TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2025024185
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-02-19
出願番号2024203115,2023511494
出願日2024-11-21,2022-03-30
発明の名称通信制御方法及びユーザ装置
出願人京セラ株式会社
代理人弁理士法人キュリーズ
主分類H04W 28/02 20090101AFI20250212BHJP(電気通信技術)
要約【課題】改善されたマルチキャスト・ブロードキャストサービス(MBS)を実現する通信制御方法及びユーザ装置を提供する。
【解決手段】通信制御方法は、UE100が、MBSセッションで伝送されるPacket Data Convergence Protocol(PDCP)パケットを基地局gNB200から受信することS201と、ハイパーフレーム番号(HFN)を推定することで推定HFNを生成することS204と、受信したPDCPパケットに含まれるPDCPシーケンス番号と推定HFNとからなる推定COUNTを生成することS205と、推定COUNTを用いてPDCPパケットの復号を試みることS206と、復号に成功した場合、推定HFNを有効なハイパーフレーム番号として決定することS208と、を含む。
【選択図】図11
特許請求の範囲【請求項1】
基地局からユーザ装置に対してマルチキャスト・ブロードキャストサービス(MBS)を提供する移動通信システムにおいて前記ユーザ装置が実行する通信制御方法であって、
前記基地局から最初に受信したPDCPパケットに含まれるPDCPシーケンス番号に基づいて、MBS用のPDCP変数の初期値を設定すること、を有し、
前記PDCP変数は、受信ウィンドウ制御に用いられる変数であって、次に受信することが期待されるPDCP SDUのカウント値、又は、受信待ちで、未だ上位レイヤに提供していないPDCP SDUのカウント値を示し、
前記PDCP変数の初期化を指示する初期化指示を含むRRCメッセージを前記基地局から受信すること、を更に有し、
前記初期化指示は、PDCPエンティティの再確立指示である
通信制御方法。
続きを表示(約 2,300 文字)【請求項2】
前記PDCP変数を設定することは、前記基地局から最初に受信した前記PDCPパケットに含まれるPDCPシーケンス番号に「1」を加算した値を前記初期値に設定することを含み、
前記PDCP変数は、次に受信することが期待される前記PDCP SDUのカウント値を示す
請求項1記載の通信制御方法。
【請求項3】
基地局からユーザ装置に対してマルチキャスト・ブロードキャストサービス(MBS)を提供する移動通信システムにおける前記ユーザ装置であって、
前記基地局から最初に受信したPDCPパケットに含まれるPDCPシーケンス番号に基づいて、MBS用のPDCP変数の初期値を設定する制御部、を有し、
前記PDCP変数は、受信ウィンドウ制御に用いられる変数であって、次に受信することが期待されるPDCP SDUのカウント値、又は、受信待ちで、未だ上位レイヤに提供していないPDCP SDUのカウント値を示し、
前記PDCP変数の初期化を指示する初期化指示を含むRRCメッセージを前記基地局から受信する受信部、を更に有し、
前記初期化指示は、PDCPエンティティの再確立指示である
ユーザ装置。
【請求項4】
前記制御部は、前記基地局から最初に受信した前記PDCPパケットに含まれるPDCPシーケンス番号に「1」を加算した値を前記初期値に設定し、
前記PDCP変数は、次に受信することが期待される前記PDCP SDUのカウント値を示す
請求項3記載のユーザ装置。
【請求項5】
基地局からユーザ装置に対してマルチキャスト・ブロードキャストサービス(MBS)を提供する移動通信システムであって、
前記ユーザ装置は、前記基地局から最初に受信したPDCPパケットに含まれるPDCPシーケンス番号に基づいて、MBS用のPDCP変数の初期値を設定し、
前記PDCP変数は、受信ウィンドウ制御に用いられる変数であって、次に受信することが期待されるPDCP SDUのカウント値、又は、受信待ちで、未だ上位レイヤに提供していないPDCP SDUのカウント値を示し、
前記ユーザ装置は、前記PDCP変数の初期化を指示する初期化指示を含むRRCメッセージを前記基地局から受信し、
前記初期化指示は、PDCPエンティティの再確立指示である
移動通信システム。
【請求項6】
前記ユーザ装置は、前記基地局から最初に受信した前記PDCPパケットに含まれるPDCPシーケンス番号に「1」を加算した値を前記初期値に設定し、
前記PDCP変数は、次に受信することが期待される前記PDCP SDUのカウント値を示す
請求項5記載の移動通信システム。
【請求項7】
基地局からユーザ装置に対してマルチキャスト・ブロードキャストサービス(MBS)を提供する移動通信システムにおける前記ユーザ装置のチップセットであって、
前記基地局から最初に受信したPDCPパケットに含まれるPDCPシーケンス番号に基づいて、MBS用のPDCP変数の初期値を設定すること、を有し、
