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公開番号
2025020832
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-02-13
出願番号
2023124438
出願日
2023-07-31
発明の名称
タイヤ用ゴム組成物及びタイヤ
出願人
住友ゴム工業株式会社
代理人
弁理士法人WisePlus
主分類
C08L
9/06 20060101AFI20250205BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約
【課題】ウェット操縦安定性を改善できるタイヤ用ゴム組成物及びタイヤを提供する。
【解決手段】本発明は、イソプレン系ゴム、ブタジエンゴム及びスチレンブタジエンゴムを含むゴム成分と、シリカとを含有し、前記シリカの含有量>100-前記ゴム成分中の総スチレン量であり、前記スチレンブタジエンゴムの含有量>前記イソプレン系ゴムの含有量+前記ブタジエンゴムの含有量であるタイヤ用ゴム組成物に関する。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
イソプレン系ゴム、ブタジエンゴム及びスチレンブタジエンゴムを含むゴム成分と、シリカとを含有し、
前記シリカの含有量>100-前記ゴム成分中の総スチレン量であり、
前記スチレンブタジエンゴムの含有量>前記イソプレン系ゴムの含有量+前記ブタジエンゴムの含有量であるタイヤ用ゴム組成物。
続きを表示(約 510 文字)
【請求項2】
前記シリカの含有量>前記スチレンブタジエンゴムの含有量である請求項1記載のタイヤ用ゴム組成物。
【請求項3】
樹脂を含有する請求項1又は2記載のタイヤ用ゴム組成物。
【請求項4】
前記樹脂を2種以上含有する請求項3記載のタイヤ用ゴム組成物。
【請求項5】
前記ゴム成分中の総スチレン量が25質量%以下である請求項1又は2記載のタイヤ用ゴム組成物。
【請求項6】
前記樹脂の含有量≧前記ゴム成分中の総スチレン量である請求項3記載のタイヤ用ゴム組成物。
【請求項7】
前記シリカが、平均粒子径16nm以下のシリカを含む請求項1又は2記載のタイヤ用ゴム組成物。
【請求項8】
メルカプト系シランカップリング剤を含有する請求項1又は2記載のタイヤ用ゴム組成物。
【請求項9】
液状ポリマーを含有する請求項1又は2記載のタイヤ用ゴム組成物。
【請求項10】
ジベンジルアミン化合物を含有する請求項1又は2記載のタイヤ用ゴム組成物。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、タイヤ用ゴム組成物及びタイヤに関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
これまで、操縦安定性を改善する手法が種々検討されている(例えば、特許文献1参照)。しかしながら、近年では、ウェット操縦安定性(ウェット路面での操縦安定性)の更なる改善が求められている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2007-186567号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は、前記課題を解決し、ウェット操縦安定性を改善できるタイヤ用ゴム組成物及びタイヤを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は、イソプレン系ゴム、ブタジエンゴム及びスチレンブタジエンゴムを含むゴム成分と、シリカとを含有し、前記シリカの含有量>100-前記ゴム成分中の総スチレン量であり、前記スチレンブタジエンゴムの含有量>前記イソプレン系ゴムの含有量+前記ブタジエンゴムの含有量であるタイヤ用ゴム組成物に関する。
【発明の効果】
【0006】
本発明は、イソプレン系ゴム、ブタジエンゴム及びスチレンブタジエンゴムを含むゴム成分と、シリカとを含有し、前記シリカの含有量>100-前記ゴム成分中の総スチレン量であり、前記スチレンブタジエンゴムの含有量>前記イソプレン系ゴムの含有量+前記ブタジエンゴムの含有量であるタイヤ用ゴム組成物であるので、ウェット操縦安定性が良好となる。
【発明を実施するための形態】
【0007】
本発明のタイヤ用ゴム組成物は、イソプレン系ゴム、ブタジエンゴム及びスチレンブタジエンゴムを含むゴム成分と、シリカとを含有し、前記シリカの含有量>100-前記ゴム成分中の総スチレン量であり、前記スチレンブタジエンゴムの含有量>前記イソプレン系ゴムの含有量+前記ブタジエンゴムの含有量である。
【0008】
上記ゴム組成物で前述の効果が得られる理由は、以下のように推察される。
ゴム成分が、イソプレン系ゴム、ブタジエンゴム及びスチレンブタジエンゴムを含むことにより、ゴムマトリクス内で相分離構造が形成される。
また、スチレンブタジエンゴムの含有量>イソプレン系ゴムの含有量+ブタジエンゴムの含有量とすることで系内にスチレンドメインが生じ易くなり、各相界面及びスチレンドメイン部の微小領域で発熱性を得ることができるため、ゴム組成物の表面におけるグリップ性能が高まる。
さらに、シリカの含有量>100-ゴム成分中の総スチレン量とすることで、ゴム成分中の二重結合部がシリカと結合して充填剤を介したネットワークが形成され、ゴム組成物に変形が加えられた際に反力を得やすくなる。これにより、ゴム組成物の表面で発生したグリップによる変形に対する反力を得やすくなる。
以上の作用により、ゴム組成物表面でのグリップ性能を高め、かつ、変形による反力を得やすい状態となるため、ウェット操縦安定性が良好になると考えられる。
【0009】
上記ゴム組成物は、ゴム成分を含有する。
ここで、ゴム成分は、架橋に寄与する成分であり、一般的に、重量平均分子量(Mw)が1万以上のものである。
【0010】
ゴム成分の重量平均分子量は、好ましくは5万以上、より好ましくは15万以上、更に好ましくは20万以上であり、また、好ましくは200万以下、より好ましくは150万以下、更に好ましくは100万以下である。上記範囲内であると、効果がより良好に得られる傾向がある。
(【0011】以降は省略されています)
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