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公開番号2025011011
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-23
出願番号2023192343
出願日2023-11-10
発明の名称TBM主駆動可視化潤滑装置及びその使用方法
出願人中交第二公路工程局有限公司
代理人個人
主分類E21D 9/06 20060101AFI20250116BHJP(地中もしくは岩石の削孔;採鉱)
要約【課題】TBM主駆動可視化潤滑装置及びその使用方法を開示する。
【解決手段】機能機構1は、第1シールケース、第2シールケース、位置制限部材を含む。使用時には、第1シールケースと第2シールケースを既存のTBM駆動外部に被装することができ、さらに位置制限リングを回転することにより、接続棒に支持された状態で延出管の使用位置を移動調節することができ、さらに延出管が弾性貼付ブロックに合わせて既存のTBM設備内壁に押圧して貼合するようにし、設備を容易かつ安定的に設置できるようにし、さらに実際の既存のTBM駆動内部の駆動ギヤとリングギヤの仕様に基づいて、適当な直径の距離増大リングを選択する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
TBM主駆動可視化潤滑装置であって、
機能機構(1)を有し、前記機能機構(1)は、第1シールケース(101)、第2シールケース(120)、位置制限部材を含み、前記第2シールケース(120)の一端は第1シールケース(101)内部まで延在し、前記第1シールケース(101)の片側の外表面には液量測定枠(105)が固定的に接続され、前記第1シールケース(101)の片側の外表面には導液管(103)、注液管(106)及び排液管(107)が貫通され、前記導液管(103)の一端には透明管(104)が連通接続され、前記透明管(104)の一端は液量測定枠(105)内部まで延在し、前記第1シールケース(101)の片側の内表壁には回転ディスク(109)が回動可能に接続され、前記回転ディスク(109)の片側の外表面にはシールリング(110)が固定的に接続され、前記シールリング(110)の外表面には接続ディスク(111)が被装され、前記接続ディスク(111)の片側の外表面には貼り付けリング(112)が固定的に接続され、前記位置制限部材は回転ディスク(109)に設けられており、
支持機構(2)を有し、前記支持機構(2)は、第1シールケース(101)に設けられ、前記支持機構(2)は共に複数組設けられ、各組の前記支持機構(2)はいずれも接続棒(201)を含み、前記接続棒(201)の外表面には位置制限リング(202)が螺着され、前記接続棒(201)の外表面には延出管(203)が摺動可能に被装され、前記延出管(203)の一端には、弾性貼付ブロック(204)が回動可能に接続されていることを特徴とするTBM主駆動可視化潤滑装置。
続きを表示(約 2,300 文字)【請求項2】
前記注液管(106)の一端には注液逆止弁が連通接続され、前記排液管(107)の一端には制御弁が連設されていることを特徴とする請求項1に記載のTBM主駆動可視化潤滑装置。
【請求項3】
前記第2シールケース(120)と第1シールケース(101)はボルト固定を介して固定的に接続され、前記第1シールケース(101)の外表面には複数の接続管(102)が等間隔に固定的に接続され、各前記接続管(102)と対応する接続棒(201)はそれぞれ螺着されていることを特徴とする請求項2に記載のTBM主駆動可視化潤滑装置。
【請求項4】
前記位置制限部材は取付枠(113)を含み、前記取付枠(113)の両側対向内表壁の間にはねじ付きパイプ(114)が回転可能に接続され、前記ねじ付きパイプ(114)の内部には移動可能なねじ付きロッド(115)が螺着され、前記ねじ付きパイプ(114)の外表面にはウォームギヤが被装され、前記取付枠(113)の片側の内表壁にはウォーム(117)が回転可能に接続され、前記ウォーム(117)はウォームギヤと噛合し、前記ウォーム(117)の外表面には連動ギアが被装されていることを特徴とする請求項3に記載のTBM主駆動可視化潤滑装置。
【請求項5】
