TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
10個以上の画像は省略されています。
公開番号
2025019257
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-02-06
出願番号
2024205675,2020141126
出願日
2024-11-26,2020-08-24
発明の名称
基板を処理する装置、及び基板を処理する方法
出願人
東京エレクトロン株式会社
代理人
弁理士法人弥生特許事務所
主分類
H01L
21/677 20060101AFI20250130BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】配置される設備のフットプリントの増大を抑えつつ、磁気浮上を利用して基板を搬送する技術を提供する。
【解決手段】基板を処理する装置は、第1の磁石が設けられた床面部を有する基板搬送室内にて、前記基板が載置されるステージと、走行板と、前記第1の磁石との間に反発力が働く第2の磁石とを備え磁気浮上により移動可能に構成された基板搬送モジュールを用い、前記基板搬送室の上面側に設けられ、前記基板搬送室内に向けて開口部が開口する
複数の
基板処理室に対し、前記基板搬送モジュールを上昇移動させることにより、前記基板が載置された前記ステージを、前記開口部を介して前記基板処理室内に挿入し、前記走行板によって前記開口部を閉じた状態で前記基板の処理が行われる。
前記基板搬送室内は、前記ステージが前記基板処理室内に挿入された前記基板搬送モジュールの下を他の基板搬送モジュールが移動可能に構成されている。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
基板を処理する装置であって、
第1の磁石が設けられた床面部を有する基板搬送室と、
前記基板が載置されるステージと、前記ステージの下部側に配置された走行板と、前記第1の磁石との間に反発力が働く第2の磁石とを備え、前記反発力を用いた磁気浮上により、前記基板搬送室内で移動可能に構成された基板搬送モジュールと、
前記基板を処理するために前記基板搬送室の上面側に設けられ、前記基板が載置された状態の前記ステージの少なくとも一部を通過させることが可能な大きさの開口部が、前記基板搬送室内に向けて開口する
複数の
基板処理室と、を備え、
前
記基板搬送モジュールを上昇移動させることにより、前記基板が載置された前記ステージを、前記開口部を介して前記基板処理室内に挿入し、前記走行板によって前記開口部を閉じた状態で前記基板の処理が行わ
れ、
前記基板搬送室内は、前記ステージが前記基板処理室内に挿入された状態の前記基板搬送モジュールの下方側を他の基板搬送モジュールが移動可能な高さに構成されている
、装置。
続きを表示(約 1,700 文字)
【請求項2】
前記基板搬送室内には、複数の前記基板処理室における前記基板の処理に用いられる複数の前記基板搬送モジュールが設けられている、請求項1に記載の装置。
【請求項3】
基板を処理する装置であって、
第1の磁石が設けられた床面部を有する基板搬送室と、
前記基板が載置されるステージと、前記ステージの下部側に配置された走行板と、前記第1の磁石との間に反発力が働く第2の磁石とを備え、前記反発力を用いた磁気浮上により、前記基板搬送室内で移動可能に構成された基板搬送モジュールと、
前記基板を処理するために前記基板搬送室の上面側に設けられ、前記基板が載置された状態の前記ステージの少なくとも一部を通過させることが可能な大きさの開口部が、前記基板搬送室内に向けて開口する基板処理室と、を備え、
前記基板搬送モジュールを上昇移動させることにより、前記基板が載置された前記ステージを、前記開口部を介して前記基板処理室内に挿入し、前記走行板によって前記開口部を閉じた状態で前記基板の処理が行われ、
前記基板搬送モジュールは、前記基板を加熱するために前記ステージに設けられた加熱部と、前記加熱部に加熱用の電力を供給するための加熱電力供給部と、を備える、装置。
【請求項4】
基板を処理する装置であって、
第1の磁石が設けられた床面部を有する基板搬送室と、
前記基板が載置されるステージと、前記ステージの下部側に配置された走行板と、前記第1の磁石との間に反発力が働く第2の磁石とを備え、前記反発力を用いた磁気浮上により、前記基板搬送室内で移動可能に構成された基板搬送モジュールと、
前記基板を処理するために前記基板搬送室の上面側に設けられ、前記基板が載置された状態の前記ステージの少なくとも一部を通過させることが可能な大きさの開口部が、前記基板搬送室内に向けて開口する基板処理室と、を備え、
前記基板搬送モジュールを上昇移動させることにより、前記基板が載置された前記ステージを、前記開口部を介して前記基板処理室内に挿入し、前記走行板によって前記開口部を閉じた状態で前記基板の処理が行われ、
