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公開番号
2025017759
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-02-06
出願番号
2023120972
出願日
2023-07-25
発明の名称
継杭溶接用防雨・防風ユニット
出願人
戸田建設株式会社
代理人
個人
主分類
B23K
9/32 20060101AFI20250130BHJP(工作機械;他に分類されない金属加工)
要約
【課題】様々な杭径に対応でき、確実に風雨を防ぐことができるようにする。
【解決手段】本管3の両側にそれぞれ軸方向に沿って延びる継手管4が備えられた鋼管矢板2の継杭溶接作業時に設置される継杭溶接用防雨・防風ユニット1である。各継手管4に外嵌された状態で固定される継手管固定治具5と、帯状のバンド帯からなり、一方の端部が一方の継手管固定治具5に支持されるとともに、他方の端部が他方の継手管固定治具5に支持されることにより、本管3の両側に配置された継手管固定治具5、5間をそれぞれ本管3の外周に沿って配置される長さ調整可能な固定バンド6と、各継手管固定治具5付近において周囲に広がる板状屋根材7と、両側部が各板状屋根材7、7に固定されるとともに、内側端部が固定バンド6に固定されるシート状屋根材8と、板状屋根材7及びシート状屋根材8の先端から垂下され、本管3の周囲を囲う側面被覆材9とを備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
本管の両側にそれぞれ軸方向に沿って延びる継手管が備えられた鋼管矢板の継杭溶接作業時に設置される継杭溶接用防雨・防風ユニットであって、
略C字状に形成され、各継手管に外嵌された状態で固定される継手管固定治具と、
帯状のバンド帯からなり、一方の端部が一方の前記継手管固定治具に支持されるとともに、他方の端部が他方の前記継手管固定治具に支持されることにより、前記本管の両側に配置された前記継手管固定治具間をそれぞれ前記本管の外周に沿って配置される長さ調整可能な固定バンドと、
前記継手管固定治具に固定され、各継手管固定治具付近において周囲に広がる板状屋根材と、
両側部が各板状屋根材に固定されるとともに、内側端部が前記固定バンドに固定されるシート状屋根材と、
前記板状屋根材及びシート状屋根材の先端から垂下され、前記本管の周囲を囲う側面被覆材と、を備えることを特徴とする継杭溶接用防雨・防風ユニット。
続きを表示(約 630 文字)
【請求項2】
前記継手管固定治具は、クリップ式のロック機構により、前記継手管にワンタッチで装着可能となっている請求項1記載の継杭溶接用防雨・防風ユニット。
【請求項3】
前記継手管固定治具の端部に、前記固定バンドが挿通可能な挿通部が設けられており、
前記固定バンドの端部を前記挿通部に挿通し折り返した状態で、前記固定バンド同士が面ファスナーで固定されることにより、前記固定バンドの長さ調整が可能となっている請求項1記載の継杭溶接用防雨・防風ユニット。
【請求項4】
前記固定バンドの前記本管との密着面に、吸水シートが配置されている請求項1記載の継杭溶接用防雨・防風ユニット。
【請求項5】
前記板状屋根材は、前記継手管固定治具に対し、マグネット及びねじのいずれか又は両方で固定されている請求項1記載の継杭溶接用防雨・防風ユニット。
【請求項6】
前記シート状屋根材は、前記板状屋根材及び固定バンドに対しそれぞれ、面ファスナー及びボタンのいずれかにより固定されている請求項1記載の継杭溶接用防雨・防風ユニット。
【請求項7】
前記側面被覆材は、透明の防炎シートからなる請求項1記載の継杭溶接用防雨・防風ユニット。
【請求項8】
前記側面被覆材の一部に、作業員が出入り可能な開閉式の扉が設けられている請求項1記載の継杭溶接用防雨・防風ユニット。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、鋼管矢板の継杭溶接時における降雨及び風などを防ぐための防雨・防風ユニットに関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
従来より、構造物の基礎杭や土留め壁、防波堤、防潮堤、防砂堤、護岸や岸壁などを構成するために、鋼管杭や鋼管矢板などが用いられている。前記鋼管矢板は、本管の両側にそれぞれ軸方向に沿って延びる継手管が設けられたものであり、隣り合う鋼管矢板間が継手構造を介して連結されることにより連続鋼管矢板壁を構成するものである。前記鋼管杭や鋼管矢板は、地中に貫入した鋼管杭や鋼管矢板の上端部に、次の鋼管杭や鋼管矢板の下端部を施工現場で溶接して順次継ぎ足し(継杭)することにより、所定の長さに形成される。
【0003】
前記鋼管杭や鋼管矢板の継杭溶接作業は、施工現場の露天環境下で行われるため、溶接中の急な降雨に伴う作業中断や風による溶接品質の低下など、天候による影響を受けやすい。
【0004】
このような天候の変化に対する対策として、下記特許文献1~3には、溶接箇所に防雨屋根を設置する方法が開示されている。これらの防雨屋根を設置する手順は、概ね次の通りである。継杭溶接部の上部に、杭を滴り落ちる水滴を止める止水バンドを巻き付けた後、この止水バンドの近傍に、作業部への雨滴の落下を防止する傘を取り付け、その後、必要に応じて風雨を防ぐ側面養生シートを傘の周縁に取り付ける。
【0005】
また、継杭溶接部への風雨を防止する従来の技術として、継杭溶接部の周囲を四角く囲うように、風よけ用の側部シート壁を設置する方法もある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
実開平5-64223号公報
実用新案登録第3028128号公報
特開2022-123315号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、上記特許文献1~3に記載される手段は以下の欠点がある。
・現場で対象となる杭径が様々であるため、その杭径に適合する多種の止水バンドや傘が必要となる。
・これらの文献ではいずれも鋼管杭を対象にしており、本管の両側に継手管を備えた鋼管矢板の場合には適用できない。
【0008】
また、風よけ用の側部シート壁を設置する方法では、横風に対しては効果があるが、上部から吹き込む風や降雨に対しては効果がない。
【0009】
そこで本発明の主たる課題は、様々な杭径に対応でき、確実に風雨を防ぐことができる継杭溶接用防雨・防風ユニットを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0010】
前記課題を解決するために請求項1に係る本発明として、本管の両側にそれぞれ軸方向に沿って延びる継手管が備えられた鋼管矢板の継杭溶接作業時に設置される継杭溶接用防雨・防風ユニットであって、
略C字状に形成され、各継手管に外嵌された状態で固定される継手管固定治具と、
帯状のバンド帯からなり、一方の端部が一方の前記継手管固定治具に支持されるとともに、他方の端部が他方の前記継手管固定治具に支持されることにより、前記本管の両側に配置された前記継手管固定治具間をそれぞれ前記本管の外周に沿って配置される長さ調整可能な固定バンドと、
前記継手管固定治具に固定され、各継手管固定治具付近において周囲に広がる板状屋根材と、
両側部が各板状屋根材に固定されるとともに、内側端部が前記固定バンドに固定されるシート状屋根材と、
前記板状屋根材及びシート状屋根材の先端から垂下され、前記本管の周囲を囲う側面被覆材と、を備えることを特徴とする継杭溶接用防雨・防風ユニットが提供される。
(【0011】以降は省略されています)
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