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公開番号
2025023004
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-02-14
出願番号
2024205743,2021023506
出願日
2024-11-26,2021-02-17
発明の名称
電子機器、電子機器の制御方法およびプログラム
出願人
キヤノン株式会社
代理人
個人
主分類
G02B
7/34 20210101AFI20250206BHJP(光学)
要約
【課題】被写体領域に遮蔽領域が存在する場合に焦点調節精度の低下の発生を抑制することを目的とする。
【解決手段】電子機器は、被写体を遮蔽する遮蔽物がある場合、当該遮蔽物の遮蔽領域が第1の方向に広がっているときに第1の方向の一対の像の位相差に基づく第1の焦点状態の検出結果をもとに焦点調節を行い、当該遮蔽物の遮蔽領域が第2の方向に広がっているときに第2の方向の一対の像の位相差に基づく第2の焦点状態の検出結果をもとに焦点調節を行う。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
撮影光学系の異なる瞳領域を通過する光束を受光する複数の光電変換部をそれぞれが備えた複数の画素を有し、少なくとも第1の方向の一対の像の位相差から前記撮影光学系の第1の焦点状態と、前記第1の方向と異なる第2の方向の一対の像の位相差から前記撮影光学系の第2の焦点状態と、を検出可能な信号を出力する撮像素子と、
前記撮像素子から出力された信号に基づく焦点検出結果に応じて、焦点調節を行う制御手段と、を備え、
前記制御手段は、被写体を遮蔽する遮蔽物がある場合、当該遮蔽物の遮蔽領域が第1の方向に広がっているときに前記第1の焦点状態の検出結果をもとに焦点調節を行い、当該遮蔽物の遮蔽領域が第2の方向に広がっているときに前記第2の焦点状態の検出結果をもとに焦点調節を行うことを特徴とする電子機器。
続きを表示(約 1,100 文字)
【請求項2】
前記第1の方向は水平方向であり、前記第2の方向は垂直方向である、請求項1に記載の電子機器。
【請求項3】
前記遮蔽領域の広がる方向に基づく前記焦点調節の制御よりも、
前記遮蔽領域を除外した被写体領域のコントラストのある方向における位相差情報に基づく焦点調節の制御が優先的に行われる、請求項1または2に記載の電子機器。
【請求項4】
前記遮蔽領域のコントラストを示す値が所定の閾値より低い場合に、前記遮蔽領域の広がる方向に基づく前記焦点調節の制御が行われない、請求項1乃至3のうち何れか1項に記載の電子機器。
【請求項5】
被写体領域の遮蔽領域を正例とし、当該遮蔽領域以外の領域を負例とした複数の教師画像を用いて機械学習された学習済みモデルに、前記撮像素子からの出力に基づく画像を入力して得られる遮蔽領域の尤度に基づき、前記画像から遮蔽領域が検出される、請求項1乃至4のうち何れか1項に記載の電子機器。
【請求項6】
前記教師画像の遮蔽領域は、前記教師画像の被写体領域に存在する前景の領域である、請求項5に記載の電子機器。
【請求項7】
前記教師画像の遮蔽領域は、深度差が所定値以上の領域である、請求項5に記載の電子機器。
【請求項8】
被写体領域の遮蔽領域が水平方向に分布する複数の学習用の画像と垂直方向に分布する複数の学習用の画像とを用いて教師なし学習により機械学習された学習済みモデルに、前記撮像素子からの出力に基づく画像を入力して、前記画像から遮蔽領域が検出される、請求項1乃至4のうち何れか1項に記載の電子機器。
【請求項9】
撮影光学系の異なる瞳領域を通過した光束を光電変換して、一対の信号を出力することが可能な複数の画素から成る撮像素子と、
前記撮像素子の出力に基づいて、少なくとも第1の方向の一対の像の位相差から前記撮影光学系の第1の焦点状態と、前記第1の方向と異なる第2の方向の一対の像の位相差から前記撮影光学系の第2の焦点状態と、を検出可能な焦点検出手段と、
前記撮像素子から出力された信号に基づく焦点検出結果に応じて、焦点調節を行う制御手段と、を備え、
前記制御手段は、被写体を遮蔽する遮蔽物がある場合、当該遮蔽物の遮蔽領域が第1の方向に広がっているときに前記第1の焦点状態の検出結果をもとに焦点調節を行い、当該遮蔽物の遮蔽領域が第2の方向に広がっているときに前記第2の焦点状態の検出結果をもとに焦点調節を行うことを特徴とする電子機器。
【請求項10】
