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公開番号
2025025058
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-02-21
出願番号
2023129500
出願日
2023-08-08
発明の名称
超音波接合装置およびワイヤハーネス
出願人
矢崎総業株式会社
代理人
弁理士法人虎ノ門知的財産事務所
主分類
B23K
20/10 20060101AFI20250214BHJP(工作機械;他に分類されない金属加工)
要約
【課題】超音波接合時に端子付き電線の端子に伝播される振動を抑制できる超音波接合装置およびワイヤハーネスを提供することを目的とする。
【解決手段】超音波接合装置1は、軸線方向Xに沿って延在する複数の端子付き電線10のそれぞれの芯線W1を、軸線方向Xと交差する高さ方向Zの両側から挟持した状態で超音波振動を印加することにより芯線W1同士を超音波接合する超音波接合部2と、超音波接合部2の少なくとも軸線方向Xの一方側に設けられ、高さ方向Zの両側から複数の端子付き電線10を保持する電線ホルダ4と、を備える。
【選択図】図5
特許請求の範囲
【請求項1】
軸線方向に沿って延在する複数の端子付き電線のそれぞれの芯線を、前記軸線方向と交差する高さ方向の両側から挟持した状態で超音波振動を印加することにより前記芯線同士を超音波接合する超音波接合部と、
前記超音波接合部の少なくとも前記軸線方向の一方側に設けられ、前記高さ方向の両側から前記複数の端子付き電線を保持する電線ホルダと、
を備えた、超音波接合装置。
続きを表示(約 530 文字)
【請求項2】
前記電線ホルダは、前記超音波接合部を間に挟むように前記軸線方向の両側に一対で設けられる、
請求項1に記載の超音波接合装置。
【請求項3】
軸線方向に沿って延在する芯線および当該芯線を覆う絶縁被覆を有した電線と、前記電線の一端部に露出した前記芯線と接合された端子と、をそれぞれ有した複数の端子付き電線と、
前記複数の端子付き電線のそれぞれの前記電線の他端部に露出した前記芯線同士が超音波接合された分岐接続部と、
前記分岐接続部の少なくとも前記軸線方向の一方側に設けられ、前記複数の端子付き電線のそれぞれの前記電線のうち少なくとも前記絶縁被覆同士が接合された電線接合部と、
を備えた、ワイヤハーネス。
【請求項4】
前記電線接合部は、前記分岐接続部を間に挟むように前記軸線方向の両側に一対で設けられる、
請求項3に記載のワイヤハーネス。
【請求項5】
前記電線接合部は、前記分岐接続部の超音波接合時に伝播される超音波によって前記複数の端子付き電線のそれぞれの前記電線のうち少なくとも前記絶縁被覆同士が接合される、
請求項3または4に記載のワイヤハーネス。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、超音波接合装置およびワイヤハーネスに関する。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
従来の超音波接合装置に関する技術として、例えば、特許文献1には、複数の電線の芯線を軸線方向と交差する高さ方向の両側から挟持した状態で超音波振動を印加することにより芯線同士を超音波接合する超音波接合部と、超音波接合部を間に挟むように軸線方向および高さ方向と交差する幅方向の両側に一対で設けられたギャザー(電線ホルダ)と、を備えた電線接合装置が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-136634号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、上述した特許文献1に記載の超音波接合装置では、例えば、端子付き電線を超音波接合する場合に、超音波接合時の振動が端子付き電線の電線を通って端子に伝播し、ひいては端子の機能が低下してしまう虞があった。
【0005】
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであって、超音波接合時に端子付き電線の端子に伝播される振動を抑制できる超音波接合装置およびワイヤハーネスを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するために、本発明に係る超音波接合装置は、軸線方向に沿って延在する複数の端子付き電線のそれぞれの芯線を、前記軸線方向と交差する高さ方向の両側から挟持した状態で超音波振動を印加することにより前記芯線同士を超音波接合する超音波接合部と、前記超音波接合部の少なくとも前記軸線方向の一方側に設けられ、前記高さ方向の両側から前記複数の端子付き電線を保持する電線ホルダと、を備える。
【0007】
また、上記目的を達成するために、本発明に係るワイヤハーネスは、軸線方向に沿って延在する芯線および当該芯線を覆う絶縁被覆を有した電線と、前記電線の一端部に露出した前記芯線と接合された端子と、をそれぞれ有した複数の端子付き電線と、前記複数の端子付き電線のそれぞれの前記電線の他端部に露出した前記芯線同士が超音波接合された分岐接続部と、前記分岐接続部の少なくとも前記軸線方向の一方側に設けられ、前記複数の端子付き電線のそれぞれの前記電線のうち少なくとも前記絶縁被覆同士が接合された電線接合部と、を備える。
【発明の効果】
【0008】
本発明に係る超音波接合装置およびワイヤハーネスは、例えば、複数の端子付き電線のうち電線ホルダによって保持される部分(電線接合部)が芯線同士の超音波接合時に伝播される超音波によって互いに接合され、これにより端子付き電線のそれぞれの端子に伝播される振動を減衰することができる。すなわち、超音波接合部(分岐接続部)の少なくとも軸線方向の一方側に設けられた電線ホルダ(電線接合部)が、複数の端子付き電線のそれぞれの芯線から端子に向かって伝播される振動を減衰する振動減衰部として機能しうる。この結果、超音波接合装置およびワイヤハーネスは、超音波接合時に端子付き電線の端子に伝播される振動を抑制できる、という効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、実施形態に係るワイヤハーネスの例示的な平面図である。
図2は、実施形態に係るワイヤハーネスの例示的な模式図であって、分岐接続部の保護部材およびコネクタのハウジングが取り外された状態の図である。
図3は、実施形態に係るワイヤハーネスの端子の例示的な断面図である。
図4は、実施形態に係る超音波接合装置の例示的な断面図である。
図5は、実施形態に係る超音波接合装置によるワイヤハーネスの超音波接合時の例示的な模式図である。
図6は、変形例に係るワイヤハーネスの例示的な模式図であって、分岐接続部の保護部材およびコネクタのハウジングが取り外された状態の図である。
図7は、変形例に係る超音波接合装置によるワイヤハーネスの超音波接合時の例示的な模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明に係る実施形態および変形例を図面に基づいて詳細に説明する。なお、下記実施形態および変形例によりこの発明が限定されるものではない。また、下記実施形態および変形例における構成要素には、当業者が置換可能かつ容易なもの、あるいは実質的に同一のものが含まれる。また、以下に開示される実施形態および変形例には、同様の構成要素が含まれる。よって、以下では、それら同様の構成要素には共通の符号が付与されるとともに、重複する説明が省略される。なお、本明細書では、序数は、部品や、部材、部位、位置、方向等を区別するためだけに用いられており、順番や優先度を示すものではない。
(【0011】以降は省略されています)
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