TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2025017764
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-02-06
出願番号2023120984
出願日2023-07-25
発明の名称作業機械のオイル性状診断システムおよび作業機械のオイル性状診断方法
出願人株式会社小松製作所
代理人弁理士法人深見特許事務所
主分類F16N 29/00 20060101AFI20250130BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約【課題】オイル中の金属濃度、鉄濃度を常時監視可能な作業機械のオイル性状診断システムおよび作業機械のオイル性状診断方法を提供する。
【解決手段】オイル性状センサ1(1a、1b)は、オイルの物性値として少なくとも誘電率と抵抗値を検出する。コントローラ50は、オイル性状センサ1(1a、1b)により検出されたオイルの物性値とオイル中の金属濃度または鉄濃度との関係に基づき物性値からオイル中の金属濃度または鉄濃度を推定する。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
オイルの物性値として少なくとも誘電率および抵抗値を検出するオイル性状センサと、
オイルの前記物性値とオイル中の金属濃度との関係に基づき、前記オイル性状センサにより検出されたオイルの前記物性値からオイル中の金属濃度を推定するコントローラと、を備えた、作業機械のオイル性状診断システム。
続きを表示(約 880 文字)【請求項2】
前記金属濃度は、鉄、銅、クロム、アルミニウム、シリコンおよび鉛よりなる群から選ばれる1種以上の金属の合計の濃度である、請求項1に記載の作業機械のオイル性状診断システム。
【請求項3】
前記金属濃度は鉄濃度である、請求項2に記載の作業機械のオイル性状診断システム。
【請求項4】
前記コントローラには、オイルの前記物性値とオイル中の金属濃度との関係が予め記憶されている、請求項1に記載の作業機械のオイル性状診断システム。
【請求項5】
前記コントローラには、前記作業機械ごとに定められたオイル中の金属濃度の異常判定値が予め記憶されており、
前記コントローラは、推定された金属濃度と前記異常判定値に基づいてオイルの異常を判定する、請求項1に記載の作業機械のオイル性状診断システム。
【請求項6】
前記オイルは、作業機械の作動油またはエンジンオイルである、請求項1に記載の作業機械のオイル性状診断システム。
【請求項7】
オイルの物性値として少なくとも誘電率および抵抗値を検出するオイル性状センサと、
オイルの前記物性値とオイル中の鉄濃度との関係に基づき、前記オイル性状センサにより検出されたオイルの前記物性値からオイル中の鉄濃度を推定するコントローラと、を備えた、作業機械のオイル性状診断システム。
【請求項8】
オイルの物性値として少なくとも誘電率および抵抗値を取得するステップと、
オイルの前記物性値とオイル中の金属濃度との関係に基づき、取得されたオイルの前記物性値からオイル中の金属濃度を推定するステップと、を備えた、作業機械のオイル性状診断方法。
【請求項9】
オイルの物性値として少なくとも誘電率および抵抗値を取得するステップと、
オイルの前記物性値とオイル中の鉄濃度との関係に基づき、取得されたオイルの前記物性値からオイル中の鉄濃度を推定するステップと、を備えた、作業機械のオイル性状診断方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、作業機械のオイル性状診断システムおよび作業機械のオイル性状診断方法に関する。
続きを表示(約 1,100 文字)【背景技術】
【0002】
作業機械の稼働に利用されるオイルの性状を検出・分析することにより、作業機械における故障の予兆を把握することができる。たとえば特開2016-113819号公報(特許文献1)においては、センサで検出したオイル性状に基づいてオイル採取を伴うオイル分析が必要か否かが判別される。オイル分析が必要であると判別された場合、できるだけ速やかにオイル採取が実行され、オイルの分析がオイル分析会社により実行される。そして過去のオイル分析情報に基づいてオイルの異常が判定され、オイルの異常原因が特定される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2016-113819号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
作業機械においては、内部部品の異常摩耗などに基づく突発的な故障を予防するためにオイルの状態を常時監視したいとの要望がある。しかし特許文献1では、オイル分析会社でのオイル分析が必要であるため、オイルの状態を常時監視することはできない。
【0005】
本開示の目的は、オイル中の金属濃度、鉄濃度を常時監視可能な作業機械のオイル性状診断システムおよび作業機械のオイル性状診断方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の一の作業機械のオイル性状診断システムは、オイル性状センサと、コントローラとを備えている。オイル性状センサは、オイルの物性値として少なくとも誘電率および抵抗値を検出する。コントローラは、オイルの物性値とオイル中の金属濃度との関係に基づき、オイル性状センサにより検出されたオイルの物性値からオイル中の金属濃度を推定する。
【0007】
本開示の他の作業機械のオイル性状診断システムは、オイル性状センサと、コントローラとを備えている。オイル性状センサは、オイルの物性値として少なくとも誘電率および抵抗値を検出する。コントローラは、オイルの物性値とオイル中の鉄濃度との関係に基づき、オイル性状センサにより検出されたオイルの物性値からオイル中の鉄濃度を推定する。
【0008】
本開示の一の作業機械のオイル性状診断方法は以下のステップを有する。
【0009】
オイルの物性値として少なくとも誘電率および抵抗値が取得される。オイルの物性値とオイル中の金属濃度との関係に基づき、取得されたオイルの物性値からオイル中の金属濃度が推定される。
【0010】
本開示の他の作業機械のオイル性状診断方法は以下のステップを有する。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する
Flag Counter

関連特許

株式会社小松製作所
作業車両、およびブレード支持構造
3日前
株式会社小松製作所
識別システム、識別方法および作業車両
3日前
株式会社小松製作所
識別システム、識別方法および作業車両
3日前
株式会社小松製作所
積込機械の制御装置、積込機械の制御方法および遠隔操作システム
9日前
株式会社小松製作所
作業機械のオイル性状診断システムおよび作業機械のオイル性状診断方法
3日前
株式会社小松製作所
作業機械の制御システム、作業機械の制御方法および作業機械の遠隔操作システム
2日前
株式会社小松製作所
作業機械の制御システム、作業機械の制御方法および作業機械の遠隔操作システム
2日前
株式会社小松製作所
作業機械の制御システム、作業機械、作業機械の制御方法、及び作業機械の遠隔操作システム
3日前
個人
流路体
20日前
個人
クラッチ装置
24日前
個人
保持機
3か月前
個人
免震留具
2か月前
個人
振り子式免震装置
3か月前
個人
固着具と成形品部材
17日前
個人
ネジの緩み防止装置
3か月前
藤井電工株式会社
フック
3か月前
株式会社オンダ製作所
継手
2日前
個人
緩み防止ナット
4か月前
株式会社アイシン
駆動装置
20日前
カヤバ株式会社
緩衝器
1か月前
株式会社テイエルブイ
自動弁
3か月前
カヤバ株式会社
緩衝器
2か月前
カヤバ株式会社
緩衝器
1か月前
株式会社テイエルブイ
排気弁
4か月前
株式会社ミクニ
弁装置
3日前
株式会社ミクニ
弁装置
3日前
個人
配管用エルボカバー
4か月前
株式会社キッツ
逆止め弁
4か月前
カヤバ株式会社
緩衝装置
3日前
株式会社不二工機
電磁弁
4か月前
株式会社不二工機
電動弁
23日前
株式会社フジキン
バルブ
4か月前
株式会社ナベル
直動機構
2か月前
未来工業株式会社
固定体
2か月前
株式会社不二工機
電動弁
3か月前
株式会社不二工機
逆止弁
16日前
続きを見る