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公開番号2025019941
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-02-07
出願番号2023123861
出願日2023-07-28
発明の名称リーダで読み取り可能な識別子が印刷されたコード
出願人三郷コンピュータホールディングス株式会社
代理人弁理士法人東京国際特許事務所
主分類B41M 3/14 20060101AFI20250131BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約【課題】流通過程において真正商品と不正商品とを識別し、不正商品の取引を抑止すること。
【解決手段】リーダで読み取り可能な識別子が印刷され、識別子を構成する複数のセルが二次元的に配置された二次元コードには、二次元コードのクワイエットゾーンに、又は、二次元コードの四隅を除くクワイエットゾーンに、リーダで存在を認識できる標識の列とリーダで存在を認識できる太さの罫線とが配置される。さらに、標識の列及び罫線は、ドロップアウト色で構成され、二次元コードのデータ領域を囲うように配置される。これにより、当該印刷コードをリーダで読み取ることができる一方で、利用者(例えば、消費者、真正商品の製造元及び流通業者)は、当該印刷コードが印刷された印刷物に対応する商品を真正商品であると識別し、微小な標識が配置されていない印刷コードが印刷された印刷物に対応する商品を不正商品であると識別することができる。
【選択図】 図7
特許請求の範囲【請求項1】
リーダで読み取り可能な識別子が印刷され、前記識別子を構成する複数のセルが二次元的に配置された二次元コードであって、
前記二次元コードのクワイエットゾーンに、又は、前記二次元コードの四隅を除くクワイエットゾーンに、前記リーダで存在を認識できる標識の列と前記リーダで存在を認識できる太さの罫線とが配置され、
前記標識の列及び前記罫線がドロップアウト色で構成され、
前記標識の列及び前記罫線が前記二次元コードのデータ領域を囲うように配置された、
二次元コード。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
前記二次元コードの前記複数のセルのうち少なくとも1つのセル内に、前記リーダで存在を認識できない程度の微小な標識がさらに配置された、
請求項1に記載の二次元コード。
【請求項3】
前記二次元コードの切り出しシンボル内、又は、アライメントパターン内に、前記リーダで存在を認識できない程度の微小な標識がさらに配置された、
請求項1に記載の二次元コード。
【請求項4】
前記リーダで存在を認識できる標識は、文字と、模様とのうち少なくとも1つである、
請求項1乃至3のいずれか一項に記載の二次元コード。
【請求項5】
前記リーダで存在を認識できる標識は、前記文字を含み、前記文字のサイズは0.25[mm]を超える、
請求項4に記載の二次元コード。
【請求項6】
リーダで読み取り可能な識別子が印刷され、前記識別子を構成する複数のセルが二次元的に配置された二次元コードであって、
前記二次元コードのクワイエットゾーンに、又は、前記二次元コードの四隅を除くクワイエットゾーンに、前記リーダで存在を認識できる標識の列が配置され、
前記標識の列がドロップアウト色で構成され、
前記標識の列が前記二次元コードのデータ領域を囲うように配置された、
二次元コード。
【請求項7】
リーダで読み取り可能な識別子が印刷され、前記識別子を構成する複数のセルが二次元的に配置された二次元コードであって、
前記二次元コードのクワイエットゾーンに、又は、前記二次元コードの四隅を除くクワイエットゾーンに、前記リーダで存在を認識できる太さの罫線が配置され、
前記罫線がドロップアウト色で構成され、
前記罫線が前記二次元コードのデータ領域を囲うように配置された、
二次元コード。
【請求項8】
前記罫線の配置は、前記ドロップアウト色の罫線内に標識の列が白抜きで配置されたものである、
請求項7に記載の二次元コード。
【請求項9】
リーダで読み取り可能な識別子が印刷され、前記識別子を構成する複数のセルが二次元的に配置された二次元コードであって、
前記二次元コードのクワイエットゾーンに、又は、前記二次元コードの四隅を除くクワイエットゾーンに、前記リーダで存在を認識できるサイズの文字が網掛けにより配置され、
前記網掛で表現された前記文字が前記二次元コードのデータ領域を囲うように配置された、
二次元コード。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、リーダで読み取り可能な識別子が印刷されたコードに関する。
続きを表示(約 2,300 文字)【背景技術】
【0002】
