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公開番号
2025023881
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-02-19
出願番号
2023120355
出願日
2023-07-25
発明の名称
身体搬送車
出願人
株式会社明石発動機工作所
代理人
個人
主分類
A61G
1/00 20060101AFI20250212BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約
【課題】特別な機械機構を設けることなく、階段の途中で手を離してもその場に停止させることができる身体搬送車を提供する。
【解決手段】被搬送者の下半身を載せる固定載置台2と頭部側を起こすことができるように回動可能に固定載置台2に連結された、被搬送者の上半身を載せる可動載置台3と可動載置台3の頭部側の端部に取り付けられた操作フレーム4と固定載置台2に設けられた走行用車輪5及び補助車輪6とを備えている。固定載置台2は、階段降下時に階段の段鼻に摺接する摺接面を有する摺動部14を有し、走行用車輪5の下端位置が摺動部14の摺接面の高さ位置より低く設定されている。摺動部14は、弾性変形層14aとその下側に積層された、階段の段鼻に摺接する摺接面が滑り性を有する摺接層14bとからなり、階段降下時に階段の段鼻SNが摺動部14に喰い込むと、弾性変形層14aが弾性変形することで制動力が作用するようになっている。
【選択図】 図12
特許請求の範囲
【請求項1】
被搬送者の下半身を載せる固定載置台と、
頭部側を起こすことができるように回動可能に前記固定載置台に連結された、被搬送者の上半身を載せる可動載置台と、
前記固定載置台に設けられた走行用車輪と
を備え、
前記固定載置台は、階段降下時に階段の段鼻に摺接する摺接面を有する摺動部を有し、
前記走行用車輪の下端位置が前記摺動部の摺接面の高さ位置より低く設定されており、
前記摺動部は、前記摺接面が滑り性を有すると共に、前記摺接面の上側に弾性変形可能な弾性変形層を有し、
階段降下時に階段の段鼻が前記摺動部に喰い込んで制動力が作用することを特徴とする身体搬送車。
続きを表示(約 610 文字)
【請求項2】
前記可動載置台には、前記可動載置台に対する取付角度を変更可能に操作フレームが取り付けられている請求項1に記載の身体搬送車。
【請求項3】
前記走行用車輪は、前記固定載置台の両側部にそれぞれ配設された一対の側部車輪を備えており、
前記側部車輪は、前記固定載置台の両側部に回転可能に取り付けられた、回転中心から放射状に延びる複数のアームを有する回転体と、前記回転体の各アームの先端にそれぞれ取り付けられた車輪とを有している請求項1または2に記載の身体搬送車。
【請求項4】
前記走行用車輪は、前記固定載置台の幅方向の中央部に配設された中央車輪を備えており、
前記中央車輪は、前記固定載置台の幅方向の中央部に揺動可能に取り付けられた、前記固定載置台の前後方向に延びる揺動体と、前記揺動体の揺動軸の前後にそれぞれ取り付けられた車輪とを有しており、
前記揺動体が揺動することで、いずれか一方の前記車輪が前記固定載置台の摺動部の摺接面から退避可能に構成されている請求項1、2または3に記載の身体搬送車。
【請求項5】
階段降下時に踊り場に最初に接地する左右一対の補助車輪が前記固定載置台の前端部に取り付けられており、
前記補助車輪の下端位置が前記摺動部の摺接面の高さ位置より高く設定されている請求項1、2、3または4に記載の身体搬送車。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
この発明は、病人や高齢者等の歩行困難な人を、階段を使って階下に搬送する際に使用する身体搬送車に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)
【背景技術】
【0002】
この種の身体搬送車としては、例えば、特許文献1に開示された避難困難者救出台車がある。この避難困難者救出台車(以下、「救出台車」という。)50は、図19に示すように、下フレーム51、上フレーム52、上連結フレーム53及び下連結フレーム54から構成されており、上連結フレーム53の上端部に上持手55が、下フレーム51の後端部に下持手56がそれぞれ設けられている。
【0003】