前記取付枠(113)の底部にはシリンダ(119)が固定的に接続され、前記シリンダ(119)の出力端は取付枠(113)内部まで延在し、前記シリンダ(119)の出力端にはラック(118)が固定的に接続され、前記ラック(118)と連動ギアとが噛合されていることを特徴とする請求項4に記載のTBM主駆動可視化潤滑装置。
【請求項6】
前記移動可能なねじ付きロッド(115)の一端には係止ブロック(116)が固定的に接続され、前記係止ブロック(116)の底部はシールリング(110)と接続ディスク(111)を摺動貫通することを特徴とする請求項5に記載のTBM主駆動可視化潤滑装置。
【請求項7】
前記第1シールケース(101)の片側の内表壁においてかつエッジに沿って、複数の回転軸(108)が等間隔に回転可能に接続され、各前記回転軸(108)の片側の外表面には複数のカップリング(123)が固定的に接続され、各前記回転軸(108)の外表面には、複数の距離増大リングが順次被装されていることを特徴とする請求項6に記載のTBM主駆動可視化潤滑装置。
【請求項8】
前記第2シールケース(120)の片側の内表壁においてかつエッジに沿って、複数の当接ディスク(121)が等間隔に回動可能に接続されていることを特徴とする請求項7に記載のTBM主駆動可視化潤滑装置。
【請求項9】
前記第2シールケース(120)の片側の外表面には防滴リング(122)が螺着されていることを特徴とする請求項8に記載のTBM主駆動可視化潤滑装置。
【請求項10】
請求項1~9のいずれか1項に記載のTBM主駆動可視化潤滑装置に適用することを特徴とするTBM主駆動可視化潤滑装置の使用方法であって、
第1シールケース(101)と第2シールケース(120)を既存のTBM駆動外部に被装することができ、さらに位置制限リング(202)を回転することにより、接続棒(201)に支持された状態で延出管(203)の使用位置を移動調節することができ、さらに延出管(203)が弾性貼付ブロック(204)に合わせて既存のTBM設備内壁に押圧して貼合するようにし、さらに実際の既存のTBM駆動内部の駆動ギヤとリングギヤの仕様に基づいて、適当な直径の距離増大リングを選択し、さらに既存のTBM駆動の駆動ギヤを対応する距離増大リングの外表面に被装するとともに、既存のTBM駆動のリングギヤを接続ディスク(111)の外表面に被装し、かつ接続ディスク(111)を介して既存TBMのカッタディスクの一端と強固に接続する取り付けステップS1と、
カップリング(123)を介して回転軸(108)を既存のTBM駆動のモータ装置の出力端と強固に接続することができ、さらに既存のTBM駆動のモータ装置がカップリング(123)、回転軸(108)及び距離増大リングを介して既存のTBM駆動の駆動ギヤを回転させることができ、さらに既存のTBM駆動の駆動ギヤが既存のTBM駆動のリングギヤを回転させることができ、回転する既存のTBMのリングギヤが接続ディスク(111)を回転させることができ、さらに接続ディスク(111)が既存のTBMのカッターディスクを回転させることができ、既存のTBMが正常に掘削して使用できるようになるとともに、貼り付けリング(112)と防滴リング(122)の押出貼合及びシールリング(110)と接続ディスク(111)の遮断下で、第1シールケース(101)と第2シールケース(120)の内部に密閉空間が形成され、さらに設備に潤滑液体の貯蔵を効率的に行うことができると同時に、注液管(106)を通じて密閉空間内部に潤滑液体を効果的に注入し続けることができ、潤滑液の注入が進むにつれて、透明管(104)を通じて既存のTBM駆動部分の潤滑液体の含有量の観察を容易に直感的に行うことができ、さらに、排液管(107)と注液管(106)により密閉空間内部の潤滑液体の含有量を動的に維持することができ、さらに潤滑液体は既存のTBM駆動部位に対して効率的な放熱及び潤滑処理を効果的に行うことができ、既存のTBM駆動部位の摩耗を回避することができる使用調節S2と、を含むことを特徴とするTBM主駆動可視化潤滑装置の使用方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は施工設備の技術分野に属し、具体的にはTBM主駆動可視化潤滑装置及びその使用方法に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
