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公開番号2025007785
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-17
出願番号2023109408
出願日2023-07-03
発明の名称板状接続部材及び板状接続部材を用いたセグメント継手
出願人戸田建設株式会社,日本ヒューム株式会社
代理人あいわ弁理士法人
主分類E21D 11/04 20060101AFI20250109BHJP(地中もしくは岩石の削孔;採鉱)
要約【課題】セグメントに強固に定着されており、セグメント同士の連結強度を高める板状接続部材及びその板状接続部材を用いたセグメント継手を提供すること。
【解決手段】他のセグメント継手に係合させる係合部と、セグメントに埋設されるアンカー部とを備えるセグメント継手に用いる板状接続部材100であって、板状部101と、板状部101の縦方向一方端部の厚み方向に対向する厚み方向側面から各々突出する一対の一方突条部102とを備え、一方突条部102は、縦方向他方端部側に向いて面するとともに板状部101の厚み方向側面から離れるにしたがって縦方向他方端部側に傾斜する一方傾斜面部1020を有し、一方傾斜面部1020が前記アンカー部に用いられる。
【選択図】図9
特許請求の範囲【請求項1】
他のセグメント継手に係合させる係合部と、セグメントに埋設されるアンカー部とを備えるセグメント継手に用いる板状接続部材であって、
前記板状接続部材は、
縦方向と横方向に広がり厚み方向に厚さを有するとともに、前記縦方向における一方の端部である縦方向一方端部と、前記縦方向における他方の端部である縦方向他方端部とを有する板状部と、
前記板状部の前記縦方向一方端部の前記厚み方向に対向する厚み方向側面から各々突出する一対の一方突条部と、を備え、
前記一方突条部は、前記縦方向他方端部側に向いて面するとともに前記板状部の前記厚み方向側面から離れるにしたがって前記縦方向他方端部側に傾斜する一方傾斜面部を有し、
前記一方傾斜面部が前記アンカー部に用いられる
ことを特徴とする板状接続部材。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
他のセグメント継手に係合させる係合部と、セグメントに埋設されるアンカー部とを備えるセグメント継手に用いる板状接続部材であって、
前記板状接続部材は、
縦方向と横方向に広がり厚み方向に厚さを有する板状部と、
前記板状部の前記縦方向における一方の端部である縦方向一方端部の前記厚み方向に対向する厚み方向側面から各々突出する一対の一方突条部と、
前記板状部の前記縦方向における他方の端部である縦方向他方端部の前記厚み方向に対向する厚み方向側面から各々突出する一対の他方突条部と、を備え、
前記一方突条部は、前記縦方向他方端部側に向いて面するとともに前記板状部の前記厚み方向側面から離れるにしたがって前記縦方向他方端部側に傾斜する一方傾斜面部を有し、
前記他方突条部は、前記縦方向一方端部側に向いて面するとともに前記板状部の前記厚み方向側面から離れるにしたがって前記縦方向一方端部側に傾斜する他方傾斜面部を有し、
前記一方傾斜面部と前記他方傾斜面部のうちいずれか一方が前記係合部に用いられるとともに、いずれか他方が前記アンカー部に用いられる
ことを特徴とする板状接続部材。
【請求項3】
前記一方傾斜面部と前記他方傾斜面部とは、前記一方傾斜面部と前記他方傾斜面部との前記厚み方向側面から同じ離間距離の箇所における前記横方向の辺が、前記板状部の縦方向中心線について対称である位置関係である
ことを特徴とする請求項2に記載の板状接続部材。
【請求項4】
前記一方傾斜面部と前記他方傾斜面部とは、前記一方傾斜面部と前記他方傾斜面部との前記厚み方向側面から同じ離間距離の箇所における前記横方向の辺が平行である
ことを特徴とする請求項2に記載の板状接続部材。
【請求項5】
請求項2乃至4のうちいずれか1項に記載の板状接続部材を用いたセグメント継手であって、
前記板状接続部材の一つを、雄側セグメント継手として使用し、
前記板状接続部材の二つを、前記一方突条部同士または前記他方突条部同士が対向するように配置して雌側セグメント継手として使用し、
前記雄側セグメント継手の前記一方傾斜面部と前記他方傾斜面部のうちいずれか一方と、前記雌側セグメント継手の前記一方傾斜面部と前記他方傾斜面部のうちいずれか一方とが、係合して前記係合部を形成する
