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公開番号2025025491
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-02-21
出願番号2023130297
出願日2023-08-09
発明の名称車両用診断装置
出願人ダイハツ工業株式会社
代理人弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類G05B 23/02 20060101AFI20250214BHJP(制御;調整)
要約【課題】センサの潜在的な異常を早期に発見することが可能な車両用診断装置を提供する。
【解決手段】車両用診断装置は、車両に設置されたセンサが出力するセンサ信号を取得するセンサ信号取得部(取得部)と、センサ信号取得部が取得したセンサ信号の大きさを第1の閾値と比較することによって、センサ信号を出力するセンサが異常であるかを判定する第1のセンサ信号レベル判定部(第1の判定部)と、センサ信号の大きさが、正常な状態から異常な状態に遷移する手前側に設定された第2の閾値と第1の閾値との間にあるかを判定する第2のセンサ信号レベル判定部(第2の判定部)と、第2のセンサ信号レベル判定部が、センサ信号の大きさが第1の閾値と第2の閾値との間にあると判定した場合に、現在時刻を含む所定時間分のセンサ信号を記憶するセンサ信号記憶部(記憶部)と、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
車両に設置されたセンサが出力するセンサ信号を取得する取得部と、
前記取得部が取得したセンサ信号の大きさを第1の閾値と比較することによって、前記センサ信号を出力するセンサが異常であるかを判定する第1の判定部と、
前記センサ信号の大きさが、正常な状態から異常な状態に遷移する手前側に設定された第2の閾値と前記第1の閾値との間にあるかを判定する第2の判定部と、
前記第2の判定部が、前記センサ信号の大きさが前記第1の閾値と前記第2の閾値との間にあると判定した場合に、現在時刻を含む所定時間分の前記センサ信号を記憶する記憶部と、を備える、
車両用診断装置。
続きを表示(約 440 文字)【請求項2】
前記第2の判定部が、前記車両の連続する複数の運転状態において、同じセンサが出力するセンサ信号の大きさが、いずれも、前記第1の閾値と前記第2の閾値との間にあると判定した場合に、
前記記憶部は、現在時刻を含む所定時間分の前記センサ信号を記憶する、
請求項1に記載の車両用診断装置。
【請求項3】
前記記憶部は、
前記第2の判定部が、前記センサ信号の大きさが前記第1の閾値と前記第2の閾値とに間にあると判定した場合に、現在時刻を含む所定時間分の前記センサ信号と、そのときの前記車両の状態情報と運転者の運転操作情報と、を時刻で関連付けて記憶する、
請求項1または請求項2に記載の車両用診断装置。
【請求項4】
前記記憶部が記憶したデータを、前記車両を一意に特定する識別情報とともに、通信回線を介して前記車両から出力するセンサ信号出力部を、更に備える、
請求項1または請求項2に記載の車両用診断装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、車両用診断装置に関する。
続きを表示(約 1,100 文字)【背景技術】
【0002】
車両に搭載されたエンジン、シャーシ、ブレーキ、ステアリング等を適切に制御するために、車両には様々なセンサが搭載されている。そして、これらのセンサが正常に動作しているかを監視するために、センサの異常を検出する装置が実用化されている。
【0003】
例えば、特許文献1には、センサに異常が発生した場合に、運転者に対して警報を出力するセンサ異常検出装置が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2006-240453号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1に開示されたセンサ異常検出装置は、センサの異常が確定した時点で当該センサに異常が発生したことを示す情報を取得しているため、異常が確定する直前の状態である潜在的な異常を検出することはできなかった。
【0006】
本発明の目的は、センサの潜在的な異常を早期に発見することが可能な車両用診断装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
前記の目的を達成するため、本発明に係る車両用診断装置は、車両に設置されたセンサが出力するセンサ信号を取得する取得部と、前記取得部が取得したセンサ信号の大きさを第1の閾値と比較することによって、前記センサ信号を出力するセンサが異常であるかを判定する第1の判定部と、前記センサ信号の大きさが、正常な状態から異常な状態に遷移する手前側に設定された第2の閾値と前記第1の閾値との間にあるかを判定する第2の判定部と、前記第2の判定部が、前記センサ信号の大きさが前記第1の閾値と前記第2の閾値との間にあると判定した場合に、現在時刻を含む所定時間分の前記センサ信号を記憶する記憶部と、を備える。
【0008】
この構成によれば、センサの潜在的な異常を早期に発見することができる。
【0009】
また、本発明に係る車両用診断装置において、前記第2の判定部が、前記車両の連続する複数の運転状態において、同じセンサが出力するセンサ信号の大きさが、いずれも、前記第1の閾値と前記第2の閾値との間にあると判定した場合に、前記記憶部は、現在時刻を含む所定時間分の前記センサ信号を記憶する。
【0010】
この構成によれば、連続する複数のドライビングサイクルの全てにおいて、センサ信号に潜在的な異常があることが検出された場合に、当該センサ信号に潜在的な異常があることを確定することができる。
(【0011】以降は省略されています)

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