前記下フレーム51の床面部の前部を、上方に角度を持たせて立ち上げて足乗せ部となる前面部51aが形成されており、その上方背面に上フレーム52の前端部が回動可能に連結されている。後方が次第に高くなるように傾斜させた上フレーム52の後端部が、上連結フレーム53の中間部に回動可能に連結されており、下連結フレーム54の下端部が下フレーム51の後方に回動可能に連結されている。
【0004】
前記下フレーム51の上部には、布地で形成された座席57が設けられており、下フレーム51の前面部51aの下方に左右一対の車輪58が取り付けられていると共に、下フレーム51の下面には、滑り材からなる1本の前ソリ59aと、摩擦材からなる2本の後ソリ59bと、前ソリ59aと後ソリ59bを接続して後ソリ59bの先端部を保護するプロテクター59cとからなる摺動体59が取り付けられている。
【0005】
また、踊り場から階段へ降ろし始めるときに行きすぎを防止し、また、階段を走行している途中で一時停止する必要が生じたときに使用する一時停止機構60が、同図に示すように、下フレーム51の後ソリ59bの先端部に近接させて左右に取り付けられている。
【0006】
前記一時停止機構60は、図20に示すように、下フレーム51の後ソリ59bの先端部に近接させて左右に取り付けられた左右一対のローラー枠60aと、基端部が回転軸60dによって一対のローラー枠60aに揺動可能に支持された、先端部にローラー60bが取り付けられた左右一対の揺動アーム60cと、ローラー枠60aの底部にローラー60bで出退させる、摩擦性と弾力性を有する材料からなる帯状の摩擦帯60eと、回転軸60dの一端に取り付けられたフック60fと、前面部51aと座席57の間に床板を貼った平坦なフロントフロアー部51bに設けたフック60hと、一端がフック60fの先端部に掛止されると共に他端がフック60hに掛止された、ローラー60bを上方側に付勢するスプリング60gと、下持ち手56に取り付けたロック付きのブレーキレバー60jと、フック60fの中間部とブレーキレバー60jとを連結するワイヤーケーブル60iとを備え、ブレーキレバー60jを引くことによりローラー60bを揺動させて摩擦帯60eを後ソリ59bの下面より突出させるようになっている。
【0007】
以上のように構成された救出台車50は、以下のように使用する。先ず、図21に示すように、要救助者を座席57に乗せた状態で下持手56を持って救出台車50を持ち上げ、車輪58を使って搬送する。図22に示すように、踊り場zの階段にさしかかったら救出台車50を階段に直角に向け、左手は下持手56を持った状態のまま右手でブレーキレバー60jを引いて一時停止装置60の摩擦帯60eを突出させ、両手で下持手56を持った状態で階段に進入し、前ソリ59aによって滑らせて階段を降ろしはじめると、摩擦帯60eが段鼻yに当たって一旦停止する。停止した状態でブレーキレバー60jを戻し、下持手56から上持手55に持ちかえて救出台車50を下方に押すと、図23に示すように、前ソリ59aの滑り材によって階段を滑走し、下方に押しつけると、後ソリ59bの摩擦材によってブレーキがかかり、滑走とブレーキを繰り返しながら降ろす。そして、次の踊り場に車輪が着地したら、図21に示すように、上持手55から下持手56に持ちかえて、車輪58を使って踊り場を方向転換しながら次の階段に進入し、上述と同様な動作を繰り返して階段を降ろしていく。
【0008】
なお、階段の途中で前方に障害物があってそれを除去する必要が生じたとき等、走行を一旦停止して救出台車50から離れる事態が生じたときは、ブレーキレバー60jを引いてロックし、摩擦帯60eを後ソリ59bの下面より突出させた状態を保つことにより持続的に停止させることができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0009】
特開2018-68623号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
上述した救出台車50では、階段の途中で救出台車50から手を離さなければならない場合は、ブレーキレバー60jを引いてロックすることで、救出台車50を持続的に停止させることができるが、こういった機能を実現するためには、上述したように、帯状の摩擦帯60eを後ソリ59bの下面より下方側に突出させる一時停止機構60を設けなければならず、救出台車50の構造が複雑になるといった問題がある。
(【0011】以降は省略されています)
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