ことを特徴とするセグメント継手。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、シールドトンネルの施工において、セグメント同士を連結するのに用いる板状接続部材及び板状接続部材を用いたセグメント継手に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
セグメントの接合構造として、接合すべき両セグメントにおけるセグメント間継手として、いわゆるフック継手を設け、このセグメント間の一方のセグメントの接合面に設けた継手係止部(一例としてメス部)に他方セグメントの接合面に設けた継手係止部(一例としてオス部)をトンネル軸方向へ移動させることにより、各セグメントにおけるセグメント間の接合を行う接合構造が知られている(特許文献1)。
【0003】
特許文献1は、断面略C字状とすべく板体状の基部を二枚離した位置に配した雌型継ぎ手と、略T字状とすべく板体状の基部を二枚近接位置に配した雄型継ぎ手とを用い、略C字状とした雌型継ぎ手のスリットに雄型継ぎ手の二枚の基部が入り込み両継ぎ手の係止部が互いに係止することで、両セグメントを連結して接合するものである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2000-328889号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上記特許文献1に記載のようなセグメントの接合構造は、雌型継ぎ手及び雄型継ぎ手の基部に棒材で構成したアンカー部が取り付けられ、このアンカー部の引張力の加わる雌型継ぎ手及び雄型継ぎ手のセグメントに対する定着性の向上が期待される場合がある。
【0006】
本発明が解決しようとする課題は、セグメントに強固に定着されており、セグメント同士の連結強度を高める板状接続部材及びその板状接続部材を用いたセグメント継手を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本願請求項1に係る発明は、他のセグメント継手に係合させる係合部と、セグメントに埋設されるアンカー部とを備えるセグメント継手に用いる板状接続部材であって、前記板状接続部材は、縦方向と横方向に広がり厚み方向に厚さを有するとともに、前記縦方向における一方の端部である縦方向一方端部と、前記縦方向における他方の端部である縦方向他方端部とを有する板状部と、前記板状部の前記縦方向一方端部の前記厚み方向に対向する厚み方向側面から各々突出する一対の一方突条部と、を備え、前記一方突条部は、前記縦方向他方端部側に向いて面するとともに前記板状部の前記厚み方向側面から離れるにしたがって前記縦方向他方端部側に傾斜する一方傾斜面部を有し、前記一方傾斜面部が前記アンカー部に用いられることを特徴とする板状接続部材である。
【0008】
本願請求項2に係る発明は、他のセグメント継手に係合させる係合部と、セグメントに埋設されるアンカー部とを備えるセグメント継手に用いる板状接続部材であって、前記板状接続部材は、縦方向と横方向に広がり厚み方向に厚さを有する板状部と、前記板状部の前記縦方向における一方の端部である縦方向一方端部の前記厚み方向に対向する厚み方向側面から各々突出する一対の一方突条部と、前記板状部の前記縦方向における他方の端部である縦方向他方端部の前記厚み方向に対向する厚み方向側面から各々突出する一対の他方突条部と、を備え、前記一方突条部は、前記縦方向他方端部側に向いて面するとともに前記板状部の前記厚み方向側面から離れるにしたがって前記縦方向他方端部側に傾斜する一方傾斜面部を有し、前記他方突条部は、前記縦方向一方端部側に向いて面するとともに前記板状部の前記厚み方向側面から離れるにしたがって前記縦方向一方端部側に傾斜する他方傾斜面部を有し、前記一方傾斜面部と前記他方傾斜面部のうちいずれか一方が前記係合部に用いられるとともに、いずれか他方が前記アンカー部に用いられることを特徴とする板状接続部材である。
【0009】
本願請求項3に係る発明は、前記一方傾斜面部と前記他方傾斜面部とは、前記一方傾斜面部と前記他方傾斜面部との前記厚み方向側面から同じ離間距離の箇所における前記横方向の辺が、前記板状部の縦方向中心線について対称である位置関係であることを特徴とする請求項2に記載の板状接続部材である。
【0010】
本願請求項4に係る発明は、前記一方傾斜面部と前記他方傾斜面部とは、前記一方傾斜面部と前記他方傾斜面部との前記厚み方向側面から同じ離間距離の箇所における前記横方向の辺が平行であることを特徴とする請求項2に記載の板状接続部材である。
(【0011】以降は省略されています)

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