分情報を含むことを特徴とする請求項2に記載の厨房システム。
【請求項5】
前記コンロの上面を撮影する撮像部をさらに備え、
補助情報は、前記撮像部が撮影する画像から得られる調理実行情報を含むことを特徴とする請求項2に記載の厨房システム。
【請求項6】
前記レンジフードおよび/または前記コンロは、第3温度を報知する報知部を有することを特徴とする請求項1または2に記載の厨房システム。
【請求項7】
前記レンジフードの前記報知部は第1温度を、前記コンロの前記報知部は第2温度を表示する機能を有し、
第1温度または第2温度と第3温度の差分が所定値以上である場合、差分が所定値以上である温度を表示する前記報知部は、第1温度または第2温度に代えて第3温度を表示することを所定の報知により報知し、所定値未満である場合、所定の報知を行わずに第3温度を表示することを特徴とする請求項6に記載の厨房システム。
【請求項8】
第1センサおよび/または第2センサは前記コンロの部分の温度を検知する機能を有し、
前記制御部は、前記コンロに被加熱物が載置されているか否かを判断する載置判断手段を有し、
前記載置判断手段により前記コンロに載置されていないと判断された場合に、前記コンロの部分の第3温度を導出し、
前記レンジフードおよび/または前記コンロの前記報知部は、前記コンロの部分の第3温度を報知することを特徴とする請求項6に記載の厨房システム。
【請求項9】
前記制御部は、導出した第3温度に基づき前記レンジフードと前記コンロに対して所定の制御を行うことを特徴とする請求項1または2に記載の厨房システム。
【請求項10】
前記制御部は、第1温度、第2温度、および導出した第3温度に基づき前記レンジフードと前記コンロに対して所定の制御を行うことを特徴とする請求項1または2に記載の厨房システム。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、レンジフードとコンロを備える厨房システムおよびその方法に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
従来から、調理を行う厨房において鍋等の温度を検知し、検知した温度を表示したり、その温度を利用してレンジフードやコンロの機器を制御する技術が知られている。たとえば、コンロのセンサで鍋底の温度を検知してその温度を表示したり火力制御に用いたりするコンロ製品が市場に存在する。また、単一のセンサでは調理物の温度を精度よく検知できないとして複数の温度センサを用いて検出精度を高めるようにした技術も提案されている。
【0003】
たとえば、特許文献1は、使用環境温度によらず、調理物の温度によって適切な換気風量を設定し、過大な換気をしたり、換気量の不足をしたりしないことを目的としたレンジフードを開示する。このレンジフードは、熱起電力型温度センサが検知した検知エリア内の温度と検知エリアの平面積とから算出される検知エリアから放射される放射エネルギーは、検知エリア内の非加熱エリアの平面積とサーミスタが検知した周囲温度とから算出される放射エネルギーと検知エリア内の加熱エリアに配置した調理物の平面積と調理物の温度とから算出される放射エネルギーの和に等しいということから、マイクロコンピュータは調理物の温度を算出し、算出した調理物の温度によって適切な換気風量を設定し、自動運転することによって、周囲温度によらず常に効率的な換気を行うことができる。
【0004】
また、特許文献2は、調理物の温度を精度よく検知することができるレンジフードを開示する。このレンジフードは、加熱調理器のバーナやヒーターなどの加熱部による調理物温度と加熱部以外の調理物周囲温度との平均温度を検出する赤外線センサと、室内温度を検出する温度センサと、送風機の風量を変更する風量制御部を備え、赤外線センサの検知範囲を、加熱部の配置に合わせた形状とし、風量制御部では、室内温度を調理物周囲温度として、赤外線センサで検出される平均温度から調理物温度を算出し、算出した調理物温度から送風機の風量を決定する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2013-024446号公報
特開2012-177496号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
上述した従来技術は、いずれも調理対象物の正確な温度を検出することはできない。すなわち、コンロは、鍋等を下から支持し、接触する鍋底の温度を検知するため、接触不良の場合や、鍋の底面の温度と調理物の表面(上面)の温度が大きく異なる場合(深鍋等)には、調理対象物の正確な温度を検出することはできない。また、特許文献1と特許文献2のレンジフードは、コンロの加熱部の温度と周囲の温度を検知し調理物の温度を算出することを試みるが、加熱部の温度はコンロを上から観察して検知される温度なので、調理物の表面(上面)の温度のみが検出対象となっており、また加熱部上の鍋に鍋蓋などの遮蔽物があると調理対象物の正確な温度を検出することはできない。
【0007】
そこで、本発明は、かかる事情を鑑みて考案されたものであり、システムを構成する各機器の特性を活かし、温度の検出を多方向から行うことで精度の高い温度検出を行い、検出した温度に基づいた温度情報を活用する厨房システムを提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決するために、レンジフードと、コンロと、制御部を備える厨房システムであって、レンジフードは、コンロに載置された被加熱物の温度を検知する第1センサを有し、コンロは、載置された被加熱物の温度を検知する第2センサを有し、制御部は、第1センサが検知した第1温度と第2センサが検知した第2温度に基づき、所定の判断基準に従って第3温度を導出する厨房システムが提供される。
これによれば、レンジフードが上方から検知する第1温度と、コンロが下方から検知する第2温度に基づき、所定の判断基準に従って第3温度を導出することで、システムを構成する各機器の特性を活かし、温度の検出を多方向から行うことで精度の高い温度検出を行う厨房システムを提供することができる。
【0009】
さらに、制御部は、補助情報を用いて第3温度を導出するための所定の判断基準を設定することを特徴としてもよい。
これによれば、補助情報を用いて第3温度を導出するための所定の判断基準を設定することで、より精度の高い温度検出を行うことができる。
【0010】
さらに、補助情報は、第1センサと第2センサが被加熱物の温度を正確に検知できない場合の情報を含むことを特徴としてもよい。
これによれば、補助情報として上方から検知する第1センサと下方から検知する第2センサが被加熱物の温度を正確に検知できない場合の情報を有する判断基準に従って第3温度を導出することで、高い精度の第3温度を導出できる。
(【0011】以降は省略されています)
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