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公開番号2025019506
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-02-07
出願番号2023123143
出願日2023-07-28
発明の名称吸収性物品
出願人日本製紙クレシア株式会社
代理人
主分類A61F 13/56 20060101AFI20250131BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】様々なクロッチ幅の下着に固定し易く、かつ剥がれを防止することが可能な吸収性物品を提供する。
【解決手段】本開示に係る吸収性物品10は、トップシートとバックシート22と吸収体とを有する吸収性本体20と、吸収性本体20の非肌側面20bの幅方向の両側に配置されて、吸収性本体20の幅方向の側縁20cよりも幅方向の内側に位置する基端32aから側縁20cよりも幅方向の外側まで延びる左右のウイング32と、吸収性本体20を取付対象に対して取り付け可能な粘着層40と、を備え、吸収性本体20の非肌側面20bは、長手方向の中間に位置して左右のウイング32が設けられる中間領域24と、中間領域24よりも長手方向の両側の外側領域25とを有し、左右のウイング32は、長手方向に互いに異なる位置に配置され、粘着層40は、少なくとも吸収性本体20の外側領域25と、左右のウイング32の非肌側面とに設けられる。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
肌側の液透過性のトップシートと、非肌側の液不透過性のバックシートと、前記トップシートと前記バックシートの間に位置する吸収体とを有し、第1方向に長く、前記第1方向と交叉する第2方向に短い吸収性本体と、
前記吸収性本体の非肌側面の前記第2方向の両側に配置されて、前記吸収性本体の前記第2方向の側縁よりも前記第2方向の内側に位置する基端から前記側縁よりも前記第2方向の外側まで延びて、前記基端を軸として傾動可能な左右のウイングと、
前記吸収性本体を取付対象に対して取り付け可能な粘着層と、を備え、
前記吸収性本体の非肌側面は、前記第1方向の中間に位置して前記左右のウイングが設けられる中間領域と、前記中間領域よりも前記第1方向の両側の外側領域とを有し、
前記左右のウイングは、前記第1方向に互いに異なる位置に配置され、
前記粘着層は、少なくとも前記吸収性本体の非肌側面の前記第1方向の両側の前記外側領域と、前記左右のウイングの非肌側面とに設けられる
ことを特徴とする吸収性物品。
続きを表示(約 1,300 文字)【請求項2】
前記左右のウイングの前記基端は、前記第2方向に互いに離間し、
前記左右のウイングの前記基端間には、前記左右のウイングの前記基端同士を連結して前記左右のウイングを前記吸収性本体の非肌側面へ固定するウイング固定部が設けられ、
前記粘着層は、前記ウイング固定部の非肌側面にも設けられる
ことを特徴とする請求項1に記載の吸収性物品。
【請求項3】
前記ウイング固定部の前記第2方向の長さは、20mm以上50mm以下であり、かつ前記吸収性本体の前記第2方向の長さの20%以上60%以下の長さである
ことを特徴とする請求項2に記載の吸収性物品。
【請求項4】
前記吸収性本体の非肌側面のうち前記左右のウイングと重なる領域は、前記粘着層が設けられない非粘着領域となっている
ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の吸収性物品。
【請求項5】
前記粘着層は、ホットメルト粘着剤によって構成され、
前記左右のウイングのうち、最も前記第1方向の一側に位置する一側ウイングから前記一側へ5mm以上10mm以下の領域、及び最も前記第1方向の他側に位置する他側ウイングから前記他側へ5mm以上10mm以下の領域は、前記粘着層が設けられない非粘着領域となっている
ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の吸収性物品。
【請求項6】
前記吸収性本体の非肌側面の前記第1方向の両側の前記外側領域に設けられる前記粘着層の面積は、前記吸収性本体の前記外側領域の面積を100%とした場合の20%以上60%以下であり、
前記左右のウイング及び前記ウイング固定部に設けられる前記粘着層の面積は、前記左右のウイング及び前記ウイング固定部の面積を100%とした場合の30%以上70%以下である
ことを特徴とする請求項2に記載の吸収性物品。
【請求項7】
前記吸収性本体の前記第1方向の端と、前記左右のウイングのうち前記吸収性本体の前記端から最も近い位置にあるウイングとの間の長手方向の距離は、50mm以上100mm以下である
ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の吸収性物品。
【請求項8】
前記吸収性本体の前記第1方向の中央部分の前記第2方向の長さは、30mm以上150mm以下である
ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の吸収性物品。
【請求項9】
前記左右のウイングの一方のウイングの先端から他方のウイングの先端までの前記第2方向の長さは、前記吸収性本体の前記第2方向の長さよりも20mm以上70mm以下の範囲で長く、
前記ウイング固定部の前記第1方向の長さは、30mm以上120mm以下である
ことを特徴とする請求項2に記載の吸収性物品。
【請求項10】
前記左右のウイングの前記第1方向の長さは、10mm以上50mm以下である
ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の吸収性物品。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、吸収性物品に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、生理用ナプキンが開示されている。この生理用ナプキンのバックシートの裏面にはショーツに生理用ナプキンを固定するために通常この種の吸収性物品に用いられる粘着剤が帯状に塗布されて複数の粘着部が設けられている。生理用ナプキンは、バックシート側の幅方向左右両側には、ナプキンを下着類に固定するための左右一対の固定用舌片が、それらの基端がバックシートの側縁よりも内方側に位置するように設けられている。固定用舌片の内方面には、粘着剤が塗布されて矩形状の粘着部が形成されている。両側の固定用舌片の基端間は、離形処理されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2004-290556号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、一般的なショーツ(下着)のクロッチ幅は様々であるが、軽失禁用品や生理用品(以下「吸収性物品」と称する。)の幅よりもショーツのクロッチ幅の方が狭い場合が多い。吸収性物品のズレを防止するためにウイング付きの製品が存在するが、ショーツの狭いクロッチ幅に合わせてウイングを装着すると、吸収性物品の本体が変形し、着用感や機能性を損なうおそれがある。
【0005】
特許文献1に記載の生理用ナプキン(吸収性物品)では、固定用舌片(ウイング)の基端がバックシートの側縁よりも内方側に位置するように設けられており、クロッチ幅の細いショーツへの装着を考慮している。しかし、左右のウイング部分が重なってしまうと、装着性が低下する可能性がある。また、ウイング間の領域には粘着部が設けられておらず、全体としての剥離強度の低下を招き、吸水して膨潤した吸収性物品を支えきれず、ズレやヨレの原因となったり、トイレで下着を下ろした際に予期しない状態でショーツから剥がれ落ちたりしてしまうことが懸念される。
【0006】
そこで、本開示は、様々なクロッチ幅の下着に固定し易く、かつ剥がれを防止することが可能な吸収性物品の提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するため、本発明の第1の態様の吸収性物品は、肌側の液透過性のトップシートと、非肌側の液不透過性のバックシートと、前記トップシートと前記バックシートの間に位置する吸収体とを有し、第1方向に長く、前記第1方向と交叉する第2方向に短い吸収性本体と、前記吸収性本体の非肌側面の前記第2方向の両側に配置されて、前記吸収性本体の前記第2方向の側縁よりも前記第2方向の内側に位置する基端から前記側縁よりも前記第2方向の外側まで延びて、前記基端を軸として傾動可能な左右のウイングと、前記吸収性本体を取付対象に対して取り付け可能な粘着層と、を備え、前記吸収性本体の非肌側面は、前記第1方向の中間に位置して前記左右のウイングが設けられる中間領域と、前記中間領域よりも前記第1方向の両側の外側領域とを有し、前記左右のウイングは、前記第1方向に互いに異なる位置に配置され、前記粘着層は、少なくとも前記吸収性本体の非肌側面の前記第1方向の両側の前記外側領域と、前記左右のウイングの非肌側面とに設けられる。
【0008】
本発明の第2の態様は、上記第1の態様の吸収性物品であって、前記左右のウイングの前記基端は、前記第2方向に互いに離間し、前記左右のウイングの前記基端間には、前記左右のウイングの前記基端同士を連結して前記左右のウイングを前記吸収性本体の非肌側面へ固定するウイング固定部が設けられ、前記粘着層は、前記ウイング固定部の非肌側面にも設けられる。
【0009】
本発明の第3の態様は、上記第2の態様の吸収性物品であって、前記ウイング固定部の前記第2方向の長さは、20mm以上50mm以下であり、かつ前記吸収性本体の前記中間領域の前記第2方向の長さの20%以上60%以下の長さである。
【0010】
本発明の第4の態様は、上記第1の態様又は上記第2の態様の吸収性物品であって、前記吸収性本体の非肌側面のうち前記左右のウイングと重なる領域は、前記粘着層が設けられない非粘着領域となっている。
(【0011】以降は省略されています)

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