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公開番号2025020232
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-02-12
出願番号2024189573,2021046126
出願日2024-10-29,2021-03-19
発明の名称基板
出願人株式会社オートネットワーク技術研究所,住友電装株式会社,住友電気工業株式会社
代理人弁理士法人暁合同特許事務所
主分類H01M 50/298 20210101AFI20250204BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】電位順に電圧検知線が配列された配線モジュールを低コストで製造する際に使用される基板の提供。
【解決手段】配線モジュール20に備えられ第1電圧検知線23及び第2電圧検知線24が形成された基板21は可撓性を有し、第1電圧検知線の一端を備える第1接続片25と、第2電圧検知線の一端を備える第2接続片26と、コネクタ37に電気的に接続される第1電圧検知線23の他端及び第2電圧検知線24の他端を備え、第1電圧検知線の他端は、第1電圧検知線を介して電気的に接続された電極端子12の電位順に離間方向に並んでおり、第2電圧検知線の他端は、第2電圧検知線を介して電気的に接続された電極端子の電位順に離間方向に並んでおり、コネクタ接続片では、複数の第1電圧検知線及び複数の第2電圧検知線のうち一方が1回折り返されており、第1及び第2電圧検知線は、コネクタに対して並び方向における同じ側から接続されている。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
複数の蓄電素子の電極端子が前記複数の蓄電素子の並び方向に連なって二列に配列されており、二列の前記電極端子は前記並び方向に直交する離間方向に離間している前記複数の蓄電素子に取り付けられる配線モジュールに備えられる基板であって、
前記基板は可撓性を有し、片面にのみ複数の第1電圧検知線及び複数の第2電圧検知線が形成された単一の基板とされ、
前記基板は、二列の前記電極端子のうち一方の列をなす前記電極端子に電気的に接続される前記第1電圧検知線の一端を備える第1接続片と、同他方の列をなす前記電極端子に電気的に接続される前記第2電圧検知線の一端を備える第2接続片と、コネクタに電気的に接続される前記第1電圧検知線の他端及び前記第2電圧検知線の他端を備え、前記第1接続片と前記第2接続片との間に配されるコネクタ接続片と、を備え、
前記第1電圧検知線の他端は、前記第1電圧検知線を介して電気的に接続された前記電極端子の電位順に前記離間方向に並んでおり、
前記第2電圧検知線の他端は、前記第2電圧検知線を介して電気的に接続された前記電極端子の電位順に前記離間方向に並んでおり、
前記コネクタ接続片では、前記複数の第1電圧検知線及び前記複数の第2電圧検知線のうち一方が1回折り返されており、
前記第1電圧検知線及び前記第2電圧検知線は、前記コネクタに対して前記並び方向における同じ側から接続されている、基板。
続きを表示(約 560 文字)【請求項2】
前記片面にのみ前記蓄電素子の温度を測定するためのサーミスタ回路が形成されている、請求項1に記載の基板。
【請求項3】
前記サーミスタ回路は、サーミスタと、前記サーミスタからグランド電位に導出されるグランド導電路と、前記サーミスタから導出され、前記グランド導電路とは異なる測温導電路と、を備える、請求項2に記載の基板。
【請求項4】
前記グランド導電路は、複数の前記サーミスタから共通のグランド電位に導出される1つのグランド導電路とされている、請求項3に記載の基板。
【請求項5】
前記サーミスタ回路の一部は、測温片に配され、
前記測温片は、前記蓄電素子の並び方向に直交する方向の中央部に向けてのびている、請求項2から請求項4のいずれか一項に記載の基板。
【請求項6】
前記サーミスタ回路の一端は、前記コネクタ接続片において前記グランド電位に接続されており、
前記サーミスタ回路の他端は、前記コネクタ接続片において前記第1電圧検知線の他端と連続して並べられ、
前記サーミスタ回路の他端は、前記サーミスタ回路の一端と、最も電位の低い前記第1電圧検知線の他端と、の間に配される、請求項3又は請求項4に記載の基板。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、基板に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