前記基板搬送モジュールは、前記基板搬送室に対し前記基板の搬入出を実施する外部の基板搬送機構との間で基板を受け渡すために、前記ステージにおける前記基板の載置面から突没自在に構成された複数の昇降ピンを備える、装置。
【請求項5】
前記昇降ピンは、前記第1の磁石との間に反発力が働く第3の磁石を備え、前記反発力を用いた磁気浮上により昇降自在に構成された、請求項4に記載の装置。
【請求項6】
前記基板搬送モジュールの上昇移動は、前記走行板を下面側から支持し、昇降自在に構成された支持板を備える昇降機構を用いて実施される、請求項1ないし5のいずれか1つに記載の装置。
【請求項7】
前記基板搬送モジュールの上昇移動は、前記磁気浮上により実施される、請求項1ないし5のいずれか1つに記載の装置。
【請求項8】
前記基板搬送室の上面側には、複数の前記基板処理室が設けられ、前記基板搬送室内には、複数の前記基板処理室における前記基板の処理に用いられる複数の前記基板搬送モジュールが設けられている、請求項
3または4
に記載の装置。
【請求項9】
前記基板搬送室内には、前記走行板と前記第2の磁石とを備え前記基板搬送室内で移動可能に構成される一方、前記ステージを備えず、前記基板の処理を行っていない期間中の前記開口部を、前記走行板により閉じておくための閉止モジュールが設けられている、請求項2または
8
に記載の装置。
【請求項10】
前記基板搬送室には、前記閉止モジュールを使用していない期間中、前記閉止モジュールを退避させる退避室が接続されている、請求項
9
に記載の装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、基板を処理する装置、及び基板を処理する方法に関する。
続きを表示(約 2,700 文字)
【背景技術】
【0002】
例えば、基板である半導体ウエハ(以下、「ウエハ」ともいう)に対する処理を実施する装置においては、ウエハを収容したキャリアと、処理が実行されるウエハ処理室との間でウエハの搬送が行われる。ウエハの搬送にあたっては、種々の構成のウエハ搬送機構が利用される。
【0003】
例えば特許文献1には、磁極からの磁力の作用により、軌道及び隔壁に対して非接触状態を維持しつつ搬送路を浮上走行させて、半導体ウエハなどの被搬送物を搬送する搬送台を備えた磁気浮上搬送装置が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開平7-117849号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本開示は、配置される設備のフットプリントの増大を抑えつつ、磁気浮上を利用して基板を搬送する技術を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
第1の
開示に係る基板を処理する装置は
、
第1の磁石が設けられた床面部を有する基板搬送室と、
前記基板が載置されるステージと、前記ステージの下部側に配置された走行板と、前記第1の磁石との間に反発力が働く第2の磁石とを備え、前記反発力を用いた磁気浮上により、前記基板搬送室内で移動可能に構成された基板搬送モジュールと、
前記基板を処理するために前記基板搬送室の上面側に設けられ、前記基板が載置された状態の前記ステージの少なくとも一部を通過させることが可能な大きさの開口部が、前記基板搬送室内に向けて開口する
複数の
基板処理室と、を備え、
前
記基板搬送モジュールを上昇移動させることにより、前記基板が載置された前記ステージを、前記開口部を介して前記基板処理室内に挿入し、前記走行板によって前記開口部を閉じた状態で前記基板の処理が行わ
れ、
前記基板搬送室内は、前記ステージが前記基板処理室内に挿入された状態の前記基板搬送モジュールの下方側を他の基板搬送モジュールが移動可能な高さに構成されている
。
第2の開示に係る基板を処理する装置は、
第1の磁石が設けられた床面部を有する基板搬送室と、
前記基板が載置されるステージと、前記ステージの下部側に配置された走行板と、前記第1の磁石との間に反発力が働く第2の磁石とを備え、前記反発力を用いた磁気浮上により、前記基板搬送室内で移動可能に構成された基板搬送モジュールと、
前記基板を処理するために前記基板搬送室の上面側に設けられ、前記基板が載置された状態の前記ステージの少なくとも一部を通過させることが可能な大きさの開口部が、前記基板搬送室内に向けて開口する基板処理室と、を備え、
前記基板搬送モジュールを上昇移動させることにより、前記基板が載置された前記ステージを、前記開口部を介して前記基板処理室内に挿入し、前記走行板によって前記開口部を閉じた状態で前記基板の処理が行われ、