近年、商標や著作権を侵害する不正商品(偽造品、模倣品)の取引が着実に増加してきている。医療用品、自動車部品、玩具、食品、化粧品ブランド、電気製品等の不正商品が流通すると、消費者の健康や安全性全般を危険にさらす虞がある。しかしながら、それら不正商品の取引に対して実効的な対策をとることは困難である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平7-254037号公報
特開2012-96490号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明が解決しようとする課題は、流通過程において真正商品と不正商品とを識別し、不正商品の取引を抑止することである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明に係る、リーダで読み取り可能な識別子が印刷され、識別子を構成する複数のセルが二次元的に配置された二次元コードには、二次元コードのクワイエットゾーンに、又は、二次元コードの四隅を除くクワイエットゾーンに、リーダで存在を認識できる標識の列とリーダで存在を認識できる太さの罫線とが配置される。さらに、標識の列及び罫線は、ドロップアウト色で構成され、二次元コードのデータ領域を囲うように配置される。これにより、当該コードをリーダで読み取ることができる一方で、利用者(例えば、消費者、真正商品の製造元及び流通業者)は、当該コードが印刷された印刷物に対応する商品を真正商品であると識別し、微小な標識が配置されていないコードが印刷された印刷物に対応する商品を不正商品であると識別することができる。
【図面の簡単な説明】
【0006】
実施形態に係る、微小な標識が配置されるコードの一例である二次元コードを示す図。
実施形態に係る、微小な標識が配置されるコードの一例である二次元コードの部分拡大図。
実施形態に係る、微小な標識が配置されるコードの一例である二次元コードの部分拡大図。
実施形態に係る、微小な標識が配置されるコードの一例である一次元コードを示す図。
実施形態に係る、微小な標識が配置されるコードの一例である一次元コードの部分拡大図。
実施形態に係る、微小な標識が配置されるコードの一例である二次元コードを示す図。
実施形態に係る、微小な標識が配置されるコードの一例である二次元コードを示す図。
実施形態に係る、微小な標識が配置されるコードの一例である二次元コードを示す図。
実施形態に係る、微小な標識が配置されるコードを印刷する印刷装置を示す概略図。
【発明を実施するための形態】
【0007】
以下、図面を参照しながら、リーダで読み取り可能な識別子が印刷されたコードの実施形態について詳細に説明する。
【0008】
図1は、リーダ(「スキャナ」とも呼ばれる)で読み取り可能な識別子が印刷されたコードであって、リーダで存在を認識できない程度の微小な標識が配置されるコード(以下、「印刷コード」と称する)1を示す。そして、図1は、印刷コード1の一例である二次元コード10を示す。二次元コード10(後述する二次元コード30,40,50も同様)としては、QRコード(登録商標)、PDF417(マイクロPDF417、コンパクトPDF417等を含む)、DataMatrix(登録商標)、MaxiCode、AztecCode、Code49、EAN/UPCコンポジット(Composite)、GS1DataBar(RSS)コンポジット等が挙げられる。QRコードは、モデル1、モデル2、マイクロQRコード、rMQRコード、SQRC(登録商標)、フレームQR(登録商標)等を含む。以下、二次元コード10(後述する二次元コード30,40,50についても同様)がQRコードのモデル2である場合について説明するが、その場合に限定されるものではない。
【0009】
二次元コード10(後述するコード20,30,40,50も同様)は、紙(段ボール、片面に糊の付いた紙(シール)等を含む)、プラスティック(プラスティックフィルム、片面に糊の付いたプラスチックフィルム(シール)等を含む)、ビニール、又は布(不織布等を含む)等からなる印刷物に印刷されるものである。印刷物は、例えば、商品自体、商品の包装、又は、商品の付帯物(例えば、説明書や商品ラベル(タグを含む))等を構成し、対応する商品とともに流通する。なお、印刷物は、商品の広告(チラシ等を含む)又は価格表等を構成し、対応する商品とは別に流通する場合もある。
【0010】
二次元コード10は、中央のデータ領域(シンボル)Sと、周囲のクワイエットゾーンQとから構成される。二次元コード10は、シンボルSに、識別子を構成する複数のセルを二次元的に配置し、文字が示す情報を表す識別子の一種である。二次元コード10は、文字が示す情報を一定の規則に従い、二次元のコードに変換されたものである。二次元コード10は、リーダ(例えば、二次元コードリーダ)が、読み取りやすいデジタル情報として入出力できるようになっている。なお、二次元コード10には、シンボルに、識別子を構成するものである切り出しシンボルや、アライメントパターン等が配置される場合もある。
(【0011】以降は省略されています)

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