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公開番号2025017257
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-02-05
出願番号2023120301
出願日2023-07-24
発明の名称半導体装置
出願人ローム株式会社
代理人弁理士法人太陽国際特許事務所
主分類H03K 7/08 20060101AFI20250129BHJP(基本電子回路)
要約【課題】PWM回路の起動制御などを行う半導体装置の回路規模を抑制し得る半導体装置を提供する。
【解決手段】半導体装置は、パルス幅制御信号を出力する複数のPWM回路と、複数のPWM回路のそれぞれを起動する起動制御と複数のPWM回路のそれぞれを停止する停止制御とを行う制御回路と、特定期間内に離散的に発生する複数のパルス信号と、複数のPWM回路の内、第1PWM回路から出力される第1パルス幅制御信号とを入力し、複数のパルス信号の内、第1パルス信号から一定期間経過後に、第1パルス幅制御信号が出力されたとき、複数のPWM回路の内、第1PWM回路とは異なる第2PWM回路を起動する起動信号を少なくとも出力する、信号出力回路と、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
パルス幅制御信号を出力する複数のPWM回路と、
前記複数のPWM回路のそれぞれを起動する起動制御と前記複数のPWM回路のそれぞれを停止する停止制御とを行う制御回路と、
特定期間内に離散的に発生する複数のパルス信号と、前記複数のPWM回路の内、第1PWM回路から出力される第1パルス幅制御信号とを入力し、
前記複数のパルス信号の内、第1パルス信号から一定期間経過後に、前記第1パルス幅制御信号が出力されたとき、前記複数のPWM回路の内、前記第1PWM回路とは異なる第2PWM回路を起動する起動信号を少なくとも出力する、信号出力回路と、
を備える半導体装置。
続きを表示(約 440 文字)【請求項2】
前記信号出力回路は、前記第1パルス幅制御信号が出力された後に、前記複数のパルス信号の内、第2パルス信号を前記第1パルス信号から一定期間経過後に入力したとき、前記起動信号を出力する、請求項1に記載の半導体装置。
【請求項3】
前記信号出力回路は、前記複数のパルス信号の内、第3パルス信号を前記第2パルス信号から一定期間経過後に入力したとき、前記起動信号の出力を停止することにより、前記第1PWM回路を停止する、請求項2に記載の半導体装置。
【請求項4】
前記信号出力回路は、
前記第1PWM回路の出力と前記第2PWM回路の出力との論理積の結果を、前記複数のPWM回路の内、第3PWM回路を起動する起動信号として出力し、
前記第1PWM回路の出力と前記第2PWM回路の出力を反転した値との論理積の結果を、前記複数のPWM回路の内、第4PWM回路を起動する起動信号として出力する、請求項1に記載の半導体装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、半導体装置に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、複数のパルス幅変調(Pulse Width Modulation:PWM)信号を出力する制御回路が開示されている。各PWM信号の出力は、CPU(マイコン)からの基本PWMの動作に合わせたカウンタによって、制御されている。例えば、CPUが基本PWM信号をそのまま出力することで、第1PWM信号が出力される。第2~4PWM信号(PWM2~4)については、CPUからの基本PWMの立ち上がり又は立下りを、リセットのトリガとしたカウンタにより、任意の周期を遅らせた立ち上がり又は立下りのパルスを生成し、当該パルスをフリップフロップ回路に入力することで、それぞれ位相が遅れたパルス幅変調信号PWM2~4が出力される。このように、従来技術では、CPUからの基本PWM信号とカウンタとにより、複数のPWM信号の制御を行うことができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平9-331696号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ここで、マイコンとPWM回路とを連動させ、また複数のPWM回路間を連動させる機能を有する従来技術では、PWM信号のスタート制御及びストップ制御、つまりPWM回路の起動制御及び停止制御を、外部からの自由振動信号をトリガにして、実行することができる。しかしながら、外部からの自由振動信号をトリガにすることによりスタート制御及びストップ制御を実行する場合、自由振動信号に含まれる複数のパルス信号の内、特定のパルス信号から一定時間後に発生するパルス信号のタイミングを捉えて、PWM回路を動作させるときには、当該一定時間である待ち時間を設定するための信号、所謂待ち時間信号をマイコンに入力し、当該待ち時間を設定する必要がある。この場合、マイコンの外部に、待ち時間信号を生成する回路を要するため、マイコンと当該回路を含む集積回路の回路規模が大きくなり得る。このように、従来技術では、PWM回路の起動制御などを行う半導体装置の回路規模を抑制する上で、改善の余地がある。
【0005】
本開示は、上記の事情を踏まえ、PWM回路の起動制御などを行う半導体装置の回路規模を抑制し得る半導体装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するため、本開示にかかる半導体装置は、パルス幅制御信号を出力する複数のPWM回路と、前記複数のPWM回路のそれぞれを起動する起動制御と前記複数のPWM回路のそれぞれを停止する停止制御とを行う制御回路と、特定期間内に離散的に発生する複数のパルス信号と、前記複数のPWM回路の内、第1PWM回路から出力される第1パルス幅制御信号とを入力し、前記複数のパルス信号の内、第1パルス信号から一定期間経過後に、前記第1パルス幅制御信号が出力されたとき、前記複数のPWM回路の内、前記第1PWM回路とは異なる第2PWM回路を起動する起動信号を少なくとも出力する、信号出力回路と、を備える。
【発明の効果】
【0007】
本開示によれば、PWM回路の起動制御などを行う半導体装置の回路規模を抑制し得る半導体装置を提供することが可能となる、という効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は本開示の第1実施形態にかかる半導体装置の構成を示す図である。
図2は第1実施形態にかかる半導体装置の動作を説明するためのタイミングチャートである。
図3は比較例にかかる半導体装置の構成を示す図である。
比較例に係る半導体装置の動作を説明するためのタイミングチャートである。
図5は本開示の第2実施形態にかかる半導体装置の構成を示す図である。
図6は本開示の第2実施形態にかかる半導体装置の動作を説明するためのタイミングチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、実施形態を図面に基づいて説明する。なお、同一の機能や構成には、同一又は類似の符号を付して、その説明を適宜省略する。
【0010】
[第1実施形態]
図1は本開示の第1実施形態にかかる半導体装置の構成を示す図である。半導体装置100-1は、制御回路20、複数のPWM回路11~11n、命令回路4、及び信号出力回路50を備えてよい。
(【0011】以降は省略されています)

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