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公開番号
2025014161
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-30
出願番号
2023116451
出願日
2023-07-18
発明の名称
シャント抵抗、シャント抵抗の製造方法および半導体装置
出願人
ローム株式会社
代理人
個人
主分類
H01C
3/00 20060101AFI20250123BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】小型化を図ることが可能なシャント抵抗、シャント抵抗の製造方法および半導体装置を提供する。
【解決手段】シャント抵抗A1は、抵抗体層10と、z方向の第1側に積層され、第1実装面111を有する第1電極層11と、z方向の第2側に積層され、第2実装面121を有する第2電極層12と、を備える。抵抗体層は、銅系合金またはニクロム系合金を含み、第1電極層は、銅、銀、金およびニッケルの少なくともいずれかを含み、第2電極層は、銅、銀、金およびニッケルの少なくともいずれかを含む。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
抵抗体層と、
前記抵抗体層の厚さ方向の第1側に積層された第1電極層と、
前記抵抗体層の前記厚さ方向の第2側に積層された第2電極層と、
を備える、シャント抵抗。
続きを表示(約 1,100 文字)
【請求項2】
前記第1電極層は、前記厚さ方向の前記第1側を向く第1実装面を有する、請求項1に記載のシャント抵抗。
【請求項3】
前記第2電極層は、前記厚さ方向の前記第2側を向く第2実装面を有する、請求項2に記載のシャント抵抗。
【請求項4】
前記厚さ方向に視て、前記抵抗体層の外縁と前記第1電極層の外縁とが一致する、請求項3に記載のシャント抵抗。
【請求項5】
前記厚さ方向に視て、前記抵抗体層の外縁と前記第2電極層の外縁とが一致する、請求項3に記載のシャント抵抗。
【請求項6】
前記抵抗体層は、銅系合金またはニクロム系合金を含む、請求項3に記載のシャント抵抗。
【請求項7】
前記第1電極層は、銅、銀、金およびニッケルの少なくともいずれかを含む、請求項3に記載のシャント抵抗。
【請求項8】
前記第2電極層は、銅、銀、金およびニッケルの少なくともいずれかを含む、請求項3に記載のシャント抵抗。
【請求項9】
第1導電層を含む第1基板と、
第2導電層を含む第2基板と、
第1ドレイン電極、第1ソース電極および第1ゲート電極を有し、上アーム回路を構成する第1スイッチング素子と、
第2ドレイン電極、第2ソース電極および第2ゲート電極を有し、下アーム回路を構成する第2スイッチング素子と、
請求項3ないし8のいずれかに記載のシャント抵抗と、を備え、
前記第1導電層と前記第2導電層とは、前記厚さ方向において互いに対向しており、
前記第1ドレイン電極は、前記第1導電層に導通接合されており、
前記第2ドレイン電極は、前記第2導電層に導通接合されており、
前記第1ソース電極と前記第2導電層とが導通しており、
前記シャント抵抗は、前記厚さ方向において前記第1基板と前記第2基板との間に配置されており、前記第1スイッチング素子および前記第2スイッチング素子の少なくともいずれかによってスイッチングされる電流の導通経路に電気的に配置されている、半導体装置。
【請求項10】
前記第1基板は、前記厚さ方向において前記第2導電層と対向する第3導電層をさらに有し、
前記第2基板は、前記厚さ方向において前記第3導電層と対向する第4導電層をさらに有し、
前記第1実装面が、前記第2導電層に導通接合されており、
前記第2実装面が、前記第3導電層に導通接合されている、請求項9に記載の半導体装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、シャント抵抗、シャント抵抗の製造方法および半導体装置に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、従来の抵抗器の一例が開示されている。同文献に開示された抵抗器は、抵抗体と一対の電極を備えている。この抵抗器は、シャント抵抗器として構成されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-163238号公報
【0004】
[概要]
抵抗器が電気機器等に搭載される場合、抵抗器を搭載するためのスペースを確保することが必要である。
【0005】
本開示は、上記した事情のもとで考え出されたものであって、小型化を図ることが可能なシャント抵抗、シャント抵抗の製造方法および半導体装置を提供することをその課題とする。
【0006】
本開示の第1の側面によって提供されるシャント抵抗は、抵抗体層と、前記抵抗体層の厚さ方向の第1側に積層された第1電極層と、前記抵抗体層の前記厚さ方向の第2側に積層された第2電極層と、を備える。
【0007】
本開示の第2の側面によって提供される半導体装置は、第1導電層を含む第1基板と、第2導電層を含む第2基板と、第1ドレイン電極、第1ソース電極および第1ゲート電極を有し、上アーム回路を構成する第1スイッチング素子と、第2ドレイン電極、第2ソース電極および第2ゲート電極を有し、下アーム回路を構成する第2スイッチング素子と、本開示の第1の側面によって提供されるシャント抵抗と、を備え、前記第1導電層と前記第2導電層とは、厚さ方向において互いに対向しており、前記第1ドレイン電極は、前記第1導電層に導通接合されており、前記第2ドレイン電極は、前記第2導電層に導通接合されており、前記第1ソース電極と前記第2導電層とが導通しており、前記シャント抵抗は、前記厚さ方向において前記第1基板と前記第2基板との間に配置されており、前記第1スイッチング素子および前記第2スイッチング素子の少なくともいずれかによってスイッチングされる電流の導通経路に電気的に配置されている。
【0008】
本開示の第3の側面によって提供されるシャント抵抗の製造方法は、抵抗体層を用意する工程と、前記抵抗体層の厚さ方向の第1側にめっきにより第1電極層を形成し、前記抵抗体層の厚さ方向の第2側にめっきにより第2電極層を形成することにより積層金属材料を形成する工程と、前記積層金属材料を個片化する工程と、を備える。
【0009】
本開示の第4の側面によって提供されるシャント抵抗の製造方法は、抵抗体層と、前記抵抗体層の厚さ方向の第1側に位置する第1電極層と、前記抵抗体層の前記厚さ方向の第2側に位置する第2電極層と、を圧着接合することにより積層金属材料を形成する工程と、前記積層金属材料を個片化する工程と、を備える。
【0010】
本開示のその他の特徴および利点は、添付図面を参照して以下に行う詳細な説明によって、より明らかとなろう。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
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