従来、複数の蓄電素子に取り付けられる配線モジュールが知られている。配線モジュールは、可撓性基板に複数の電圧検知線が形成されている。複数の電圧検知線は、蓄電素子の電極端子にそれぞれ電気的に接続されている。複数の電圧検知線は機器に接続され、機器により蓄電素子の電圧が検知される。このような配線モジュールとして、例えば国際公開第2014/024452号(下記特許文献1)に記載のものが知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
国際公開第2014/024452号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
蓄電素子においては、幅方向の両端部に、正極及び負極の電極端子が離れて形成されている場合がある。また複数の蓄電素子が直列接続されたり、並列接続されたりすることにより、電極端子の電位が蓄電素子ごとに複雑に異なる場合がある。すると、複数の蓄電素子に取り付けられた配線モジュールにおいて、各電極端子に接続された電圧検知線は、各電圧検知線が接続された電極端子の電位の順序と異なる順序で並ぶ場合がある(特許文献1の図4参照)。
【0005】
一方、蓄電素子の電圧を検知する機器の内部においては、電圧を検知する回路またはマイクロコンピュータの端子は、電位順に形成されている場合がある。そこで、電位と無関係に配された電圧検知線を、電位順に配列しなおすことが考えられる。
【0006】
可撓性基板において電圧検知線を電位順に配列するために、例えばジャンパ線を用いることが考えられる。しかしこの手法によると、部品点数の増大や配線の複雑化により、配線モジュールの製造コストを増大させる場合がある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示の配線モジュールは、複数の蓄電素子の電極端子が前記複数の蓄電素子の並び方向に連なって二列に配列されており、二列の前記電極端子は前記並び方向に直交する離間方向に離間している前記複数の蓄電素子に取り付けられる配線モジュールであって、可撓性を有し、片面にのみ複数の第1電圧検知線及び複数の第2電圧検知線を備える単一の基板と、コネクタと、を備え、前記基板は、二列の前記電極端子のうち一方の列をなす前記電極端子に電気的に接続される前記第1電圧検知線の一端を備える第1接続片と、同他方の列をなす前記電極端子に電気的に接続される前記第2電圧検知線の一端を備える第2接続片と、前記コネクタに電気的に接続される前記第1電圧検知線の他端及び前記第2電圧検知線の他端を備え、前記第1接続片と前記第2接続片との間に配されるコネクタ接続片と、を備え、前記第1電圧検知線の他端は、前記第1電圧検知線を介して電気的に接続された前記電極端子の電位順に前記離間方向に並んでおり、前記第2電圧検知線の他端は、前記第2電圧検知線を介して電気的に接続された前記電極端子の電位順に前記離間方向に並んでおり、前記コネクタ接続片では、前記複数の第1電圧検知線及び前記複数の第2電圧検知線のうち一方が1回折り返されており、前記第1電圧検知線及び前記第2電圧検知線は、前記コネクタに対して前記並び方向における同じ側から接続されている、配線モジュールである。
【発明の効果】
【0008】
本開示によれば、電位順に電圧検知線が配列された配線モジュールを低コストで提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、実施形態1にかかる蓄電モジュールの平面図である。
図2は、第1折り返し部及び第2折り返し部で折り返されていない状態の基板の平面図である。
図3は、第1折り返し部で山折りされた状態の基板の平面図である。
図4は、基板と複数の蓄電素子との接続について示す平面図である。
図5は、測温片折り返し部について示す基板の拡大平面図である。
図6は、複数の蓄電素子の中間部に配された測温片周辺を示す蓄電モジュールの拡大平面図である。
図7は、図1のA-A断面の模式図である。
図8は、コネクタの背面視における模式図である。
図9は、実施形態2にかかるコネクタの背面視における模式図である。
図10は、実施形態3にかかる蓄電モジュールの平面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
[本開示の実施形態の説明]
最初に本開示の実施態様を列挙して説明する。
(【0011】以降は省略されています)

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