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公開番号
2025031578
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-03-07
出願番号
2024123138
出願日
2024-07-30
発明の名称
リールシート及びこれを含む釣竿
出願人
富士工業株式会社
代理人
弁理士法人深見特許事務所
主分類
A01K
87/06 20060101AFI20250228BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約
【課題】第1脚及び第2脚を有するリールを釣竿の竿体に装着させるリールシートが提供される。
【解決手段】リールシートは、第1脚及び第2脚が安着する安着部と安着部に位置し第1脚が挿入される固定フード部を含み、竿体に竿体の中心軸に沿って結合されるシートボディと、第2脚を安着部に固定するようにシートボディに移動可能に結合される可動フードを含み、固定フード部は、第1脚が挿入される開口を形成するように安着部から延長する開口エッジ部と、開口エッジ部から延長して第1脚を覆う内面を含み、開口エッジ部は安着部が形成される安着面に対して鋭角で傾斜した第1仮想平面に位置し、内面を中心軸に沿って二分する第1仮想線と第1仮想平面は鈍角で会うように形成される。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
第1脚及び第2脚を有するリールを釣竿の竿体に装着させるリールシートであり、
前記第1脚及び前記第2脚が安着する安着部と前記安着部に位置し前記第1脚が挿入される固定フード部を含み、前記竿体に前記竿体の中心軸に沿って結合されるシートボディと、
前記第2脚を前記安着部に固定するように前記シートボディに移動可能に結合される可動フードを含み、
前記固定フード部は、前記第1脚が挿入される開口を形成するように前記安着部から延長する開口エッジ部と、前記開口エッジ部から延長して前記第1脚を覆う内面を含み、
前記開口エッジ部は前記安着部が形成される安着面に対して鋭角で傾斜した第1仮想平面に位置し、前記内面を前記中心軸に沿って二分する第1仮想線と前記第1仮想平面は鈍角で会うように形成される、
リールシート。
続きを表示(約 1,500 文字)
【請求項2】
前記安着面は前記中心軸に平行で、前記第1仮想平面は前記安着面に対して15度~25度で傾斜した、
請求項1に記載のリールシート。
【請求項3】
前記開口エッジ部は、前記安着部から延長して前記中心軸を基準に離隔された一対の第1開口エッジ部と、前記一対の第1開口エッジ部を連結する第2開口エッジ部を含み、
前記一対の第1開口エッジ部のそれぞれは、前記内面と会う線に沿って形成され直線状を有する第1内側エッジ線を有し、前記第2開口エッジ部は前記内面と会う線に沿って形成され半円形状を有する第2内側エッジ線を有する、
請求項1に記載のリールシート。
【請求項4】
前記リールシートの平面図で見る時、一対の前記第1内側エッジ線と前記第2内側エッジ線間の交点を連結する第2仮想線の中点と前記第2内側エッジ線の中点を連結する第3仮想線の長さに限定されるエッジ深さは、前記第2仮想線の長さに限定されるエッジ幅の0.45倍~0.55倍である、
請求項3に記載のリールシート。
【請求項5】
前記リールシートの平面図で見る時、前記第2内側エッジ線の前記半円形状は前記交点で一対の前記第1内側エッジ線に正接する、
請求項4に記載のリールシート。
【請求項6】
前記リールシートを側面図で見る時、前記一対の第1開口エッジ部のうちの1つの長さ及び前記第2開口エッジ部の長さの和は前記第1仮想線の長さより大きい、
請求項3に記載のリールシート。
【請求項7】
前記固定フード部は、前記一対の第1開口エッジ部のそれぞれと前記安着部の間に傾斜壁を含み、
前記傾斜壁は、一対の前記第1内側エッジ線のうちの1つを含む斜辺と、前記固定フード部と前記安着部間の境界に形成される底辺を有する、
請求項3に記載のリールシート。
【請求項8】
前記傾斜壁は一定の厚みを有し、前記傾斜壁と前記安着部の境界での前記厚みは2mm~3mmの範囲内にある、
請求項7に記載のリールシート。
【請求項9】
前記シートボディ(1100)は、
前記竿体に結合可能な第1ボアを有する円筒部と、
前記円筒部の上側または下側に形成される前記安着部と前記中心軸を基準に前記安着部の反対側に位置し前記中心軸の周方向に形成された第1突出部及び前記円筒部の外周に沿って前記第1突出部から前記中心軸に沿って延長して前記安着部とともに前記固定フード部を形成する第2突出部を有する付着ボディを含み、
前記可動フードは、前記固定フード部に対向する雄ネジ部に移動可能に結合され、
前記可動フードは、前記第1突出部が前記中心軸に沿って挿入される収容部と、垂直方向において前記収容部の反対側に位置し前記中心軸に沿って前記第1突出部と重なり前記第2脚を前記安着部に固定する可動フード部を含む、
請求項1に記載のリールシート。
【請求項10】
前記シートボディは、前記円筒部が嵌合され前記釣竿の竿体に結合されるグリップボディをさらに含み、
