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公開番号2025019531
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-02-07
出願番号2023123184
出願日2023-07-28
発明の名称映像合成装置、映像合成方法、及びプログラム
出願人株式会社計数技研
代理人個人,個人
主分類G09B 5/02 20060101AFI20250131BHJP(教育;暗号方法;表示;広告;シール)
要約【課題】参照映像と自己映像とが融合したように感じられることを防止でき、学習者であるユーザが模倣対象の動作に容易に追従することができる映像合成装置を提供する。
【解決手段】映像合成装置1は、ユーザが動作を模倣する対象である模倣対象の動作の映像である参照映像が記憶される記憶部11と、ユーザが動作させる対象である動作対象の動作の映像である自己映像を取得する映像取得部12と、参照映像と自己映像とを合成して合成映像を生成する合成部13と、合成映像を出力する映像出力部14と、を備え、合成部13は、参照映像と自己映像との合成の割合が時間に沿って連続的に繰り返して変化するように両映像を合成する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
ユーザが動作を模倣する対象である模倣対象の動作の映像である参照映像が記憶される記憶部と、
ユーザが動作させる対象である動作対象の動作の映像である自己映像を取得する映像取得部と、
前記参照映像と前記自己映像とを合成して合成映像を生成する合成部と、
前記合成映像を出力する映像出力部と、を備え、
前記合成部は、前記参照映像と前記自己映像との合成の割合が時間に沿って連続的に繰り返して変化するように両映像を合成する、映像合成装置。
続きを表示(約 1,300 文字)【請求項2】
前記合成部は、前記参照映像と前記自己映像との合成の割合の時間に沿った変化が正弦波となるように両映像を合成する、請求項1記載の映像合成装置。
【請求項3】
前記合成映像における前記模倣対象と前記動作対象との距離を取得する距離取得部をさらに備え、
前記合成部は、前記距離が遠いほど、前記自己映像がより多く表示されるように合成を行う、請求項1記載の映像合成装置。
【請求項4】
前記参照映像及び前記自己映像の少なくとも一方である変更対象の映像について、背景領域を透明またはあらかじめ決められた単色に変更する背景変更部をさらに備え、
前記合成部は、前記変更対象の映像については、前記背景変更部による変更後の映像を合成する、請求項1または請求項2記載の映像合成装置。
【請求項5】
前記参照映像及び前記自己映像の少なくとも一方である特定対象の映像について、注目箇所を特定する特定部と、
前記特定対象の映像について特定された注目箇所以外の領域をぼかす処理を行うぼかし処理部と、をさらに備え、
前記合成部は、前記特定対象の映像については、前記ぼかし処理部によるぼかし処理後の映像を合成する、請求項1または請求項2記載の映像合成装置。
【請求項6】
前記特定部は、動きのある箇所である注目箇所を特定する、請求項5記載の映像合成装置。
【請求項7】
ユーザから注目箇所を示す注目箇所情報を受け付ける受付部をさらに備え、
前記特定部は、前記受付部によって受け付けられた注目箇所情報に応じて注目箇所を特定する、請求項5記載の映像合成装置。
【請求項8】
ユーザが動作を模倣する対象である模倣対象の動作の映像である参照映像が記憶される記憶部と、映像取得部と、合成部と、映像出力部とを用いて処理される映像合成方法であって、
前記映像取得部が、ユーザが動作させる対象である動作対象の動作の映像である自己映像を取得するステップと、
前記合成部が、前記参照映像と前記自己映像とを合成して合成映像を生成するステップと、
前記映像出力部が、前記合成映像を出力するステップと、を備え、
前記合成映像を生成するステップでは、前記参照映像と前記自己映像との合成の割合が時間に沿って連続的に繰り返して変化するように両映像を合成する、映像合成方法。
【請求項9】
ユーザが動作を模倣する対象である模倣対象の動作の映像である参照映像が記憶される記憶部にアクセス可能なコンピュータを、
ユーザが動作させる対象である動作対象の動作の映像である自己映像を取得する映像取得部、
前記参照映像と前記自己映像とを合成して合成映像を生成する合成部、
前記合成映像を出力する映像出力部として機能させ、
前記合成部は、前記参照映像と前記自己映像との合成の割合が時間に沿って連続的に繰り返して変化するように両映像を合成する、プログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、模倣対象の動作の映像である参照映像と、ユーザの動作対象の動作の映像である自己映像とを合成して出力する映像合成装置等に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
従来、手術などの動きの学習のために、学習者が模倣する対象となる模倣対象の動作の映像である参照映像と、学習者の動作の映像である自己映像とを交互に切り替えて表示する学習支援装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。このような表示を参照することにより、学習者は、模倣対象の動作と同じ動作を行うためのトレーニングを行うことができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2014-071443号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、参照映像と自己映像とを交互に切り替えて表示する場合には、両映像が融合したように感じられることになる。そのため、学習者が参照映像に含まれる模倣対象の動作に適切に追従できていれば問題ないが、そうでない場合には、参照映像と自己映像との区別がはっきりしなくなり、学習者が模倣対象の動作に追従することが困難になるという問題がある。例えば、学習者が、自己映像がどちらであるのかを容易に把握することが難しくなることがある。
【0005】
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、参照映像と自己映像とが融合したように感じられることを防止でき、学習者であるユーザが模倣対象の動作に容易に追従できるようにするための映像合成装置等を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するため、本発明の一態様による映像合成装置は、ユーザが動作を模倣する対象である模倣対象の動作の映像である参照映像が記憶される記憶部と、ユーザが動作させる対象である動作対象の動作の映像である自己映像を取得する映像取得部と、参照映像と自己映像とを合成して合成映像を生成する合成部と、合成映像を出力する映像出力部と、を備え、合成部は、参照映像と自己映像との合成の割合が時間に沿って連続的に繰り返して変化するように両映像を合成する、ものである。
【0007】
このような構成により、参照映像と自己映像との合成の割合が時間に沿って連続的に繰り返して変化するように両映像を合成することができる。このように、参照映像と自己映像とを交互に切り替えて表示するのではないため、ユーザが、参照映像と自己映像とが融合したように感じることを防止でき、自己映像を容易に把握することができるようになり、その結果として、模倣対象の動作に容易に追従することができるようになる。
【0008】
また、本発明の一態様による映像合成装置では、合成部は、参照映像と自己映像との合成の割合の時間に沿った変化が正弦波となるように両映像を合成してもよい。
【0009】
このような構成により、例えば、一方の映像の割合が0~100%の間で変化するように合成が行われる場合に、一方の映像のみが主に表示される期間がそれぞれあると共に、両映像が重なって表示される期間もあるため、ユーザは、両映像を容易に区別することができると共に、自分が動作させている動作対象を模倣対象の動作に容易に合わせることができるようになる。
【0010】
また、本発明の一態様による映像合成装置では、合成映像における模倣対象と動作対象との距離を取得する距離取得部をさらに備え、合成部は、距離が遠いほど、自己映像がより多く表示されるように合成を行ってもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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