前記第1の方向は水平方向であり、前記第2の方向は垂直方向である、請求項9に記載の電子機器。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、電子機器、電子機器の制御方法およびプログラムに関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
カメラ等の撮像装置が撮像した画像から被写体のパターン(例えば、被写体としての人物の顔領域)を検出する技術が用いられている。関連する技術として、特許文献1の技術が提案されている。特許文献1の技術は、画像から人物の顔を検出する顔領域検出とAF/AE/WB評価値の検出とを同一フレームに対して行うことで、人物の顔の焦点調節と露出制御とを高精度に行うこと実現している。
【0003】
また、近年では、画像から被写体の検出に、深層学習されたニューラルネットワークが用いられている。画像認識等に好適なニューラルネットワークとしてCNN(畳み込みニューラルネットワーク)が用いられている。例えば、非特許文献1には、CNNを適用して画像中の物体を検出する技術(Single Shot Multibox Detector)が提案されている。また、非特許文献2には、画像中の領域を意味的に分割する技術(Semantic Image Segmentation)が提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2005-318554号公報
【非特許文献】
【0005】
“Liu,SSD:Single Shot Multibox Detector. In: ECCV2016”
“Chen et.al, DeepLab: Semantic Image Segmentation with Deep Convolutional Nets, Atrous Convolution, and Fully Connected CRFs, arXiv, 2016”
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
近年では、瞳分割機能を用いて位相差検出を行い、検出した位相差情報を用いて焦点調節を行う方式が用いられている。撮影を行う際に、被写体が何らかの物体に遮蔽されると、画像中の被写体領域に遮蔽領域が生じることがある。被写体領域における遮蔽領域の分布方向によっては、遠近競合が生じることがある。遠近競合が生じると、焦点調節精度が低下するという問題がある。特許文献1の技術は、かかる問題を解決するものではない。
【0007】
そこで、本発明は、被写体領域に遮蔽領域が存在する場合に焦点調節精度の低下の発生を抑制することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記目的を達成するために、本発明の電子機器は、撮影光学系の異なる瞳領域を通過する光束を受光する複数の光電変換部をそれぞれが備えた複数の画素を有し、少なくとも第1の方向の一対の像の位相差から前記撮影光学系の第1の焦点状態と、前記第1の方向と異なる第2の方向の一対の像の位相差から前記撮影光学系の第2の焦点状態と、を検出可能な信号を出力する撮像素子と、前記撮像素子から出力された信号に基づく焦点検出結果に応じて、焦点調節を行う制御手段と、を備え、前記制御手段は、被写体を遮蔽する遮蔽物がある場合、当該遮蔽物の遮蔽領域が第1の方向に広がっているときに前記第1の焦点状態の検出結果をもとに焦点調節を行い、当該遮蔽物の遮蔽領域が第2の方向に広がっているときに前記第2の焦点状態の検出結果をもとに焦点調節を行う。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、被写体領域に遮蔽領域が存在する場合に焦点調節精度の低下の発生を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
デジタルカメラの一例を示す図である。
撮像素子の画素の配列および画素の瞳分割の方向の一例を示す図である。
遮蔽領域の尤度を推論するCNNの一例を示す図である。
第1実施形態における焦点調節の処理の流れの一例を示すフローチャートである。
画像データ、被写体領域および遮蔽領域の分布の一例を示す図である。
画素の瞳分割の方向がY方向である場合の一例を示す図である。
第2実施形態における焦点調節の処理の流れの一例を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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