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公開番号
2025019640
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-02-07
出願番号
2023123355
出願日
2023-07-28
発明の名称
受信回路、半導体装置、及び通信システム
出願人
ローム株式会社
代理人
弁理士法人太陽国際特許事務所
主分類
H04L
25/02 20060101AFI20250131BHJP(電気通信技術)
要約
【課題】交流結合方式の受信回路の直流電位の変動を安定化する受信回路を提供する。
【解決手段】交流結合方式の受信回路121は、第1容量素子1を介して伝送される第1信号41を入力する第1入力端IN1と、第2容量素子2を介して伝送され第1信号に対して電位が相補的に変化する第2信号42を入力する第2入力端IN2と、第1信号の電位に対応する第1論理信号51と、第2信号の電位に対応する第2論理信号52と、を出力する信号出力回路12と、第1信号の電位を保証する信号として第1論理信号の値に応じた電位の第1保証信号61を第1入力端に供給し、第2信号の電位を保証する信号として第1保証信号に対して電位が相補的に変化する第2保証信号62を第2入力端に供給する信号供給回路122と、を備える。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
交流結合方式の受信回路であって、
第1容量素子を介して伝送される第1信号を入力する第1入力端と、第2容量素子を介して伝送され前記第1信号に対して電位が相補的に変化する第2信号を入力する第2入力端とを有し、前記第1信号の電位に対応する第1論理信号と前記第2信号の電位に対応する第2論理信号とを出力する信号出力回路と、
前記第1信号の電位を保証する信号として前記第1論理信号の値に応じた電位の第1保証信号を前記第1入力端に供給し、前記第2信号の電位を保証する信号として前記第1保証信号に対して電位が相補的に変化する第2保証信号を前記第2入力端に供給する信号供給回路と、を備える受信回路。
続きを表示(約 790 文字)
【請求項2】
前記信号供給回路は、
前記第1入力端に第1電位の前記第1保証信号を供給する場合、前記第2入力端に前記第1電位よりも低い第2電位の前記第2保証信号を供給し、
前記第1入力端に前記第2電位の前記第1保証信号を供給する場合、前記第2入力端に前記第1電位の前記第2保証信号を供給する、請求項1に記載の受信回路。
【請求項3】
前記信号供給回路は、2つの電源間に配置される抵抗に印加される電圧を分圧することで前記第1電位又は前記第2電位を生成する分圧回路を備える、請求項2に記載の受信回路。
【請求項4】
前記信号供給回路は、
前記第1論理信号の値が特定電位の場合、オン状態になることで前記第1入力端に前記第1電位の前記第1保証信号を供給する第1スイッチと、
前記第2論理信号の値が特定電位の場合、オン状態になることで前記第2入力端に前記第1電位の前記第2保証信号を供給する第2スイッチと、
前記第2論理信号の値が特定電位の場合、オン状態になることで前記第1入力端に前記第2電位の前記第1保証信号を供給する第3スイッチと、
前記第1論理信号の値が特定電位の場合、オン状態になることで前記第2入力端に前記第2電位の前記第2保証信号を供給する第4スイッチと、
を備える、請求項3に記載の受信回路。
【請求項5】
請求項1に記載の受信回路を備える半導体装置。
【請求項6】
前記第1信号及び前記第2信号を送信する送信回路を有する第1半導体装置と、
請求項1に記載の受信回路を有する第2半導体装置とを備え、
前記第1信号が前記第1容量素子を介して前記受信回路に供給され、前記第2信号が前記第2容量素子を介して前記受信回路に供給される、通信システム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、受信回路、半導体装置、及び通信システムに関する。
続きを表示(約 1,200 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、AC(Alternating Current:交流)結合方式により伝送される平衡信号である差動信号を利用したデータを受信する受信回路が開示されている(特許文献1の図4参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特表2001-503182号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ここで交流結合方式では、直流信号を除去する容量素子が伝送路に配置される。このため、受信回路に入力されるデータが変化し続けている間は、容量素子の充放電が繰り返されることで、差動信号に含まれる互いに相補的に変化する2つの信号の電位が、Hレベル又はLレベルに変化する。従って受信回路は差動信号に従って正常に動作し得る。
【0005】
しかしながら、入力されるデータが一定時間変化しない場合、容量素子に蓄えられたエネルギが放電され続けることで、当該2つの信号の電位が同程度のレベルになり得る。従って、受信回路は、差動信号の電位を検出できず、誤動作し得る。このように従来技術では、受信回路の安定した動作を実現する上で改善の余地がある。
【0006】
本開示は、上記の事情を踏まえ、安定した動作を実現し得る受信回路を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するため、本開示にかかる受信回路は、交流結合方式の受信回路であって、第1容量素子を介して伝送される第1信号を入力する第1入力端と、第2容量素子を介して伝送され第1信号に対して電位が相補的に変化する第2信号を入力する第2入力端とを有し、第1信号の電位に対応する第1論理信号と第2信号の電位に対応する第2論理信号とを出力する信号出力回路と、第1信号の電位を保証する信号として第1論理信号の値に応じた電位の第1保証信号を第1入力端に供給し、第2信号の電位を保証する信号として第1保証信号に対して電位が相補的に変化する第2保証信号を第2入力端に供給する信号供給回路と、を備える。
【0008】
本開示にかかる半導体装置は、上記の受信回路を備える。
【0009】
本開示にかかる通信システムは、前記第1信号及び前記第2信号を送信する送信回路を有する第1半導体装置と、上記の受信回路を有する第2半導体装置とを備え、前記第1信号が前記第1容量素子を介して前記受信回路に供給され、前記第2信号が前記第2容量素子を介して前記受信回路に供給される。
【発明の効果】
【0010】
本開示によれば、安定した動作を実現し得る受信回路を提供することが可能となる、という効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
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