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公開番号
2025025412
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-02-21
出願番号
2023130154
出願日
2023-08-09
発明の名称
摩擦伝動装置
出願人
住友重機械工業株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
F16H
13/10 20060101AFI20250214BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約
【課題】本発明の目的は、より大きなトルクを伝達できる摩擦伝動装置を提供することである。
【解決手段】実施形態の摩擦伝動装置100は、回転軸La周りに配置される遊星転動体20と、遊星転動体20に接触する第1支持軌道輪26および第2支持軌道輪28と、第2支持軌道輪28を押し付けて第2支持軌道輪28と遊星転動体20との接触面に押付力を発生させる押付力付与機構7を備えた摩擦伝動装置である。摩擦伝動装置100は、本摩擦伝動装置100を軸方向から覆うカバー67を有し、押付力付与機構7は、第2支持軌道輪28を押し付ける押付部72を有し、押付力付与機構7は、当該押付部72と軸方向に重なる位置でカバー67と当接する当接部56bを有するか、または、カバー67と一体に構成される。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
回転軸周りに配置される遊星転動体と、前記遊星転動体に接触する第1支持軌道輪および第2支持軌道輪と、前記第2支持軌道輪を押し付けて前記第2支持軌道輪と前記遊星転動体との接触面に押付力を発生させる押付力付与機構を備えた摩擦伝動装置であって、
本摩擦伝動装置を軸方向から覆うカバーを有し、
前記押付力付与機構は、前記第2支持軌道輪を押し付ける押付部を有し、
前記押付力付与機構は、当該押付部と軸方向に重なる位置で前記カバーと当接する当接部を有するか、または、前記カバーと一体的に構成される摩擦伝動装置。
続きを表示(約 690 文字)
【請求項2】
前記押付力付与機構は、第2支持軌道輪に設けられたカム面と、前記カム面と軸方向に対向する押付カムと、前記カム面と前記押付カムの間に配置され、前記押付部として機能する複数のローラと、を含み、
前記押付カムは、前記複数のローラが配置される配置面と、前記複数のローラが配置されない非配置面とで構成された押付カム面を有し、
前記非配置面に前記カバーに連結されるための被連結部が設けられ、
前記押付力付与機構は、前記被連結部と前記カバーが連結することで前記カバーと一体的に構成される、請求項1に記載の摩擦伝動装置。
【請求項3】
前記被連結部は、周方向に等間隔に配置されている、請求項2に記載の摩擦伝動装置。
【請求項4】
前記押付力付与機構は、前記カバーと径方向に当接してインロー嵌合する第1インロー部を有する、請求項1に記載の摩擦伝動装置。
【請求項5】
前記遊星転動体を環囲し、前記カバーが連結されるケーシングを有し、
前記押付力付与機構は、前記ケーシングと径方向に当接してインロー嵌合する第2インロー部を有する、請求項4に記載の摩擦伝動装置。
【請求項6】
前記押付力付与機構は、前記第2支持軌道輪に設けられたカム面と、前記カム面と軸方向に対向する押付カムと、前記カム面と前記押付カムの間に配置される複数のローラと、を含み、
前記押付カムは前記カバーとは別体で、
前記押付カムの硬度は、前記カバーの硬度よりも大きい、請求項1に記載の摩擦伝動装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、摩擦伝動装置に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
IVT(Infinitely Variable Transmission)と呼ばれ、無限大の変速比が可能な無段変速機が知られている。本出願人は、特許文献1において、入力軌道輪と、遊星転動体と、出力軌道輪とを備える摩擦伝動装置の技術を開示した。この装置では、遊星転動体は、入力軌道輪の回転軸周りに配置され入力軌道輪に接触し、出力軌道輪は、遊星転動体と接触し出力軸と連結される。また、この装置は、遊星転動体に接触する複数の支持軌道輪を有しており、入力軌道輪に入力された回転を変速して出力軸から出力する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
国際公開第2021/182001号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
摩擦伝動装置は、ロボットや自走台車など多くのアプリケーションで使用されることが期待される。多様なアプリケーションに搭載されるためには、摩擦伝動装置は、より大きなトルクを伝達できることが望ましい。しかしながら、従来の摩擦伝動装置では、遊星転動体と軌道輪との間に予圧を付与する機構が複雑で、摩擦伝動装置の伝達トルクを大きくすることが難しかった。
【0005】
本発明の目的は、このような課題に鑑みてなされたもので、より大きなトルクを伝達できる摩擦伝動装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために、本発明のある態様の摩擦伝動装置は、回転軸周りに配置される遊星転動体と、遊星転動体に接触する第1支持軌道輪および第2支持軌道輪と、第2支持軌道輪を押し付けて第2支持軌道輪と遊星転動体との接触面に押付力を発生させる押付力付与機構を備えた摩擦伝動装置であって、本摩擦伝動装置を軸方向から覆うカバーを有する。押付力付与機構は、第2支持軌道輪を押し付ける押付部を有する。押付力付与機構は、当該押付部と軸方向に重なる位置でカバーと当接する当接部を有するか、または、カバーと一体的に構成される。
【0007】
なお、以上の構成要素の任意の組み合わせや、本発明の構成要素や表現を方法、システムなどの間で相互に置換したものもまた、本発明の態様として有効である。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、より大きなトルクを伝達できる摩擦伝動装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
実施形態に係る摩擦伝動装置の一例を示す斜視図である。
図1の摩擦伝動装置のA-A線に沿った断面を示す断面図である。
図1の摩擦伝動装置の入力軌道輪を示す斜視図である。
図1の摩擦伝動装置の第1支持軌道輪を示す斜視図である。
図1の摩擦伝動装置の遊星転動体を示す斜視図である。
図1の摩擦伝動装置の保持器を示す斜視図である。
図1の摩擦伝動装置の遊星転動体ユニットを示す斜視図である。
図1の摩擦伝動装置の第2支持軌道輪を示す斜視図である。
図1の摩擦伝動装置の出力軌道輪を示す斜視図である。
図1の摩擦伝動装置のローラ保持器を示す斜視図である。
図1の摩擦伝動装置の押付カムを示す斜視図である。
図1の摩擦伝動装置のカバーを示す斜視図である。
図1の摩擦伝動装置の押付力付与機構の動作を説明する模式図である。
図1の摩擦伝動装置の速比制御機構を示す斜視図である。
図1の押付力付与機構のインロー部を示す断面図である。
実施形態の摩擦伝動装置の第2の構成例を示す断面図である。
図16の第2の構成例のカバーを示す斜視図である。
参考例の摩擦伝動装置の押付カムの支持構造を示す断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明を好適な実施形態をもとに各図面を参照しながら説明する。実施形態、参考例および変形例では、同一または同等の構成要素、部材には、同一の符号を付するものとし、適宜重複した説明は省略する。また、各図面における部材の寸法は、理解を容易にするために適宜拡大、縮小して示される。また、各図面において実施形態を説明する上で重要ではない部材の一部は省略して表示する。
(【0011】以降は省略されています)
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