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公開番号
2025021595
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-02-14
出願番号
2023125402
出願日
2023-08-01
発明の名称
水力発電所開発システム、水力発電所開発方法、及び、プログラム
出願人
北菱電興株式会社
代理人
個人
主分類
E02B
9/00 20060101AFI20250206BHJP(水工;基礎;土砂の移送)
要約
【課題】 水力発電所の開発を支援する水力発電所開発システムを提供する。
【解決手段】 水力発電所開発システム1は、水力発電所の建設コスト、運用コスト、及び水力発電所における発電量に基づいて、水力発電所の経済性を判定する経済性判定部712と、水力発電所が利用する河川の流量、及び水力発電所において発電した電力の需要予測値に基づいて、水力発電所の持続性を判定する持続性判定部718と、経済性判定部712と、持続性判定部718との判定結果に基づいて、水力発電所の適地を決定する適地決定部720とを有する。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
水力発電所の建設コスト、運用コスト、及び前記水力発電所における発電量に基づいて、前記水力発電所の経済性を判定する経済性判定部と、
前記水力発電所が利用する河川の流量、及び前記水力発電所において発電した電力の需要予測値に基づいて、前記水力発電所の持続性を判定する持続性判定部と、
前記経済性判定部と、前記持続性判定部との判定結果に基づいて、水力発電所の適地を決定する適地決定部と
を有する水力発電所開発システム。
続きを表示(約 1,900 文字)
【請求項2】
地図上の河川表示未満の小河川を、前記水力発電所が利用する河川として抽出する小河川抽出部と、
前記小河川抽出部により抽出された小河川へアクセスするアクセス路を検出するアクセス路検出部と、
前記アクセス路検出部により検出されたアクセス路に関する情報に基づいて、当該アクセス路の利便性を評価する利便性評価部と、
前記小河川抽出部により抽出された小河川周辺の地形データに基づいて、水力発電所の建設の難易度を評価する難易度評価部と、
前記利便性評価部により評価されたアクセス路の利便性と、前記難易度評価部により評価された水力発電の建設難易度とに基づいて、水力発電所の建設コストを見積もる建設コスト見積部と
をさらに有し、
前記経済性判定部は、前記建設コスト見積部により見積もられた建設コストに基づいて、経済性を判定する
請求項1に記載の水力発電所開発システム。
【請求項3】
前記小河川抽出部により抽出された小河川の河川幅を計測する河川幅計測部と、
前記小河川の特定の時点の実測流量と、前記河川幅計測部により測定された河川幅とに基づいて、前記小河川の流量を算出する流量算出部と、
前記流量算出部により算出された流量に基づいて、前記小河川を利用した水力発電所における発電量を予測する発電量予測部と
をさらに有し、
前記経済性判定部は、前記発電量予測部により予測された発電量に基づいて、経済性を判定する
請求項2に記載の水力発電所開発システム。
【請求項4】
前記河川幅計測部により計測された河川幅の推移を観測する河川幅観測部と、
前記河川幅観測部により観測された河川幅の推移に基づいて、前記小河川抽出部により抽出された小河川の流量の安定性を評価する流量安定性評価部と
をさらに有し、
前記持続性判定部は、前記流量安定性評価部により評価された小河川の流量の安定性に基づいて、持続性を判定する
請求項3に記載の水力発電所開発システム。
【請求項5】
前記運用コストは、前記水力発電所により発電された電力の電力需要地へ送電するための送電コストを含み、
送電網の距離、及び送電容量に基づいて、前記送電コストを算出する送電コスト算出部
をさらに有し、
前記経済性判定部は、前記送電コスト算出部により算出された送電コストに基づいて、経済性を判定する
請求項1に記載の水力発電所開発システム。
【請求項6】
前記河川幅計測部は、マイクロ波により前記小河川の河川幅を計測する
請求項3に記載の水力発電所開発システム。
【請求項7】
前記発電量予測部により予測された発電量に基づいて、前記水力発電所に適したタービンを選定する機器選定部
をさらに有する
請求項3に記載の水力発電所開発システム。
【請求項8】
前記水力発電所により発電された電力の需要地における施設の種類、及び施設規模に基づいて、前記需要地の需要電力量を予測する需要電力予測部
をさらに有し、
前記持続性判定部は、前記需要電力予測部により予測された需要電力量の中長期にわたる需要予測値に基づいて、前記水力発電所の持続性を判定する
請求項1に記載の水力発電所開発システム
【請求項9】
水力発電所の建設コスト、運用コスト、及び前記水力発電所における発電量に基づいて、前記水力発電所の経済性を判定する経済性判定ステップと、
前記水力発電所が利用する河川の流量、及び前記水力発電所において発電した電力の需要予測値に基づいて、前記水力発電所の持続性を判定する持続性判定ステップと、