前記PDCP変数は、受信ウィンドウ制御に用いられる変数であって、次に受信することが期待されるPDCP SDUのカウント値、又は、受信待ちで、未だ上位レイヤに提供していないPDCP SDUのカウント値を示し、
前記PDCP変数の初期化を指示する初期化指示を含むRRCメッセージを前記基地局から受信すること、を更に有し、
前記初期化指示は、PDCPエンティティの再確立指示である
チップセット。
【請求項8】
前記PDCP変数を設定することは、前記基地局から最初に受信した前記PDCPパケットに含まれるPDCPシーケンス番号に「1」を加算した値を前記初期値に設定することを含み、
前記PDCP変数は、次に受信することが期待される前記PDCP SDUのカウント値を示す
請求項7記載のチップセット。
【請求項9】
基地局からユーザ装置に対してマルチキャスト・ブロードキャストサービス(MBS)を提供する移動通信システムにおける前記ユーザ装置に、
前記基地局から最初に受信したPDCPパケットに含まれるPDCPシーケンス番号に基づいて、MBS用のPDCP変数の初期値を設定する処理、を実行させ、
前記PDCP変数は、受信ウィンドウ制御に用いられる変数であって、次に受信することが期待されるPDCP SDUのカウント値、又は、受信待ちで、未だ上位レイヤに提供していないPDCP SDUのカウント値を示し、
前記PDCP変数の初期化を指示する初期化指示を含むRRCメッセージを前記基地局から受信する処理、を更に実行させ、
前記初期化指示は、PDCPエンティティの再確立指示である
プログラム。
【請求項10】
前記PDCP変数を設定する処理は、前記基地局から最初に受信した前記PDCPパケットに含まれるPDCPシーケンス番号に「1」を加算した値を前記初期値に設定する処理を含み、
前記PDCP変数は、次に受信することが期待される前記PDCP SDUのカウント値を示す
請求項9記載のプログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、移動通信システムで用いる通信制御方法及びユーザ装置に関する。
続きを表示(約 2,800 文字)【背景技術】
【0002】
近年、第5世代(5G)の移動通信システムが注目されている。5Gシステムの無線アクセス技術(RAT:Radio Access Technology)であるNR(New Radio)は、第4世代の無線アクセス技術であるLTE(Long Term Evolution)に比べて、高速・大容量かつ高信頼・低遅延といった特徴を有する。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0003】
3GPP技術仕様書「3GPP TS 38.300 V16.3.0 (2020-09)」
【発明の概要】
【0004】
第1の態様に係る通信制御方法は、基地局からユーザ装置に対してマルチキャスト・ブロードキャストサービス(MBS)を提供する移動通信システムにおいて前記ユーザ装置が実行する方法である。通信制御方法は、PDCPシーケンス番号及びハイパーフレーム番号からなるカウント値を用いて暗号化され、MBSセッションで伝送されるPDCPパケットを前記基地局から受信することと、前記ハイパーフレーム番号を推測することで推測ハイパーフレーム番号を生成することと、前記受信したPDCPパケットに含まれる前記PDCPシーケンス番号と前記推測ハイパーフレーム番号とからなる推測カウント値を用いて、前記PDCPパケットの復号を試みることと、前記復号に成功した場合、前記推測ハイパーフレーム番号を有効なハイパーフレーム番号として決定することと、を有する。
【0005】
第2の態様に係る通信制御方法は、基地局からユーザ装置に対してマルチキャスト・ブロードキャストサービス(MBS)を提供する移動通信システムにおいて前記ユーザ装置が実行する方法である。通信制御方法は、前記ユーザ装置のPDCPエンティティが、MBSセッションで伝送されるPDCPパケットの受信に応じて、前記MBSセッションと対応付けられたPDCP変数を更新することと、前記MBSセッションが中断された場合、又は、前記MBSセッションが中断された後に前記MBSセッションが再開された場合、又は、前記基地局から前記PDCP変数を初期化するための指示を受信した場合、前記更新されたPDCP変数を初期化することと、を有する。
【0006】
第3の態様に係る通信制御方法は、基地局からユーザ装置に対してマルチキャスト・ブロードキャストサービス(MBS)を提供する移動通信システムにおいて前記ユーザ装置が実行する方法である。通信制御方法は、前記ユーザ装置のPDCPエンティティが、MBSセッションで伝送されるPDCPパケットの受信に応じて、前記MBSセッションと対応付けられたPDCP変数を更新することと、前記PDCPエンティティが再確立された場合、前記MBSセッションと対応付けられた前記PDCP変数を初期化せずに保持することと、前記PDCPエンティティが、前記保持されたPDCP変数に基づいて、前記MBSセッションで伝送されるPDCPパケットの受信処理を継続することと、を有する。
