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公開番号
2025023235
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-02-14
出願番号
2024210620,2020166048
出願日
2024-12-03,2020-09-30
発明の名称
癌治療用装置
出願人
国立大学法人東海国立大学機構
代理人
個人
主分類
A61N
5/06 20060101AFI20250206BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約
【課題】癌の治療に有効な新たな癌治療用装置を提供する。
【解決手段】癌治療用装置30において、処置具32は、内視鏡のワーキングチャネルを介して患部の近傍まで導入される。深紫外線LED34は、処置具32の遠位端40に配置され、患部へ照射する深紫外線を発する。X線不透過マーカー44は処置具の遠位端に配置されている。制御部36は、深紫外線LEDの発光を制御する。制御部36は処置具32の近位端42に配置されている。処置具32の内部に深紫外線LED34と制御部36とを接続する導線38が配置されている。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
患部へ照射する深紫外線を発する深紫外線LEDを備え、前記深紫外線の波長が285~350nmであることを特徴とする癌治療用装置。
続きを表示(約 780 文字)
【請求項2】
内視鏡のワーキングチャネルを介して患部の近傍まで導入される処置具をさらに備え、前記深紫外線LEDは、前記処置具の遠位端に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の癌治療用装置。
【請求項3】
前記深紫外線LEDは、前記処置具の側面から深紫外線を発するように前記処置具の遠位端に配置されることを特徴とする請求項2に記載の癌治療用装置。
【請求項4】
前記処置具の断面の最も長い幅が2.7mm以下であることを特徴とする請求項2または3に記載の癌治療用装置。
【請求項5】
X線不透過マーカーをさらに備え、前記X線不透過マーカーは前記処置具の遠位端に配置されていることを特徴とする請求項2乃至4のいずれか1項に記載の癌治療用装置。
【請求項6】
前記深紫外線LEDを2つ以上備え、前記2つ以上の深紫外線LEDは、前記処置具の導入方向に一列に配列するように前記処置具の側面に配置されていることを特徴とする請求項2乃至5のいずれか1項に記載の癌治療用装置。
【請求項7】
前記深紫外線LEDの発光を制御する制御部をさらに備え、前記制御部は前記処置具の近位端に配置され、前記処置具の内部に前記深紫外線LEDと前記制御部とを接続する導線が配置されていることを特徴とする請求項2乃至6のいずれか1項に記載の癌治療用装置。
【請求項8】
2mW/cm
2
以上の深紫外線の照度で30~60秒間深紫外線を患部へ照射するように前記深紫外線LEDが構成されていることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の癌治療用装置。
【請求項9】
腺癌の治療に用いることを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載の癌治療用装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、癌治療用装置に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
早期の食道癌、胃癌、大腸癌などに対する治療方法として内視鏡的粘膜切除術および内視鏡的粘膜下層剥離授受が行われる。光感受性物質を投与する光線力学療法(PDT)が国内では遺残再発食道癌に対し臨床応用されている。また、分子標的抗体薬に近赤外光感受性物質を投与して癌に集積させた後近赤外光で癌を死滅させる光免疫療法(NIR-PIT)が臨床開発中である。その他の光線療法の例として、特許文献1には、波長230~270nmにわたる連続的な発光スペクトルを有するパルス光(UVパルスフラッシュ)を腫瘍細胞へ照射して、腫瘍細胞を選択的に殺傷する方法が開示されている。この特許文献1の方法では、UVパルスフラッシュの光源としてキセノンフラッシュランプを採用している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2011-78750号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
内視鏡的粘膜切除術および内視鏡的粘膜下層剥離授受は、潰瘍を伴った病変には適応外であり、内視鏡的切除術で出血や穿孔のため外科手術が必要になることがある。消化器癌の多くは腺癌であるが、一般に腺癌には放射線治療は効きにくいとされている。また、光線力学療法(PDT)では、使用される光感受性物質による副作用として光線過敏症が生じ、患者の負担が大きい。それ故に、これらに対する有効な治療法は未だ確立されていない。
【0005】
本開示はこうした状況に鑑みてなされており、その目的は、癌の治療に有効な新たな癌治療用装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示のある態様は、癌治療用装置である。この癌治療用装置は、この癌治療用装置は、患部へ照射する深紫外線を発する深紫外線LEDを備える。
【発明の効果】
【0007】
本開示によれば、癌の治療に有効な新たな癌治療用装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
第1実施形態に係る癌治療用装置の構成を概略的に示す図である。
図2(a)は、第2実施形態に係る癌治療用装置の構成を概略的に示す図である。図2(b)は、第2実施形態に係る癌治療用装置の遠位端の構成を概略的に示す拡大図である。
癌へ深紫外線を照射する第2実施形態に係る癌治療用装置を概略的に示す図である。
第2の実施形態の変形例に係る癌治療用装置の遠位端の構成を概略的に示す拡大図である。
ヒト膵癌細胞株KP-4,PANC-1,KLM-1に対する深紫外線照射による細胞形態の変化を示す図である。
深紫外線によるヒト膵癌細胞株KP-4,PANC-1,KLM-1でのアポトーシス誘導を示す図である。
図7(a)及び図7(b)は、深紫外線照射によるヒト膵癌細胞株KLM1でのタンパク質発現の変化を示す。
図8(a)は、ヒト膵癌細胞株KLM-1におけるTIMP1の発現についてのリアルタイムPCRの結果を示す。図8(b)は、ヒト膵癌細胞株KLM-1におけるTSP1の発現についてのリアルタイムPCRの結果を示す。
ヒト膵癌細胞株KLM1におけるYAP/TAZの発現の変化を示す図である。
深紫外線週1回照射群および週1回2週連続照射群、未照射群の照射14日目のマウス皮下発癌モデルの腫瘍の写真である。
深紫外線照射回数によるマウス皮下発癌モデルの腫瘍体積の変化を示すグラフである。
免疫染色により解析したエラスチンの発現量を示すグラフである。
免疫染色により解析したコラーゲンIの発現量を示すグラフである。
免疫染色により解析したコラーゲンIVの発現量を示すグラフである。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、図面等を参照しながら、本開示を実施するための形態について詳細に説明する。実施の形態は、発明を限定するものではなく例示であって、実施の形態に記述されるすべての特徴やその組み合わせは、必ずしも発明の本質的なものであるとは限らない。
【0010】
[第1実施形態]
図1は、第1実施形態に係る癌治療用装置の構成を概略的に示す。図1に示すように、癌治療用装置10は、深紫外線LED12と、保持部14と、制御部16と、導線18と、撮像部20と、を備える。
(【0011】以降は省略されています)
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