前記グリップボディは、前記円筒部が前記中心軸に沿って嵌合される第2ボアと、前記第2ボアに連通し前記釣竿の竿体に結合可能な第3ボアと、前記第1突出部のエッジ及び前記第2突出部のエッジに相補的に形成され前記第2ボアの一部を露出させるように切り欠かれた切欠エッジを含む、
請求項9に記載のリールシート。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、釣り用リールを固定するリールシート、及びこのようなリールシートを含む釣竿に関するものである。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
釣り用リールを釣竿の竿体に結合させるために、リールを固定可能なリールシート(reel seat)が竿体に連結される。リールシートは、竿体が挿入されるようにパイプ状に形成されたシートボディを有することができる。シートボディは竿体に結合され、リールの脚のうちの1つを固定する固定フード及び固定フードと向き合う他端に形成される雄ネジ部を有する。リールの脚のうちのもう1つを固定するための可動フードがシートボディに竿体の軸方向に移動可能に結合され、固定フード及び可動フードがそれぞれのリール脚を挟持することでリールを固定する。
【0003】
図1を参照すると、従来技術による釣竿(10)はリール脚を含むリール(11)、リール脚を挟持してリール(11)を固定するリールシート(12)及びリールシート(12)を貫く竿体(13)を含む。リールシート(12)はシートボディ(121)及び可動フード(122)を含む。図2を参照すると、シートボディ(121)は、リール(図1のリール(11))のリール脚の一端を挟持する付着ボディ(121a)、竿体(図1の竿体(13))が挿通される円筒部(121b)及び円筒部(121b)の外部を取り囲むように締結されるグリップボディ(121c)を含む。
【0004】
図2のA領域を拡大した図3を参照すると、付着ボディ(例:図2の付着ボディ(121a))の固定フード(123)はリール脚の一端が挿入される開口部(HP)を含み、開口部(HP)の入口が形成される仮想平面(VP)と固定フード(123)の傾斜形状の上部側輪郭線(123L)がなす角度(aa)は、略垂直になるように形成される。このような角度(aa)によって、リール脚の一端が固定フード(123)に結合された時、リール及びリールシート間に凹凸が形成され、釣り人はリールシートを把持する時、異物感または煩わしさを感じグリップ感が低下し得る。
【0005】
これにより、釣り人が釣竿を心地よく把持できるようにするために、リール脚とリールシート間の凹凸が最小化するように求められる。例えば、固定フード(123)の開口部(HP)とリール脚が連結される連結部が連続的な曲面を形成することが求められる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2023-037192号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
開示された実施例は、前述した従来技術の問題のうち少なくとも1つ以上を解決したリールシートを提供する。本開示の一実施例は、釣り人の指に異物感を与えずに心地よく把持できるリールシートを提供する。本開示の一実施例は、薄い厚みを有し円筒状に近いシャープな印象を有するリールシートを提供する。本開示の一実施例は、薄い厚み及び軽い重量を有して一体に形成されたシートボディを含むリールシートを提供する。本開示の一実施例は、向上した強度を有する可動フードを含むリールシートを提供する。本開示の一実施例は前述したリールシートを含む釣竿を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0008】
開示された実施例はリールを釣竿の竿体に結合させるリールシートに関連する。リールシートの実施例の一側面によると、第1脚及び第2脚を有するリールを釣竿の竿体に装着させるリールシートは、第1脚及び第2脚が安着する安着部と安着部に位置し第1脚が挿入される固定フード部を含み、竿体に竿体の中心軸に沿って結合されるシートボディと、第2脚を安着部に固定するようにシートボディに移動可能に結合される可動フードを含み、固定フード部は、第1脚が挿入される開口を形成するように安着部から延長する開口エッジ部と、開口エッジ部から延長して第1脚を覆う内面を含み、開口エッジ部は安着部が形成される安着面に対して鋭角で傾斜した第1仮想平面に位置し、内面を中心軸に沿って二分する第1仮想線と第1仮想平面は鈍角で会うように形成される。
【0009】
一実施例において、安着面は中心軸に平行で、第1仮想平面は安着面に対して15度~25度で傾斜して形成され得る。
【0010】
一実施例において、開口エッジ部は、安着部から延長して中心軸を基準に離隔された一対の第1開口エッジ部と、一対の第1開口エッジ部を連結する第2開口エッジ部を含み、一対の第1開口エッジ部のそれぞれは、内面と会う線に沿って形成され直線状を有する第1内側エッジ線を有し、第2開口エッジ部は内面と会う線に沿って形成され半円形状を有する第2内側エッジ線を有する。
(【0011】以降は省略されています)
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