前記基板搬送モジュールは、前記基板を加熱するために前記ステージに設けられた加熱部と、前記加熱部に加熱用の電力を供給するための加熱電力供給部と、を備える。
第3の開示に係る基板を処理する装置は、
第1の磁石が設けられた床面部を有する基板搬送室と、
前記基板が載置されるステージと、前記ステージの下部側に配置された走行板と、前記第1の磁石との間に反発力が働く第2の磁石とを備え、前記反発力を用いた磁気浮上により、前記基板搬送室内で移動可能に構成された基板搬送モジュールと、
前記基板を処理するために前記基板搬送室の上面側に設けられ、前記基板が載置された状態の前記ステージの少なくとも一部を通過させることが可能な大きさの開口部が、前記基板搬送室内に向けて開口する基板処理室と、を備え、
前記基板搬送モジュールを上昇移動させることにより、前記基板が載置された前記ステージを、前記開口部を介して前記基板処理室内に挿入し、前記走行板によって前記開口部を閉じた状態で前記基板の処理が行われ、
前記基板搬送モジュールは、前記基板搬送室に対し前記基板の搬入出を実施する外部の基板搬送機構との間で基板を受け渡すために、前記ステージにおける前記基板の載置面から突没自在に構成された複数の昇降ピンを備える。
【発明の効果】
【0007】
本開示によれば、配置される設備のフットプリントの増大を抑えつつ、磁気浮上を利用して基板を搬送できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本開示に係るウエハ処理装置の平面図である。
前記ウエハ処理装置の縦断側面図である。
前記ウエハ処理装置の縦断正面図である。
真空搬送室の床面部、及びウエハ搬送モジュールの模式図である。
真空搬送室の拡大縦断側面図である。
前記ウエハ搬送モジュールの動作に係る第1の作用図である。
前記ウエハ搬送モジュールの動作に係る第2の作用図である。
他の実施形態のウエハ搬送モジュールの動作に係る第1の作用図である。
他の実施形態のウエハ搬送モジュールの動作に係る第2の作用図である。
一体型のウエハ搬送モジュールに係る説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本開示の実施の形態に係る基板を処理する装置である、ウエハ処理装置100の全体構成について、図1~図3を参照しながら説明する。
図1~図3には、ウエハWを処理する基板処理室である複数のウエハ処理室110を備えたマルチチャンバタイプのウエハ処理装置100を示してある。図1に示すように、ウエハ処理装置100は、ロードポート141と、大気搬送室140と、ロードロック室130と、真空搬送室120と、複数のウエハ処理室110とを備えている。以下の説明では、ロードポート141が設けられている向きを手前側とする。
【0010】
ウエハ処理装置100において、ロードポート141、大気搬送室140、ロードロック室130、真空搬送室120は、手前側からこの順に前後方向に配置されている。また複数のウエハ処理室110は、真空搬送室120の上面側に並べて設けられている。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
個人
電波吸収体
20日前
個人
テーブルタップ
17日前
キヤノン株式会社
電子機器
17日前
三洋化成工業株式会社
軟磁性材料
7日前
株式会社ヨコオ
同軸コネクタ
13日前
株式会社GSユアサ
蓄電装置
17日前
古河電池株式会社
制御弁式鉛蓄電池
13日前
株式会社GSユアサ
蓄電装置
17日前
株式会社ユーシン
スイッチ装置
17日前
株式会社ユーシン
スイッチ装置
17日前
個人
六角形パネル展開アレーアンテナ
17日前
株式会社半導体エネルギー研究所
電池
6日前
日本特殊陶業株式会社
保持装置
7日前
日新電機株式会社
変圧器
1日前
株式会社ヨコオ
ソケット
今日
TDK株式会社
コイル部品
13日前
住友電装株式会社
コネクタ
13日前
イビデン株式会社
プリント配線板
20日前
ローム株式会社
半導体装置
17日前
三洲電線株式会社
撚線導体
7日前
大和電器株式会社
コンセント
13日前
三洋化成工業株式会社
リチウムイオン電池
7日前
ニチコン株式会社
コンデンサ
13日前
日本圧着端子製造株式会社
コネクタ
21日前
富士電機株式会社
半導体装置
17日前
オムロン株式会社
リード線整列治具
17日前
トヨタバッテリー株式会社
二次電池
今日
日産自動車株式会社
電子機器
20日前
太陽誘電株式会社
コイル部品
17日前
株式会社デンソー
半導体装置
17日前
株式会社デンソー
半導体装置
17日前
株式会社村田製作所
二次電池
20日前
河村電器産業株式会社
接続装置
1日前
ローム株式会社
半導体発光装置
13日前
株式会社ダイフク
搬送車
20日前
マクセル株式会社
電気化学素子
17日前
続きを見る
他の特許を見る