前記経済性判定ステップと、前記持続性判定ステップとにおける判定結果に基づいて、水力発電所の適地を決定する適地決定ステップと
を有する水力発電所開発方法。
【請求項10】
水力発電所の建設コスト、運用コスト、及び前記水力発電所における発電量に基づいて、前記水力発電所の経済性を判定する経済性判定ステップと、
前記水力発電所が利用する河川の流量、及び前記水力発電所において発電した電力の需要予測値に基づいて、前記水力発電所の持続性を判定する持続性判定ステップと、
前記経済性判定ステップと、前記持続性判定ステップとにおける判定結果に基づいて、水力発電所の適地を決定する適地決定ステップと
をコンピュータに実行させるプログラム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、水力発電所開発システム、水力発電所開発方法、及び、プログラムに関するものである。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
例えば、特許文献1では、緯度データ、経度データ、及び標高データを含む地形データにより構成される画像中の対象エリア内から河川中の高輝度領域を抽出する高輝度領域抽出手段と、前記高輝度領域を対象エリア内の画像に重畳して表示する表示制御手段と、前記地形データに基づいて、ユーザの操作に応じて選択された河川の複数の高輝度領域を含む地点間の勾配を算出する勾配算出手段と、前記算出されたいずれかの勾配が勾配基準値を超えた場合に、ユーザの操作に応じて前記河川中の取水地点、放水地点を取得する地点取得手段と、を備え、前記表示制御手段は、前記取水地点、前記放水地点、及び前記取水地点と前記放水地点を結ぶ導水路ルートを前記画像に重畳して表示することを特徴とする水力発電所開発支援装置が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-52606号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は、水力発電所の開発を支援する水力発電所開発システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明に係る水力発電所開発システムは、水力発電所の建設コスト、運用コスト、及び前記水力発電所における発電量に基づいて、前記水力発電所の経済性を判定する経済性判定部と、前記水力発電所が利用する河川の流量、及び前記水力発電所において発電した電力の需要予測値に基づいて、前記水力発電所の持続性を判定する持続性判定部と、前記経済性判定部と、前記持続性判定部との判定結果に基づいて、水力発電所の適地を決定する適地決定部とを有する。
【0006】
好適には、地図上の河川表示未満の小河川を、前記水力発電所が利用する河川として抽出する小河川抽出部と、前記小河川抽出部により抽出された小河川へアクセスするアクセス路を検出するアクセス路検出部と、前記アクセス路検出部により検出されたアクセス路に関する情報に基づいて、当該アクセス路の利便性を評価する利便性評価部と、前記小河川抽出部により抽出された小河川周辺の地形データに基づいて、水力発電所の建設の難易度を評価する難易度評価部と、前記利便性評価部により評価されたアクセス路の利便性と、前記難易度評価部により評価された水力発電の建設難易度とに基づいて、水力発電所の建設コストを見積もる建設コスト見積部とをさらに有し、前記経済性判定部は、前記建設コスト見積部により見積もられた建設コストに基づいて、経済性を判定する。
【0007】
好適には、前記小河川抽出部により抽出された小河川の河川幅を計測する河川幅計測部と、前記小河川の特定の時点の実測流量と、前記河川幅計測部により測定された河川幅とに基づいて、前記小河川の流量を算出する流量算出部と、前記流量算出部により算出された流量に基づいて、前記小河川を利用した水力発電所における発電量を予測する発電量予測部とをさらに有し、前記経済性判定部は、前記発電量予測部により予測された発電量に基づいて、経済性を判定する。
【0008】
好適には、前記河川幅計測部により計測された河川幅の推移を観測する河川幅観測部と、前記河川幅観測部により観測された河川幅の推移に基づいて、前記小河川抽出部により抽出された小河川の流量の安定性を評価する流量安定性評価部とをさらに有し、前記持続性判定部は、前記流量安定性評価部により評価された小河川の流量の安定性に基づいて、持続性を判定する。
【0009】
好適には、前記運用コストは、前記水力発電所により発電された電力の電力需要地へ送電するための送電コストを含み、送電網の距離、及び送電容量に基づいて、前記送電コストを算出する送電コスト算出部をさらに有し、前記経済性判定部は、前記送電コスト算出部により算出された送電コストに基づいて、経済性を判定する。
【0010】
好適には、前記河川幅計測部は、マイクロ波により前記小河川の河川幅を計測する。
(【0011】以降は省略されています)
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