TBMはトンネル掘進機と呼ばれ、中国での応用と発展はすでに60年近くの歴史があり、鉄道トンネル、水利トンネル、都市地下鉄などの業界に広く応用されているが、近年では傾斜立坑TBM、立坑TBM、小型TBM、超大口径TBM、複合型TBM、不規則な断面TBMなどの新型TBMもすでに研究開発されて応用を開始し、応用分野において長足の進歩を遂げており、良い技術を開発すれば世の中に普及する。
【0003】
しかし、従来技術では、既存のTBM駆動はスプレー式で潤滑されていることが多いが、既存のTBM駆動内部には実際には少量の潤滑油しか残っておらず、同時に掘進中にのみ既存のTBM駆動の回転部材に潤滑処理を行うことができ、実際の掘進中には既存のTBM駆動の内部油量の有効な観察を常に能動的に行うことができず、さらに既存のTBM駆動の内部油量が少なすぎる場合、既存のTBM駆動内部の機能部品の過度な摩耗を招き、既存の潤滑機能部品の構造が比較的に固定され、さらに既存の摩耗後の機能部品の交換が不便になり、さらに設備の実際の使用効果がよくなるとともに、全体の掘削作業効率に影響を与える。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0004】
本願の目的は、既存のTBM駆動の機能部を十分に潤滑し、放熱することができるとともに、潤滑油量の観察を瞬間的に直観的に行うことができ、同時に既存のTBM駆動の機能部材のメンテナンスや交換を容易にすることができるTBM主駆動可視化潤滑装置及びその使用方法を提供することにある。
【0005】
本発明が採用する技術案は以下の通りであり、TBM主駆動可視化潤滑装置であって、
機能機構を有し、前記機能機構は、第1シールケース、第2シールケース、位置制限部材を含み、前記第2シールケースの一端は第1シールケース内部まで延在し、前記第1シールケースの片側の外表面には液量測定枠が固定的に接続され、前記第1シールケースの片側の外表面には導液管、注液管及び排液管が貫通され、前記導液管の一端には透明管が連通接続され、前記透明管の一端は液量測定枠内部まで延在し、前記第1シールケースの片側の内表壁には回転ディスクが回動可能に接続され、前記回転ディスクの片側の外表面にはシールリングが固定的に接続され、前記シールリングの外表面には接続ディスクが被装され、前記接続ディスクの片側の外表面には貼り付けリングが固定的に接続され、前記位置制限部材は回転ディスクに設けられており、
支持機構を有し、前記支持機構は、第1シールケースに設けられ、前記支持機構は共に複数組設けられ、各組の前記支持機構はいずれも接続棒を含み、前記接続棒の外表面には位置制限リングが螺着され、前記接続棒の外表面には延出管が摺動可能に被装され、前記延出管の一端には、弾性貼付ブロックが回動可能に接続されている。
【0006】
ここで、前記注液管の一端には注液逆止弁が連通接続され、前記排液管の一端には制御弁が連設されている。
【0007】
ここで、前記第2シールケースと第1シールケースはボルト固定を介して固定的に接続され、前記第1シールケースの外表面には複数の接続管が等間隔に固定的に接続され、各前記接続管と対応する接続棒はそれぞれ螺着されている。
【0008】
ここで、前記位置制限部材は取付枠を含み、前記取付枠の両側対向内表壁の間にはねじ付きパイプが回転可能に接続され、前記ねじ付きパイプの内部には移動可能なねじ付きロッドが螺着され、前記ねじ付きパイプの外表面にはウォームギヤが被装され、前記取付枠の片側の内表壁にはウォームが回転可能に接続され、前記ウォームはウォームギヤと噛合し、前記ウォームの外表面には連動ギアが被装されている。
【0009】
ここで、前記取付枠の底部にはシリンダが固定的に接続され、前記シリンダの出力端は取付枠内部まで延在し、前記シリンダの出力端にはラックが固定的に接続され、前記ラックと連動ギアとが噛合されている。
【0010】
ここで、前記移動可能なねじ付きロッドの一端には係止ブロックが固定的に接続され、前記係止ブロックの底部はシールリングと接続ディスクを摺動貫通する。
(【0011】以降は省略されています)

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