【0007】
第4の態様に係る通信制御方法は、基地局からユーザ装置に対してマルチキャスト・ブロードキャストサービス(MBS)を提供する移動通信システムにおいて前記ユーザ装置が実行する方法である。通信制御方法は、前記ユーザ装置のPDCPエンティティが、MBSセッションで伝送されるPDCPパケットの受信に応じて、前記MBSセッションと対応付けられたPDCP変数を更新することと、前記ユーザ装置が前記基地局の第1セルから第2セルへのハンドオーバ、RRC再確立、又はセル再選択を行うよりも前において、前記更新されたPDCP変数を前記第2セルにおいて継続して使用可能であるか否かを示す通知情報を前記基地局から受信することと、を有する。
【0008】
第5の態様に係る通信制御方法は、基地局からユーザ装置に対してマルチキャスト・ブロードキャストサービス(MBS)を提供する移動通信システムにおいて前記ユーザ装置が実行する方法である。通信制御方法は、前記ユーザ装置のRLCエンティティが、MBSセッションで伝送され、前記基地局がRLC SDUを分割して得られたRLC PDUを前記基地局から受信することと、前記基地局から最初に受信したRLC PDUに含まれるRLCシーケンス番号に基づいて、前記最初に受信したRLC PDU及び前記最初に受信したRLC PDUに後続するRLC PDUから前記RLC SDUを再構築するか否かを決定することと、を有する。
【0009】
第6の態様に係るユーザ装置は、第1乃至第5の態様のいずれかに係る通信制御方法を実行するプロセッサを備える。
【図面の簡単な説明】
【0010】
一実施形態に係る移動通信システムの構成を示す図である。
一実施形態に係るUE(ユーザ装置)の構成を示す図である。
一実施形態に係るgNB(基地局)の構成を示す図である。
データを取り扱うユーザプレーンの無線インターフェイスのプロトコルスタックの構成を示す図である。
シグナリング(制御信号)を取り扱う制御プレーンの無線インターフェイスのプロトコルスタックの構成を示す図である。
一実施形態に係る下りリンクの論理チャネル(Logical channel)とトランスポートチャネル(Transport channel)との対応関係を示す図である。
一実施形態に係るMBSデータの配信方法を示す図である。
一実施形態に係るスプリットMBSベアラを示す図である。
一実施形態に係るレグのアクティブ化及び非アクティブ化に関する動作例を示す図である。
一実施形態に係るPDCPの動作例1を示す図である。
一実施形態に係るPDCPの動作例2を示す図である。
一実施形態に係るPDCPの動作例3を示す図である。
一実施形態に係るPDCPの動作例4を示す図である。
一実施形態に係るPDCPの動作例5を示す図である。
一実施形態に係るPDCPの動作例6を説明するための図である。
一実施形態に係るRLCの動作例を説明するための図である。
一実施形態に係るRLCの動作例を説明するための図である。
既存のPDCPファンクショナルビューを再利用するケースを説明するための図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する
Flag Counter

関連特許

京セラ株式会社
半導体素子
今日
京セラ株式会社
弾性波デバイスおよび通信装置
今日
京セラ株式会社
検出方法、試薬キット、試薬の製造方法
今日
京セラ株式会社
電子機器、電子機器の制御方法、及びプログラム
今日
京セラ株式会社
熱デバイス
今日
京セラ株式会社
情報処理システム、情報処理装置、情報処理方法
2日前
京セラ株式会社
電子機器、推定システム、推定方法及び推定プログラム
今日
個人
インターホンシステム
今日
個人
ヘッドホンカバー
1か月前
株式会社奥村組
通信設備
7日前
キヤノン株式会社
電子機器
9日前
キヤノン株式会社
電子機器
14日前
BoCo株式会社
聴音装置
1か月前
オムロン株式会社
通信装置
7日前
キヤノン株式会社
電子機器
16日前
BoCo株式会社
聴音装置
1か月前
キヤノン電子株式会社
画像読取装置
2か月前
キヤノン電子株式会社
画像読取装置
8日前
キヤノン電子株式会社
画像読取装置
8日前
日本精機株式会社
車両用の撮像装置
1か月前
キヤノン電子株式会社
画像読取装置
15日前
リオン株式会社
聴取装置
1か月前
キヤノン株式会社
映像表示装置
1か月前
株式会社ベアリッジ
携帯無線機
2か月前
日本放送協会
無線伝送システム
22日前
株式会社アーク
情報処理システム
1か月前
キヤノン電子株式会社
画像読取システム
8日前
株式会社小糸製作所
画像照射装置
22日前
キヤノン電子株式会社
画像読取システム
1か月前
シャープ株式会社
表示装置
2か月前
株式会社Move
イヤホン
28日前
個人
テレビ画面の注視する画像の表示方法
1か月前
株式会社JVCケンウッド
撮像装置
1か月前
株式会社日立国際電気
試験システム
1か月前
株式会社国際電気
無線通信システム
1か月前
日本放送協会
送信装置及び受信装置
4日前
続きを見る