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公開番号
2025024449
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-02-20
出願番号
2023128562
出願日
2023-08-07
発明の名称
気泡掻き出し用具
出願人
矢作建設工業株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
E04G
21/06 20060101AFI20250213BHJP(建築物)
要約
【課題】打設されたコンクリートを通過する鉄骨の下面に溜まった気泡を掻き出す際の作業効率を向上させることができる気泡掻き出し用具を提供する。
【解決手段】気泡掻き出し用具21は、打設されたコンクリートに挿入することが可能な挿入板22と、その挿入板22に繋がる操作棒23とを備え、上記コンクリート内を通過する梁12におけるフランジ12bの下面に溜まった気泡を掻き出すためのものである。挿入板22は、長板状に形成されている。操作棒23と挿入板22との位置関係は、操作棒23を上下に延びるように配置したとき、挿入板22の長手方向及び厚さ方向が水平方向となる位置関係とされている。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
打設されたコンクリートに挿入することが可能な挿入板と、その挿入板に繋がる操作棒とを備え、前記コンクリート内を通過する鉄骨の下面に溜まった気泡を掻き出すための気泡掻き出し用具において、
前記挿入板は、長板状に形成され、
前記操作棒と前記挿入板との位置関係は、前記操作棒を上下に延びるように配置したとき、前記挿入板の長手方向及び厚さ方向が水平方向となる位置関係とされている気泡掻き出し用具。
続きを表示(約 590 文字)
【請求項2】
前記鉄骨の前記下面は、前記鉄骨にその長手方向に沿って延びるよう形成されたフランジの下面であって、
前記挿入板には、前記操作棒を上下に延びるように配置した状態で前記挿入板を前記フランジの下側に挿入したとき、前記挿入板よりも上に突出するガイド部材が固定されており、
前記ガイド部材には、前記フランジにおける突出方向の端面に対して前記鉄骨の長手方向に沿って定められた長さに亘り面接触することが可能であるガイド面が形成され、
前記ガイド面は、前記挿入板の長手方向に対し傾斜している請求項1に記載の気泡掻き出し用具。
【請求項3】
前記ガイド部材は、前記挿入板に対しその長手方向に変位させることが可能であり、変位した位置で前記挿入板に対し固定することが可能である請求項2に記載の気泡掻き出し用具。
【請求項4】
前記操作棒は、その操作棒から同操作棒の軸線と交差する方向に突出する把持部を備えている請求項1~3のいずれか一項に記載の気泡掻き出し用具。
【請求項5】
前記挿入板には弾性体が設けられ、
前記弾性体は、前記操作棒を上下に延びるように配置したときの前記挿入板の上縁から上に突出するとともに、前記挿入板の長手方向に延びている請求項1~3のいずれか一項に記載の気泡掻き出し用具。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、気泡掻き出し用具に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
例えば、建物を柱RC梁S構法(RCS構法)で建てる場合、柱と梁との接合部にコンクリートを打設するとき、梁を形成する鉄骨が上記打設されたコンクリートを通過するようになる。そして、上記コンクリートを打設した後、そのコンクリートに含まれる空気が浮かび上がることにより、鉄骨の下面には気泡が溜まる。このように気泡が溜まる箇所としては、例えば鉄骨のウェブから突出して鉄骨の長手方向に延びるフランジの下面があげられる。
【0003】
上記コンクリートが打設された後に鉄骨の下面に溜まった気泡を除去する用具としては、例えば特許文献1に示される気泡除去具が知られている。この気泡除去具は、操作棒と挿入部とを備えている。気泡除去具の挿入部は、打設された上記コンクリートに挿入される。この状態で、操作棒を持って挿入部を鉄骨の下面に当てる。更に、操作棒を動かして挿入部を鉄骨の下面に沿って移動させることにより、鉄骨の下面に溜まった気泡を上記下面の外に掻き出す。これにより、鉄骨の下面に溜まった気泡が除去される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2020-158952号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかし、特許文献1の気泡除去具は、比較的大きい挿入部を備えたものである。このため、打設したコンクリートに挿入部を挿入するときの抵抗が大きくなる。その結果、上記コンクリートに挿入部を挿入しにくくなる。従って、鉄骨の下面に溜まった気泡を気泡除去具によって掻き出す際の作業効率が低下する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
次に、上記課題を解決する気泡欠きだし用具の各態様について記載する。
(態様1)
打設されたコンクリートに挿入することが可能な挿入板と、その挿入板に繋がる操作棒とを備え、前記コンクリート内を通過する鉄骨の下面に溜まった気泡を掻き出すための気泡掻き出し用具において、前記挿入板は、長板状に形成され、前記操作棒と前記挿入板との位置関係は、前記操作棒を上下に延びるように配置したとき、前記挿入板の長手方向及び厚さ方向が水平方向となる位置関係とされている気泡掻き出し用具。
【0007】
上記構成によれば、打設されたコンクリートに対し挿入板が挿入される。そして、操作棒を持って挿入板を鉄骨の下面に沿って移動させることにより、鉄骨の下面に溜まった気泡が挿入板によって鉄骨の下面の外に掻き出される。上記コンクリートに対する挿入板の挿入は、操作棒を上下に延びるように配置した状態で行われる。操作棒を上下に延びるように配置したときには、挿入板の長手方向及び厚さ方向が水平方向となる。このため、打設されたコンクリートに対し上述した状態の挿入板を挿入することにより、その挿入の際の抵抗を小さく抑えることができる。これにより上記コンクリートに挿入板を挿入しやすくなるため、鉄骨の下面に溜まった気泡を気泡除去具によって掻き出す際の作業効率が向上する。
【0008】
(態様2)
前記鉄骨の前記下面は、前記鉄骨にその長手方向に沿って延びるよう形成されたフランジの下面であって、前記挿入板には、前記操作棒を上下に延びるように配置した状態で前記挿入板を前記フランジの下側に挿入したとき、前記挿入板よりも上に突出するガイド部材が固定されており、前記ガイド部材には、前記フランジにおける突出方向の端面に対して前記鉄骨の長手方向に沿って定められた長さに亘り面接触することが可能であるガイド面が形成され、前記ガイド面は、前記挿入板の長手方向に対し傾斜している(態様1)に記載の気泡掻き出し用具。
【0009】
上記構成によれば、打設されたコンクリートに挿入板を挿入した後、挿入板の上縁が鉄骨におけるフランジの下面に当てられるとともに、ガイド部材のガイド面がフランジの突出方向の端面に当てられる。この状態のもと、操作棒に対する挿入板の突出方向の先端が前となるように、気泡掻き出し用具が鉄骨の長手方向に移動される。この気泡掻き出し用具の移動は、フランジの突出方向の端面にガイド部材のガイド面を接触させながら行われる。これにより、気泡掻き出し用具の上記移動を案内するとともに、移動中の挿入板のフランジに対する姿勢を維持することができる。そして、気泡掻き出し用具の上記移動に伴い、鉄骨におけるフランジの下面に溜まった気泡が挿入板によって上記下面の外に効率よく押し出される。これにより、気泡を鉄骨の下面から効率良く取り除くことができる。
【0010】
(態様3)
前記ガイド部材は、前記挿入板に対しその長手方向に変位させることが可能であり、変位した位置で前記挿入板に対し固定することが可能である(態様2)に記載の気泡掻き出し用具。
(【0011】以降は省略されています)
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