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公開番号2025019707
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-02-07
出願番号2023123462
出願日2023-07-28
発明の名称無線通信システム、無線捕捉装置、無線通信方法、および無線通信用プログラム
出願人日本電信電話株式会社,公立大学法人公立はこだて未来大学
代理人弁理士法人高田・高橋国際特許事務所
主分類H04W 24/10 20090101AFI20250131BHJP(電気通信技術)
要約【課題】対象エリアにおける物体の動きがある時間における伝搬チャネル情報を測定可能な無線通信システムを提供することを目的とする。
【解決手段】本開示の無線通信システムは、基地局と無線端末と音検知装置と、無線フレームを捕捉する無線捕捉装置とを備える。音検知装置は、無線通信の対象エリアで発生する音を検知する。無線捕捉装置は、音検知装置において音が検知される時間に捕捉された無線フレームを対象に、該無線フレームから伝搬チャネル情報を抽出する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
基地局と無線端末の無線通信において送受信される無線フレームに含まれる伝搬チャネル情報を測定する無線通信システムであって、
前記基地局と、
前記無線端末と、
音検知装置と、
前記無線フレームを捕捉する無線捕捉装置と、
を備え、
前記音検知装置は、前記無線通信の対象エリアで発生する音を検知する処理を実行するように構成され、
前記無線捕捉装置は、前記音検知装置において音が検知される時間に捕捉された前記無線フレームを対象に、該無線フレームから伝搬チャネル情報を抽出する抽出処理を実行するように構成される、無線通信システム。
続きを表示(約 1,500 文字)【請求項2】
前記無線捕捉装置は、前記音検知装置において音が検知される時間に前記無線フレームを捕捉する処理をさらに実行する、請求項1に記載の無線通信システム。
【請求項3】
前記音検知装置を複数備え、
前記無線捕捉装置は、前記抽出処理においては、
既定の個数の音検知装置において同時に音が検知される時間に捕捉された前記無線フレームを対象に、該無線フレームから伝搬チャネル情報を抽出する、請求項1に記載の無線通信システム。
【請求項4】
前記無線端末を複数備え、
前記無線端末は、各々の設置位置が既知の複数の第一端末と、設置位置が未知の第二端末とを含み、
前記無線捕捉装置は、
前記第二端末と前記複数の第一端末から前記基地局にそれぞれ送信される無線フレームに対して前記抽出処理を実行し、
前記複数の第一端末に由来する複数の伝搬チャネル情報と、前記第二端末に由来する伝搬チャネル情報との相関を第一端末ごとに判定する処理と、
前記第二端末に由来する伝搬チャネル情報との相関が最も高い伝搬チャネル情報の送信元である第一端末を特定する処理と、
特定された第一端末の近傍に、前記第二端末が存在すると推定する処理と、
をさらに実行するように構成される、請求項1から3いずれか1項に記載の無線通信システム。
【請求項5】
基地局と無線端末の無線通信において送受信される無線フレームを捕捉し、前記無線フレームに含まれる伝搬チャネル情報を測定する無線捕捉装置であって、
前記無線通信の対象エリアで発生する音を検知する音検知装置において音が検知される時間に捕捉された前記無線フレームを対象に、該無線フレームから伝搬チャネル情報を抽出する抽出処理を実行するように構成される、無線捕捉装置。
【請求項6】
前記無線端末は、各々の設置位置が既知の複数の第一端末と、設置位置が未知の第二端末とを含み、
前記抽出処理は、前記第二端末と前記複数の第一端末から前記基地局にそれぞれ送信される無線フレームに対して実行され、
前記複数の第一端末に由来する複数の伝搬チャネル情報と、前記第二端末に由来する伝搬チャネル情報との相関を第一端末ごとに判定する処理と、
前記第二端末に由来する伝搬チャネル情報との相関が最も高い伝搬チャネル情報の送信元である第一端末を特定する処理と、
特定された第一端末の近傍に、前記第二端末が存在すると推定する処理と、
をさらに実行するように構成される、請求項5に記載の無線捕捉装置。
【請求項7】
基地局と無線端末の無線通信において送受信される無線フレームに含まれる伝搬チャネル情報を測定する無線通信方法であって、
音検知装置が、前記無線通信の対象エリアで発生する音を検知することと、
前記無線フレームを捕捉する無線捕捉装置が、前記音検知装置において音が検知される時間に捕捉された前記無線フレームを対象に、該無線フレームから伝搬チャネル情報を抽出することと、
を含む、無線通信方法。
【請求項8】
基地局と無線端末の無線通信において送受信される無線フレームを捕捉し、前記無線フレームに含まれる伝搬チャネル情報を測定する無線捕捉装置に実行させる無線通信用プログラムであって、
無線捕捉装置に、
前記無線通信の対象エリアで発生する音を検知する音検知装置において音が検知される時間に捕捉された前記無線フレームを対象に、該無線フレームから伝搬チャネル情報を抽出する抽出処理を実行させるプログラムを含む、無線通信用プログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、伝搬チャネル情報を測定する技術に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
設置位置が既知の複数の無線端末および設置位置が未知の無線端末が、無線基地局との間でやり取りする伝搬チャネル情報(Channel State Information、以下CSIと称する)を利用して、設置位置が未知の無線端末の位置を推定する技術が開示されている(例えば、特許文献1参照)。各々の設置位置が既知の無線端末に由来するCSIと、設置位置が未知の無線端末に由来するCSIとの相関から、設置位置が未知の無線端末の位置を推定することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
日本特開2023-019158号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上述の方法では、対象エリアにおける物体の動きが小さいまたは物体の動きが無い時間にも、CSIが測定される。そのような時間に測定されたCSIは変動が小さく、無線端末の位置の推定に利用しても推定精度は低いと言える。
【0005】
本開示は上述の問題を解決するため、対象エリアにおける物体の動きがある時間におけるCSIを測定可能な無線通信システムを提供することを第一の目的とする。
【0006】
また本開示は、対象エリアにおける物体の動きがある時間におけるCSIを測定可能な無線捕捉装置を提供することを第二の目的とする。
【0007】
また本開示は、対象エリアにおける物体の動きがある時間におけるCSIを測定可能な無線通信方法を提供することを第三の目的とする。
【0008】
また本開示は、対象エリアにおける物体の動きがある時間におけるCSIを測定可能な無線通信用プログラムを提供することを第四の目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本開示の第一の態様は、
基地局と無線端末の無線通信において送受信される無線フレームに含まれる伝搬チャネル情報を測定する無線通信システムであって、
前記基地局と、
前記無線端末と、
音検知装置と、
前記無線フレームを捕捉する無線捕捉装置と、
を備え、
前記音検知装置は、前記無線通信の対象エリアで発生する音を検知する処理を実行するように構成され、
前記無線捕捉装置は、前記音検知装置において音が検知される時間に捕捉された前記無線フレームを対象に、該無線フレームから伝搬チャネル情報を抽出する抽出処理を実行するように構成されることが好ましい。
【0010】
また第二の態様は、
基地局と無線端末の無線通信において送受信される無線フレームを捕捉し、前記無線フレームに含まれる伝搬チャネル情報を測定する無線捕捉装置であって、
前記無線通信の対象エリアで発生する音を検知する音検知装置において音が検知される時間に捕捉された前記無線フレームを対象に、該無線フレームから伝搬チャネル情報を抽出する抽出処理を実行するように構成されることが好ましい。
(【0011】以降は省略されています)

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