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公開番号2025019300
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-02-06
出願番号2024206832,2020200661
出願日2024-11-28,2020-12-03
発明の名称パンティーライナー
出願人花王株式会社
代理人弁理士法人南青山国際特許事務所
主分類A61F 13/15 20060101AFI20250130BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】抗菌、消臭性能が効率よく発揮し得、且つ、吸収性、ドライ感に優れた吸収性物品の提供に関する。
【解決手段】吸収性物品は、表面シートと、吸収体と、液保持シートとを備える。上記吸収性物品は、互いに直交する長手方向と幅方向を有する。上記表面シートは、液透過性である。上記液保持シートは、上記表面シートと上記吸収体との間に位置する液保持可能なシートである。上記液保持シートは、抗菌剤及び消臭剤の少なくとも1つを含む。上記表面シートは、上記液保持シートよりも液拡散性が低い。上記液保持シートは、上記吸収体よりも液拡散性が低い。上記液保持シートは、上記吸収体よりも繊維密度が低い。平面視において、上記表面シート及び上記液保持シートは、上記吸収性物品の全面に配置され、上記吸収体は、長手方向及び幅方向の寸法が上記吸収性物品よりも小さく、上記吸収性物品の中央部に配置されている。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
互いに直交する長手方向と幅方向を有し、液透過性の表面シート、吸収体、該吸収体の非肌側面側に配された液難透過性の裏面シート、及び前記表面シートと前記吸収体との間に位置する液保持可能な液保持シートを備えるパンティライナーであって、
前記液保持シートは、吸水性を有するパルプエアレイド不織布であり、
前記液保持シートは、その全面に抗菌剤及び消臭剤の少なくとも1つを含み、
液拡散性が、前記表面シート、前記液保持シート、前記吸収体の順に低く、
前記液保持シートは、前記吸収体よりも繊維密度が低く、
平面視において、前記吸収体は、長手方向及び幅方向の寸法が前記パンティーライナーよりも小さく、前記表面シート、前記裏面シート及び前記液保持シートは、前記パンティーライナーの全面に配置され、前記吸収体の全周縁から外方へ延出した延出域どうしが互いに接合されており、
前記パンティーライナーは、その長手方向において前記吸収体が存在する領域である排泄部対向領域を有し、
前記表面シートには、前記吸収体と平面視で重なる領域、並びに該吸収体の長手方向の前方縁及び後方縁を超えた領域に、複数の開孔が長手方向に沿って配置してなる開孔列が複数列設けられており、該開孔は表面シートのみに配置されており、
前記パンティーライナーは、前記排泄部対向領域の長手方向に沿う左右両側縁に、前記パンティーライナーを長手方向に沿って3つに区分する、左右一対の第1の括れ部と、左右一対の第2の括れ部と、を有し、
前記吸収体の前方縁及び後方縁は、それぞれ、前記第1の括れ部よりも前方及び前記第2の括れ部よりも後方に位置しており、
前記裏面シートの非肌側面側には、平面視で、前記吸収体の長手方向の前方縁及び後方縁それぞれに、幅方向全長に亘る粘着剤不在領域が存在し、該粘着剤不在領域を挟持するように長手方向前後側に粘着部が設けられている、
パンティライナー。
続きを表示(約 310 文字)【請求項2】
前記抗菌剤及び消臭剤は、水難溶性の剤である
請求項1に記載のパンティライナー。
【請求項3】
前記吸収体は、パルプ繊維を含む吸収紙、又は2枚の吸収紙の間に吸水性ポリマーの粒子が配置されてなる吸収シートである
請求項1又は2に記載のパンティーライナー。
【請求項4】
前記吸収体は、抗菌性を有した成分としての香料を含む
請求項1から3のいずれか1項に記載のパンティライナー。
【請求項5】
前記吸収体はシート状の吸収シートが折り畳まれた、2層以上の積層構造である
請求項1から4のいずれか1項に記載のパンティライナー。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、パンティライナー、おりものシート、生理用ナプキン等の吸収性物品に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
吸収性物品は、表面シートと裏面シートとの間に吸収体が配置されて構成される。吸収性物品には、消臭機能といった付加機能を提供する機能性材料を含むものがある(例えば特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2010-110443号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
抗菌剤、消臭剤等の機能性材料を有する吸収性物品において、その機能の実効感を高めることが望まれている。
【0005】
本発明の課題は、抗菌、消臭性能が効率よく発揮し得、且つ、吸収性、ドライ感に優れた吸収性物品の提供に関する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一形態に係る吸収性物品は、表面シートと、吸収体と、液保持シートとを備える。
上記吸収性物品は、互いに直交する長手方向と幅方向を有する。
上記表面シートは、液透過性である。
上記液保持シートは、上記表面シートと上記吸収体との間に位置する液保持可能なシートである。
上記液保持シートは、抗菌剤及び消臭剤の少なくとも1つを含む。
上記表面シートは、上記液保持シートよりも液拡散性が低い。
上記液保持シートは、上記吸収体よりも液拡散性が低い。
上記液保持シートは、上記吸収体よりも繊維密度が低い。
平面視において、上記表面シート及び上記液保持シートは、上記吸収性物品の全面に配置され、上記吸収体は、長手方向及び幅方向の寸法が上記吸収性物品よりも小さく、上記吸収性物品の中央部に配置されている。
【発明の効果】
【0007】
以上のように、本発明の吸収性物品によれば、抗菌、消臭性能が効率よく発揮し得、且つ、吸収性、ドライ感に優れたものとすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明の一実施形態に係る吸収性物品を表面シート側からみた平面図である。
図1のII-II線で切断した断面図である。
本発明の一実施形態に係る吸収性物品の粘着部の配置例を説明する平面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態を説明する。ここでは、吸収性物品の一実施形態としてパンティライナーを例にあげ、説明する。パンティライナーは、一般に生理後期の経血量が少なくなる時期から非生理期間においてショーツ等の下着の股部分における内面に取り付けられ、おりものや経血、又は尿等の排泄液を吸収するために用いられる。
【0010】
<パンティライナーの全体構成>
図1に示すように、本発明の吸収性物品としてのパンティライナー1は、着用者の前後方向に対応する長手方向Xと、着用者の左右方向に対応し長手方向Xに直交する幅方向Yとを有する。
なお、本明細書では、パンティライナー1の厚み方向Zに関しては、着用時に着用者の肌に近い側を上又は肌側、着衣に近い側を下又は非肌側という事がある。また、本明細書において、「肌側面」は、吸収性物品又はその構成部材における、吸収性物品の着用時に着用者の肌側に向けられる面、すなわち相対的に着用者の肌に近い側である。「非肌側面」は、吸収性物品又はその構成部材における、吸収性物品の着用時に着用者の肌から遠い側に向けられる面である。ここでいう「着用時」は、通常の適正な着用位置、すなわち吸収性物品の正しい着用位置が維持された状態を意味する。また、本明細書において、「平面視」とは、厚み方向Zから見た平面視を意味する。
(【0011】以降は省略されています)

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